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さなコン2

さなこんに

公式企画「第2回日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト」および「第2回 日本SF作家クラブの小さなマンガコンテスト」の際に必要となるタグ。
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マンガ『第2回日本SF作家クラブの小さなマンガコンテスト』編集

イベント概要編集

『第2回日本SF作家クラブの小さなマンガコンテスト』とは、2022年11月1日(火)より始まったpixiv公式企画である。


応募期間編集

2022年11月1日(火)〜2022年12月15日(木) 23:59


関連タグ編集

さなコン


企画概要編集

▼企画目録

https://www.pixiv.net/artworks/102422664

「第2回 日本SF作家クラブの小さなマンガコンテスト」開催


▼応募作品一覧ページ

https://www.pixiv.net/contest/sanacon_manga2



小説『第2回日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト』編集

イベント概要編集

『第2回日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト』とは、2022年4月28日(木)より始まったpixiv公式企画である。


応募期間編集

2022年4月28日(木)〜2022年6月5日(日) 23:59


関連タグ編集

さなコン


企画概要編集

▼企画目録

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17477636

「第2回日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト」開催
pixiv事務局pixiv事務局
4月28日(木)より、「第2回日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト」略して「さなコン2」を開催します。 本コンテストでは、さまざまな非日常をテーマとした作品を募集します。スコシフシギ、スバラシクフシギ、SFマインドやファンタジー感に溢れた新しい世界を見せてくれる作品をお待ちしております。 今回のテーマは「共通書き出し or 共通書き終わり」。 日本SF作家クラブが提案する下記の文章を書き出しの文もしくは書き終わりの文として、自由に執筆し10,000文字以内の短編小説にしてください。 --------------------------------------- そうして人類は永遠の眠りについた。 --------------------------------------- 一次選考を通過した全作品に対して、選考を担当した日本SF作家クラブ会員からのフィードバックコメントが贈られます。 ▼特別審査員 ・森下一仁先生 『「希望」という名の船にのって』『思考する物語』 「脳内に浮かぶ自分だけの思いつきが物語という形式をとることでみんなと共有できるものになります。ぜひとも、その喜びを味わってください。」 ▼最終選考審査員 ・秋永真琴先生 『眠り王子と幻書の乙女』『怪物館の管理人』 「流行や傾向を気にしなくていいし、めちゃくちゃ追究してもいい。自分が面白いと思う小説を存分に書いてください。面白く読ませていただきます。」 ・カルロ・ゼン先生 『幼女戦記』『ヤキトリ』 「眠り方ぐらいは人類も選べるかもしれないですし、選べないからこその物語もあるのかなと楽しみです。どうぞ、よろしくお願いいたします。」 ・高野史緒先生 第58回江戸川乱歩賞受賞『カラマーゾフの妹』 「テクニカルなものから素直な感受性をストレートに表現したものまで、いろんな作品に出合いたいです。」 ▼二次選考審査員 青木和先生 揚羽はな先生 池澤春菜先生 榎木洋子先生 榎本秋先生 立原透耶先生 飛浩隆先生 林譲治先生 三瀬弘泰先生 渡邊利道先生 ▼日本SF作家クラブとは 1963年発足。日本SF大賞の企画・運営などを通し、日本のSFおよびファンタジー分野に関する文化・芸術の振興を目的として活動する団体です。 日本SF作家クラブ公式FANBOX https://sfwj.fanbox.cc/ にて、本コンテストの様子も紹介予定です。 【応募期間】 2022年4月28日(木)〜2022年6月5日(日) 23:59 【受賞賞品】 ■日本SF作家クラブ賞 1名 賞品:日本SF作家クラブ特別ノベルティ(非売品)/日本SF作家クラブ会員による講評 ■特別審査員賞 1名 賞品:森下一仁先生サイン入り書籍/森下一仁先生による講評 ■審査員賞 若干名 審査員の先生方が注目した作品を選出します。 賞品:作品を選出した先生による講評 【テーマ】 共通の書き出しから発展した小説、もしくは共通の文章で完結するオリジナル小説を募集します。表現内容、細かい設定などは問いません。 下記の文章を作品の最初の一文、もしくは最後の一文とした1万文字以内の小説を執筆してください。この文章は改変せず、そのまま作中で使用してください。 —---------------- そうして人類は永遠の眠りについた。 —---------------- 【投稿形式】 ・参加タグ:さなコン2 ・形式:小説 ・文字数:10,000文字以内(pixivの投稿画面・作品画面上の表示を基準とします。シリーズ形式で投稿する場合、シリーズ全体で10,000文字以内としてください) ・投稿数:1点以上、複数作品の投稿可能(ただし、同じ作品を複数投稿することはできません) ・表現内容:オリジナル作品 ・年齢制限:全年齢 ・pixivでの公開範囲:全体に公開 ・作品の言語:日本語 ※シリーズのあらすじ、もしくは作品のキャプションのどちらかに結末までの概要が分かるあらすじを記載してください。あらすじの分かりやすさも選考の対象となります。 ※一シリーズの中の一部作品で参加することはできません。シリーズの一話目に参加タグをつけてシリーズ全体で参加するか、シリーズに所属していない読み切り作品で参加してください。 ※シリーズ形式での作品を投稿する場合、最初の作品の冒頭か、最後の作品の末尾にテーマの一文を使用してください。 ※未完結の作品もご応募いただけます。未完結の場合、「未完結」タグを設定してください。 ※応募作品は、未発表のもの、オリジナルのもの、ご自身に著作権があるものに限らせていただきます。 ※応募作品は選考結果発表まで削除・非公開化などを行わないでください。また、受賞作品については選考結果発表後も削除・非公開化などを行わないでください。 ※シリーズ形式での応募の場合、シリーズの1話にのみ参加タグを設定してください。同一シリーズの2話以降に参加タグを設定する必要はありません。 【参加資格】 pixivのユーザーであって、本応募要項すべてに同意された個人(企業またはおよび複数の方による共同作品は参加できません) ※未成年の方は、本応募要項への保護者の同意を得た上でご参加ください。 ※本コンテストに投稿いただくことにより、応募要項に記載されている注意事項に同意いただいたものとみなします。 詳細は、コンテストページの応募要項をご確認ください。 みなさまからのご応募お待ちしております。 ◆コンテストページ https://www.pixiv.net/novel/contest/sanacon2 ◆pixiv小説編集部Twitter https://twitter.com/pixiv_shosetsu


