概要
「せっかくチートを貰って異世界に転移したんだから、好きなように生きてみたい」とはノクターンノベルズにて連載中の男性向けR18小説。作者:ムンムン。
ピクシブの機能上、タイトルが長過ぎてタグの文字制限に引っかかる。
ノクターンノベルズにおける総合ポイント・ブックマーク登録者数トップの作品。
元は全年齢サイト小説家になろうでも官能小説を書こうとした意欲作であり、その特徴はなろうテンプレを盛り込んだ多様な直喩・隠喩の多用。
直接的なエロワードを使わず、異世界ものとして多様なエロを表現することで全年齢かつ官能ななろう小説が連載出来るのでは、という試みである。
残念ながら運営から言われてしまったようで、小説家になろうでの連載という試みとしては途絶えてしまった。しかし、小説としては続いており現在はノクターンノベルズにて長期連載中。
→ノクターンノベルズ「せっかくチートを貰って異世界転移したんだから、好きなように生きてみたい
書籍化及びコミカライズしている。(詳しくは後述)
→コミックライド「せっかくチートを貰って異世界転移したんだから、好きなように生きてみたい」
→ニコニコ静画「せっかくチートを貰って異世界に転移したんだから、好きなように生きてみたい」
あらすじ
工事現場で事故死した主人公は、謎の存在から回復系チートを与えられ、異世界へと転移する。
転移した先は、剣と魔法のファンタジー世界。
彼はその地で人々と触れ合い、救い救われ、時に戦う。
様々な経験を積み成長して行く主人公。
そんな彼と人々との深いつながりを綴った一大叙事詩が、今ここに幕を上げる。
小説紹介
主人公タウロの転移後の世界では便利な避妊魔法があり、病気0・望まぬ妊娠0・ゴム無しOK。そのおかげで性への忌避感0の文化が形成されたらしい。老若男女が気軽なスポーツとして性を楽しみ、飯屋風呂屋で通常セット、高級娼館に勤める人々はプロアスリートのような羨望を向ける扱いを受けている。
この文化に感動した主人公はチートでお金を稼いでは娼館へと通うようになり、いつしか一角の人物として知られていく。
要は、異世界にて魔法のおかげで色々と制限の無い娼館通いを楽しむお話です。
※主人公が相手するのは基本的に人型の女性です。
主人公が異世界の文化を堪能するアドベンチャー的な話もあれば、ファンタジーバトルの様相を呈したベッドの上のバトル描写、亜人や精霊獣にモンスターなど異世界生物たちとの交流、ロボットのようなゴーレムを乗り回し社会に貢献するバトル展開、そんな様々な要素を全て官能的ロマンに還元する作家の手腕は圧巻。
ここが作り込まれた多様な異世界官能文化への入り口。ぜひ入って楽しんで欲しい。
主な登場キャラクター
主人公
佐藤太郎(さとう たろう)→タウロ
元の世界では現場主任だった30歳の男性。事故死後、魂の状態で謎の石板から取り引きを持ちかけられ、回復系のチートと引き換えに異世界に転移した。異世界ではタウロへと名前を変え、新しい人生をスタートする。
名前を覚えるのが苦手でよくあだ名を独自に付けている。そのため登場人物の中には名前が一切出ず、あだ名のまま話が進んでいく人物が多い。
商業ギルドに入ったタウロは薬師としてチートで作ったポーションをお金に替えながら王都へと辿り着き、その花街の高級店の常連となる。そこで様々な出会いと成長をするタウロ。
いつしか魔力の流れを把握することで他人の性感を見る「魔眼」の能力に覚醒。嬢の体調不良を見抜き治して回る様子と、体格もルックスも武器も普通だがいざ始まればちょっと気持ち悪いのにいつの間にやら捕われ溶かされてしまうその有り様から「ドクタースライム」と言われるようになり、業界や界隈で一目置かれる存在となる。
タウロは今日も花の王都を巡り、異世界を好きなように生きていこうとする。
タウロの契約精霊獣
イモスケ
大憲章と呼ばれる世界に引かれた大魔法の恩恵により召喚され、タウロと契約した芋虫型の精霊獣。アゲハ蝶の幼虫をそのまま大きくしたような姿。契約により意思の疎通は取れる。
普段はタウロが自室のバルコニーに植えた薬草に高ランクのポーションを掛けたら樹になった、通称・薬草樹に住む。タウロから庭いじりを任され、庭森を形成。主を喜ばせようと様々な植物を育てる。
通称「森の賢人」。世界樹の葉など魔力を多く含んだ葉を好んで食べるため、世界樹の管理をしているエルフたちからは害虫扱いを受ける。
しかし森の賢者には自由に植物の種を作り、糞と共に撒く能力があり、世界樹下の森の植生を把握して足りない植物を作り、生態系を調節する役割を持っているようだ。この能力は世間的には知られていないらしい。
