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センシティブな作品

概要

コミックDAYS』や『マガジンポケット』で2020年4月4日から2022年12月24日まで連載されていたラブコメ作品。

単行本は全7巻で電子書籍は描き下ろしエピソードも加わった特装版も配信されている。

ストーリー

※単行本第1巻の紹介文を引用

地味で目立たない陰キャな僕、鳥居望(とりい のぞむ)。

そんな僕の隣の席に転校生の霧島京子(きりしま きょうこ)ちゃんがやってきた。

可愛くて優しくて、しかもやたら僕に話しかけてくれる…!

だけど僕はなるべく彼女にかかわりたくない。

――だって、彼女には僕にだけ見える“霊”が憑いてるんだ!!!!

ちょっとエッチで、とびきりピュアで、ところによりホラー!?

憑いてる彼女とツイてない僕の心拍数↑系ラブコメディー♥

登場人物

メイン

鳥居望(とりい のぞむ)

本作の主人公で静台高校に通う2年生の男子生徒で気怠げな雰囲気が漂う癖毛の少年。

地味で目立たない陰キャを自称しており平凡な日常を過ごしていたが、転校生の霧島京子と出会った事でこれまでの日常が一変する。

何故か京子に憑いている霊が見えており、当初は関わりを避けようとするも京子が隣の席になってさらに友達になろうとした事で否応なしに関わるようになった。

編み物が趣味など男らしくない一面を気にしていたが、京子の励ましや霊のサポートなどで少しずつ自信を持つようになる。

京子と交流を重ねるうちに異性として想いを寄せるようになるが、恋愛が初めてなのもありデートの計画を練る時や妄想をして自身の天使と悪魔から囁かれたり心の中の自分からツッコまれるなどよく葛藤している。

霧島京子(きりしま きょうこ)

本作のヒロインで静台高校に転校してきた2年生の女子生徒で黒髪ロングと高校生離れした抜群のスタイルの美少女。

何故か霊が憑いているが自身は全く気づいておらず霊の干渉については自分の体質と思い込んでいる。

転校して間もない時に隣の席の望から優しくされた事で彼と友達になり、交流するうちに異性として想いを寄せるようになる。

望とPINEを交換した後は彼からの連絡を心待ちにしながら何て送るか悩んだり既読や返信が来るとテンションが上がって喜んでいた。

アンジュからはガチ清楚代表と思われているが、望から家に誘われた時は彼を男性と意識してベッドシーンを妄想するなど意外にむっつりな一面もある。

霧島京子に憑いている幽霊で見た目は国民的ホラー映画の幽霊に近い。

言葉を発する事はないが奇声のような叫びで望と意思疎通を図る事が多い。

見た目こそおどろおどろしいが少女漫画を愛読するほどの恋愛脳で、望にイタズラをしつつも京子といい感じになると興奮するなど本作を読む読者のような反応をする

京子への思い入れは強いようで彼女に害を及ぼしたり望といい感じになっていたのを邪魔した人間には霊力や物騒な道具を取り出して制裁する事も多い。

幽霊なのに食事をする事もあるが巨大なストローを人間の頭に刺してタピオカを吸うように食事するため刺された人間は空腹になり、修学旅行では谷岡に漏斗を刺して水を注ぎ彼のトイレを長引かせていた。

静台高校の関係者

谷岡(たにおか)

鳥居望の友達でもある男子生徒で容姿端麗な少年。

陰キャな望と対照的に陽キャであり、たまに空気を読まない事もあるが爽やかで誰でも分け隔てなく接する。

勉強は苦手だが望が京子とデートする時に相談に乗るなど友達の恋を応援している。

一方、モテるが何度もフラれていたりアンジュや叶から想いを寄せられている事にも全く気づいていないなど自身の恋愛については鈍感でもある。

加賀香住(かが かすみ)

静台高校の家庭科部で部長を務めている3年生の女子生徒。

さっぱりした性格で家庭科部に興味を持つ望に対しても家事できる男の方がモテると励ましている。

見学に来た望と京子との交流を経て仲良くなり、互いの恋愛について彼女からたびたびアドバイスをもらっている。

しかし、香住は一度も恋愛しておらず口八丁でアドバイスを送っているが妙な説得力があるからか結果的に進展する事が多い。

天童ましろ(てんどう ましろ)

静台高校の家庭科部に入部している2年生の女子生徒。

前髪で両目が隠れているがたまに瞳が映る事もあり、素顔は端正な顔立ちをしている。

チョコレートを直接お湯に入れる、片栗粉を小麦粉と間違える、砂糖を入れすぎたと思い塩で相殺させようとするなどとにかく料理下手。

歯に衣着せぬ発言が多いが、修学旅行で望との関係に悩んでいた京子にアドバイスをして元気づけた。

本上詩子(ほんがみ うたこ)

静台高校で図書委員を務めている眼鏡をかけた三つ編みの女子生徒。

常に読書しているがマナーに厳しく図書室で騒ぐ生徒には静かにするように注意している。

図書室での望の動向を密かに記憶していたが、彼がオカルト本を借りた事をきっかけに悩みを察してオカルトに関わる親戚を紹介する事になった。

単行本3巻では詩子に焦点を当てた特別編が収録されており、望が京子と親しげに話しているのが気になっている様子を見せていた。

作中では望に親戚を紹介したのを最後にフェードアウトするが、単行本発売記念のおまけ漫画では定期的に登場している。

姫乃宮アンジュ(ひめのみや アンジュ)