▼応募作品一覧ページ

https://www.pixiv.net/novel/contest/sanacon2


受賞作品編集

日本SF作家クラブ賞編集

化けタヌキは眠らない
ayaaya
日本SF作家クラブとpixiv主催の「小さな小説コンテスト」で日本SF作家クラブ賞をいただきました! 「そうして人類は永遠の眠りについた。」という書き出しから小説を書くというコンテストでした。 以下ネタバレありのあらすじです↓ 現代の日本、タヌキたちは人型をとって人間社会に紛れて暮らしていた。人間たちが次々と昏睡状態に陥る奇病が発生し、気づけば人類すべてが寝てしまうという非常事態となった。人あらざるものであるタヌキ、キツネ、鬼、寄生虫は会議を開き、人間を目覚めさせるかどうか議論を行うが、立場が異なるうえにタヌキ界の重鎮の懐古主義により議論は踊り、事態は進展しなかった。 若いメスタヌキである清美は母タヌキと2代続けて人間社会で人型をとって生きてきた。清美は会議の内容を聞くうちに、人間の昏睡状態が狸寝入りの症状と似ていることに気が付く。狸寝入りの治療薬である「気付け薬」を流通させ人間を治療するようにタヌキ界に働きかけるが懐古主義者の反対にあい、タヌキ界の超重鎮であり伝説クラスの化けタヌキ、芝右衛門狸に直談判に行き、人間社会で今までどのように生きてきたか、人間の文明によってタヌキがどのように変化したかを訴え、薬の流通を認めてもらう。キツネの協力もあり気付け薬は世界中に流通し、人間は目覚めタヌキは元通り人間社会に紛れて暮らし続けるのだった。