ダンゴロウ
イモスケが召喚したダンゴムシ型の精霊獣。土の属性。特に知られた名前は無い。
主に魔力豊富な落ち葉や枯れ草、土等を主食としている。
イモスケが召喚される前まで協力関係にあった友。エルフからの迫害を二体で凌いでいた。
イモスケの食事事情が薬草樹で大きく改善、魔力総量が増えたことで喚べるようになり召喚、庭森の中心たる薬草樹の持ち主タウロと契約した。庭森の土壌改善に貢献する。
主な娼館紹介
王都
下級店から高級店まで様々な特色の店が切磋琢磨する。
最近は雛壇(店の主力の席)と共にサイドラインと言われる華やかな若手の席を置く店が増加。店内を歩くお客様を目で楽しませる。
戦艦級揃いの御三家『ジェイアンヌ』
大ボリューム揃いの王都御三家。心技体の揃った強力なサービスは客の心と体を蹂躙し、降伏を迫る。
闘争の果ての勝利を求めるならここ。
教導軽巡
このお店でタウロの初めての相手。雛壇に座る彼女は清楚で大人しそう。しかしその中身はこのお店のトップにして教官役を務める人。身体では上が居るものの、その心構えと技術は一流の仕事人。自分にも後輩にも厳しいトップアスリート。
客が持ち込んだ怪しい薬で体調を崩していたところをタウロに助けられ、以来恩人としてタウロに協力する。タウロがドクタースライムとして嬢たちから恐れられてからも相手を続けてくれた…というよりむしろそんな彼の成長と研鑽を楽しみにしており、その相手として不足がないよう同じく研鑽に努めた。
後ろが弱い。
爆発着底お姉様
ダイナマイトなサイドラインたちの中でも一際目立つ、勝ち気な体育会系お姉さん。
高い身体能力からくる重量のある攻めは一撃で持ってかれかねない。弱点は熱くなってくると開いてくる攻撃の後の僅かな隙間。一撃でもその隙間を突くことができれば大爆発を起こし、その圧で客と共に沈む。
実は王立魔法学院の学生。ポーション作りで有名なテルマノ教授の元、日々研究と素材集めを行う。
人狼(ワーウルフ)のお姉さん
教導軽巡先生の同僚の友人。雛壇に座るタウロが初めて出会った獣人の女性。その膨大な体力に人類は基本敵わない。
弱点は発情期。説明不要。
ツインテ
教導軽巡先生と同じく体調を崩していたツインテールの女性。タウロが魔眼を使ったマッサージ技術を極めようと教導軽巡先生に願った末その果てにあるという治療効果、チートを隠すためについたタウロの嘘、を期待して練習台になってくれた。
結果として、先生の指導と限界の見極めが一流だったこと、タウロが治療のためにやっていた事を忘れていたことが重なり、限界まで高められた状態を長時間続けたせいで焼き付き、超敏感体質になってしまった。
現在は通常指名は断り、初心者限定の嬢として人気を得ている。
未熟が魅力のサイドライン『シオーネ』
奥の雛壇も魅力的だが、ここの特長と言えば一見モデル体型な若手の多いサイドライン。
控えめ体型?いいえ、若いんです。とても。 ……許されるらしい。だって異世界だもの。常識が違う。
タウロはここに元の世界の『魔法少女』を幻視した。悪役が勝って許されるらしい。だって異世界だもの。お約束が違う。
深き者共の魔窟『エルフの店、フロイ。素敵なエルフがあなたをお出迎え』
女性エルフの店。その見目麗しい佇まいはヒトを虜にする。問題は彼ら彼女らが使う洗脳魔法。
弱っている精神に使うことで言いなりにできるその魔法で従順な人間の下僕を抱え込み、安定経営に繋げている。
弱点はその傲慢。生物としての体質上、人間には難しいかなり奥まで届かせないと効果がないのをいいことに、ほとんど鍛えられておらず油断も大きい。
『制服の専門店。どんな制服も揃っちゃう。さあ、あなたも今すぐ、制服、征服!』
タウロが操縦士学校で受けた理不尽への鬱憤を晴らすために行った下級娼館。様々な業界の方がその制服のまま相手してくれる。つまり現役操縦士学校の学生も、制服のまま相手してくれる、そんな娼館。
ただそのコンセプトから嬢は副業になりがちで、娼館としての心技体があまりよろしくない人が多い。
ポニーテール
現役操縦士学校の生徒。
書籍化
イラストは水龍敬先生、出版社は㈱マイクロマガジン社(GCノベルズ)。
コミカライズ
web漫画雑誌『コミックライド』(マイクロマガジン社)。
作画は、ブッチャーU先生。→2022年02月28日に第6巻が発売。
関連タグ
異世界転移 ノクターンノベルス 小説家になろう 風俗 異世界娼館
異種族レビュアーズ:亜人やモンスター娘に興味がある方はこちら。避妊魔法がある世界での娼館通いのお話。