概要
同人漫画家・pixivユーザーである矢野トシノリ氏による漫画作品『防御力ゼロの嫁』シリーズのスピンオフ作品。
同作の主人公である高坂夫妻の上司・鶴瀬真咲が主役のオフィスラブコメディ作品。
なおスピンオフ作品ということもあり、『防御力ゼロの嫁』シリーズのキャラクターも登場している。
(確認出来るだけで高坂夫妻や志木まどか、富士見野くんが登場。)
商業化もされており、単行本は電撃コミックスEX(KADOKAWA)より刊行されている。なお、同人版では前作同様際どい描写も引き続き描かれており、ウェブ上に掲載されている一部コンテンツは有料となる。
主要登場人物
鶴瀬真咲(つるせ まさき)
CV:浅木式
『ゼロの嫁』主人公・高坂朱里夫妻が独身時代から務めていた会社の上司で、役職は部長。32歳独身で彼氏いない歴=年齢。
ぱっと見は眼力強めで威厳のある態度やオーラ・口調から「近寄りがたい謹厳な人物」と見られがちだが優しい心根の持ち主でもあり、朱里の夫・攻輝が朱里と子供たちの為に育休を申請してきた際も、申請自体はすんなり受理するとともに、「男性が育休を取ることによる周囲の風評」や「手当は出るけど手取り総額は減る」などのデメリット、夫婦間で同意が取れているかもきちんと説明し、それでも申請するかどうか攻輝に意思確認をし、その上で「それでなお社内で攻輝に文句を言うような輩がいても、私が抑えるから心配するな(意訳)」と言ってみせるなど、力強く誠実にフォローしている。
仕事中は気が張って厳しくなってしまい、怖がられてしまうが、それをきっかけに怖がられないよう努力している(もっとも現状は「当人の心がけ」レベルにしかなっておらず、まだまだ周囲からは険しい高嶺の花状態だが…)。
職場では上記の通りに「謹厳で真面目一本槍の近寄りがたいお姉さん」という風情だが、プライベートではかなりの可愛いもの好きであり、コスプレも(練度も、持ち衣装の数も)ひとかど以上のレベルである。
なお、上記の仕事場でのイメージを崩したくないこともあり、職場ではそれをひた隠しにしていたが…。
月輪秀(つきのわ しゅう)
真咲が部長を務める部署に配属された中途入社の新人。26歳のメカクレ。
彼の仕事のデータを見た真咲からは、進め方に遅滞もなく、見どころアリと評価されている。
配属からこちら歓迎会を行っていなかったことについて、それで悩んでいた真咲が気晴らしにプライベートで服を買って満面の笑みで出てきたところを見てしまい、その件で真咲に声をかけたことをきっかけに、(それを黙っててもらおうとした)真咲に、サシ飲みやお出かけに誘われることになり…。
月輪優(つきのわ ゆう)
秀の2歳上の姉。
中学時代ストーカー被害に遭い、そのせいで弟が怪我をした負い目から過保護になりがち。
少しでも自分を強く見せようと伸ばしていた髪をショートカットにした他、スカジャンを普段着としている。
職業は漫画家で、「月並夕飯」のペンネームでヤンキー×お嬢様の百合を描いている。
鶴瀬真琴(つるせ まこと)
真咲の兄。
最近まで定職に就かずニート同然の生活をしていたが、優のアシスタントとして交流するうちに人生を見つめ直し、親が経営する大企業に就職した。