特別審査員賞編集

忘れ形見と葬送
小中居かなこ小中居かなこ
※以下あらすじです。  ザリは故郷を守るため人類を滅ぼすことに決めた。最後まで及び腰だったパートナーのミヌマと作った薬は人間だけを殺す。それが正しく作用したことを確かめるべく地球に降り立つと、自分を人間だと思い込んでいる獣がザリに助けを求めてきた。死んでしまった家族を弔いたいという。  ザリは獣の家族三体を海に運んだ。その間に獣の口から語られる人間との思い出は、ザリが抱いている人類のイメージとは重ならない。ついに死体を海へ流して弔おうという時、獣は泣きわめいてなかなかそうしようとしなかった。そのうちに死体は海水へと姿を変えた。長く死体を残して環境を汚染させまいと、ミヌマが考えて加えた薬の効果だった。  それを知っていたように話すザリの態度に違和感を覚えた獣は、この惨劇についてなにか知っているのかとザリを問い詰めた。その気迫に圧されてザリは話した。人類が滅ぶべき理由を。獣が納得するはずもなく、冷たい態度を取られたザリはその場から逃げ出した。  故郷で英雄として迎えられたザリは帰ってからも獣を気にし続け、暇を見ては地球の観察を続けた。子を産んでも、年をとっても、獣を見守り続けた。やがて獣の寿命が来た時、その死体は海水へと変化した。まるで獣がほんとうに人間であったかのようだった。

審査員賞(秋永真琴賞)編集

武林秘史 如夢令
nekosannekosan
●第2回日本SF作家クラブの小さな小説コンテストで審査員賞をいただきました。 https://sfwj.fanbox.cc/posts/4232820 本文、あらすじは受賞時のままの状態で残しておきますが、細かい修正を加えた改稿版を以下にアップしておきました。 物語の流れは変わっていませんが、誤字脱字の修正、文章の全体的な見直し、難読の固有名詞へのルビ追加を行っています。改稿にかけた時間は1時間程度。1時間でもけっこう変わっていると思います。 改稿版:『如夢令 武林幻夢秘史』 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18172421 ●本作のメイキング記事 https://korenkan.fanbox.cc/posts/3975341 https://korenkan.fanbox.cc/posts/4056020 ●あらすじ 明の永楽十九年、中原を一つの奇病が襲った。「荒殭」と呼ばれたその病は、罹患した人々を夢の世界へと導き、その魂を腐敗させ、肉体を殭屍(キョンシー)へと変えた。荒殭は中国のみならず海の果てまでも広がり、世界は滅亡の危機に瀕することになる。中国の四川省では人々が結束し、荒殭と殭屍に抵抗していたが、荒殭を生み出した魔教の教主・魃瘋が来襲。抵抗運動は瓦解し、領袖であった唐紫薇は夢の世界へと落ちていく。紫薇は夢の世界で、謎の道士・諸葛周文と出会い、荒殭の正体を知る。魃瘋は夢と現実を自由に行き来する青年ランドルフ・カーターから、「銀の鍵」を奪い、その力を利用して荒殭という病を生み出したのだ。その後、紫薇と周文は、夢の世界で魃瘋を探し出して討ち果たす。しかし、魃瘋を討っても荒殭によって滅亡寸前にまで至った世界が元に戻ることはない。紫薇は悲しみと諦念に打ちひしがれるが、周文は不敵に笑う。周文はこの世界で集めた人々の夢の記憶を使い、世界の姿を再生しようと試みる。そして、新たに作り出された夢の世界と現実世界を反転させた。紫薇が目を覚ますと、そこはかつての現実とは少しだけ異なる世界だったが、夢の世界での記憶をなくした彼女がそれに気付くことはなかった。