鳥居望と同じクラスの女子生徒で黒ギャルの少女。

谷岡と同じく陽キャで陰キャの望は彼女に苦手意識を持っていたが、修学旅行で同じ班に入りたいと言われた事で交流を持つ事になる。

ギャルだけにコミュ力が高く会って間もない望を「トリっち」、京子を「京たん」と呼んでいる。

自身のスタイルも決して悪くないが、お風呂ではぷかぷかと浮かぶほどの京子の胸のサイズに羨ましがっていた。

修学旅行中は望にぐいぐい迫っていたのとホテルでは二人きりでエレベーターに乗ったのを京子が目撃してしまい、一時は精神が不安定になってしまう。

しかし、当のアンジュは谷岡に想いを寄せており実際は彼と仲が良い望からアドバイスを貰おうとしていただけだった。

想いを寄せる相手が別と知った京子は安心するようになり、その後は互いの恋を応援する良き友人関係となった。

千手院隼人(せんじゅいん はやと)

静台高校へ転校してきた2年A組の男子生徒で実家が金持ちでナルシストな少年。

文化祭で出会った京子に一目惚れして自分の彼女にするため望とは恋のライバル関係となる。

浜谷藍(はまや らん)

千手院隼人と一緒に静台高校へ転校してきた1年生の女子生徒で片目が前髪で隠れている少女。

隼人とは幼い頃から警備を任されている従者の関係でもある。

基本的に敬語を交えて話すため生真面目な性格に見えるが、からかい甲斐がある人間を見ると嗜虐心をそそられる一面を秘めている

実は望と同じく霊が見える体質だが、幼い頃に幽霊を見た出来事を霊感がない隼人から冷ややかな目で見られた事がトラウマになってしまい望に出会うまでは自身の体質について人に話さない事を決めていた。

龍崎先生

望がいる2年C組の担任をしている眼鏡をかけた先生。

静台高校へ転校してきた隼人から口説かれた事で思わずときめいていた。

第1話から登場していたものの作者曰く初めての連載で思ったより全然出番がなかったと語っている。

風杜(かざもり)

木下芽衣(きのした めい)

静台高校に転校してきた京子が一緒に下校していた2人の女子生徒。

木下は人気アイドルユニットのフルミオンのファンらしく文化祭で姿を見た時は嬉しさで失神した。

その他

鳥居叶(とりい かなえ)

鳥居望の妹で頭のリボンと八重歯が特徴の少女。

思春期からか兄曰く妹になめられてると断言しており、ノックしないで部屋に入ったり友達を呼んだ事に驚くなどデリカシーに欠けてずけずけ言う性格。

霊は見えない体質だが気配は感じるようで花火大会で兄がデートしていた京子に嫌いと言ってしまい気まずい空気にさせてしまう。

京子との関係を元通りにしようと兄が谷岡に協力を求めて連れてくると彼を見て一目惚れしてしまった。

その後は紆余曲折を経て京子とも仲良くなり、兄が京子との距離を縮める事に協力しながら谷岡と仲良くなろうとする。

子供向け遊園地のお化け屋敷にビビるほどのヘタレを見せた谷岡に当初のイメージと違いがっかりしかけるもあばたもえくぼでこれはこれでありと思っている。

同じく谷岡に想いを寄せるアンジュとは文化祭で出会い、同じ相手に想いを寄せる恋のライバル関係となった。

なお、転校して間もない京子に兄が様々な事柄を叶の趣味と誤魔化した影響で京子からはオカルト好きのキャラとしばらく認識されていた。

遠田広海(おんだ ひろみ)

本上詩子の親戚で山奥の寺で仕事をしている恰幅のいい住職の男性。

京子に憑いている霊を改めて調べようとする望が詩子の紹介で訪ねると霊によって京子が近いうちに命を落とすと宣告する。

それから望は叶と一緒にどうにか理由を付けて京子を広海の元へ連れて除霊を始め、無事に成功するも望がいつも見えてる霊は何故かまだ存在していた。

広海が見えていた霊は成仏した事で叶が京子に抱いていた嫌な感じはなくなったようで望がいつも見えてる霊は何者なのか謎が深まった事で疑念を抱く彼を励ましながら帰路を見送った。

森柴コウ(もりしば コウ)

望と京子が夏休みのデート中に遭遇した迷子の子供。

自身が幼い事をいい事に京子の胸元に抱きつくエロガキで望は予定が狂ったのとコウのかわいげのない性格に内心では疎ましく思い、霊も巨大なハサミを出すほどコウに不快感を露わにしていた。

京子といい感じになる望が気に入らず買ったアイスで彼の服を汚そうと企むが、霊の干渉で逆にアイスをこぼしてしまい大泣きするが望がアイスをくれた事で事なきを得た。

最後はママが見つかり京子にはお礼を言いつつもまたしても彼女の胸元に抱きつき、京子に望と別れたら結婚してやると宣言しながら去っていった。

コウとの遭遇によって望は京子と映画を見る当初の計画は実現できなかったもののアイスを購入してもらった福引券で特賞の花火大会ペア特等席を当てる事となった。

盗撮犯

望と一緒に本屋にやってきた京子のスカートの中を盗撮していた中年男性。

勇気を出して問い詰めようとした望にしらばっくれて逃走するが、京子を怖がらせた事で霊の逆鱗に触れてしまいポルターガイストで失神させられて最後は警察に逮捕された。

コーチャン&ユキティ

夏休み中に谷岡からウォーターパークに誘われて望と京子が二人きりの時に遭遇したカップル。

コーチャンがぶつかった望にいちゃもんを付けた事で気まずい空気になってしまい遠くから見守っていた霊はイラつき津波を発生させてカップルを懲らしめた。

ナンパ男

文化祭で望が離れてる間に休憩中の京子をナンパしていた二人組の男性。

望に対して悪態をついて手を出そうとするも隼人の仲裁と霊の干渉によって退散した。

関連動画

【漫画】※本作品で描かれる事象は全て心霊現象によるものです。『それは霊のしわざです』【公式】

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