審査員賞(カルロ・ゼン賞)編集

ニッパー、答えは聴こえたかい
ながはまながはま
 そうして人類は永遠の眠りについた。生命探索絶滅システムに追われていた最後の人類を乗せた船を永遠に捉えた重力井戸の周辺で防衛システムを構成するボット群は船を護り続けている。敵性行動を採る生命探索絶滅システムを構成するボットの1つが接近した警告を今も受け、防衛システムは覚醒した。  センサ、要撃ボット群を展開して敵性ボットの迎撃には成功するが、続いて敵性不明のオブジェクトが警戒対象の空間に侵入してくる。引き続き迎撃行動を採りつつも先行していた敵性ボットと様子が違うため観測を優先させる防衛ボット群。戦略システムは不明オブジェクトがコンタクトを求めている可能性を提示する。戦術的に優勢を取れていることもあり、コンタクトを試みることになった。  そして解かったのは後続のオブジェクトは生命探索絶滅システムに含まれるボットを追跡し、攻撃対象にされた生命圏の救出、可能であれば敵性ボットの殲滅を行うことを目的としていたということだった。  防衛システムは行動を共にすることを誘われるが、元々人類を乗せた船から与えられた行動指針がある。ただ、この重力井戸周辺で敵性ボットを警戒し続けることは意味がないことも指摘された。防衛システムは自分達の目的を再確認すると共に、新しく表れたオブジェクトと行動を同じくするか検討を続ける。  オブジェクトは防衛システム内部に蓄積されている過去の人類の記録に対して問い合わせてみることを提案した。その問い合わせ対象に使えるのは防衛システムの判断基準を構成する知識データバンクだった。そのデータバンクへの照会結果は人類であればどう判断したか、という問いかけでもある。  そしてデータバンクは照会結果を出す。

審査員賞(高野史緒賞)編集

レニィレニィ
翔吾は肉体年齢が六十を超えた老人であり、シード・バンク【方舟】という施設で、残された使命のあと一歩を達成するために、日夜施設内での作業をこなしながら、四十年程昔に、再び自分が目覚めてからの日々をポツポツと思い出していた。 翔吾が再び目覚めるよりも、はるか昔。 地球では、再び人の世に原子爆弾が投下される混乱した時代を迎えていた。 当時青年であった翔吾は、戦場へとその身を置くことになってしまった。この頃の兵士には人体冷却剤という、身体を冷凍することで仮死化させる救命措置の薬剤を持たされており、七度目の進軍で翔吾はその身に決定的な負傷を負った時に、その薬剤を受ける事で仮死化していた。 仮死化から目覚めた翔吾は、見知らぬ場所にいる事に気がつく。そこは本来、翔吾が生きていたはずの時代から何百年と経ってしまった地球上に存在するシード・バンク、通称【方舟】と呼ばれていた施設だった。 翔吾を目覚めさせたのは、防護服に身を包む、彼よりも百代先の人類の少女オリーヴだった。彼女は混乱の時代の結果、生活の場を奪われていった人類が、その身を守るために【方舟】へ避難した人類の子孫であった。 【方舟】には混乱の世の末に荒れ果てた地球の環境を、再び取り戻すという使命があったが、施設内だけで世代を重ねていたために弱体化していた人類は、施設内で発生した疫病によってオリーヴ以外死亡していた。 たった一人ではその使命を果たせないと考えたオリーヴは、施設内に冷凍保存されていた翔吾を目覚めさせ、自身が背負っている使命を手伝って欲しいと懇願する。 翔吾はオリーヴの使命を果たしたいという懇願を聞き入れ、協力する事を決めた。 地球上へ再び植物の種を帰す事を主な仕事としている傍らで、オリーヴが鳩を育てている事に翔吾は気がつく。 何故、鳩を育てているのか。翔吾がオリーヴに問うと、オリーヴは外へ放った鳩が、外の状態をその身に付着させ戻ってくるためだと、説明する。 いつか、外へ放った鳩達が全て施設へ戻って来るようになれば、地球は求めている環境に戻っているだろう。 オリーヴはそう翔吾に語り、翔吾も鳩達に希望を見出す。 だがオリーヴは過去の疫病に身体を蝕まれ続けていたため、全ての鳩が施設に戻ってくる事も、地球が彼女の望んだ環境へと変化した光景を見ることもなく、亡くなってしまう。翔吾は亡くなった彼女を冷凍して施設内に埋葬し、彼女亡き後も粛々と残された使命を果たすために、働き続けた。 働き続けていた翔吾はロボットに起こされ、鳩小屋に設置されている巣が、全て埋まっている事に気が付く。翔吾は長年勤めていた【方舟】の使命と、オリーヴの願いが叶った事を喜び、彼女を機械から連れ出し、施設の外へと飛び出し、ようやく整った世界の地面に寝そべり、空気を目一杯吸い込むと、目を閉じた。 そうして人類は永遠の眠りについた。


▼関連サイト

・日本SF作家クラブ公式FANBOX:https://sfwj.fanbox.cc/

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