※「ちわドラ!」もありますが、現時点で「ちわドラ」の方が数が多いのでこちらで作成しました。
名前
名前の元ネタは、恐らくタイトルの「とらドラ!」の「虎(タイガー=逢坂大河)」と「ドラゴン=高須竜児)」に合わせて、川嶋亜美のあだ名「ばかちー(バカチワワ)」の「チワワ」と後者を組み合わせたものと思われる。
作中
「てゆうかあの目つき、いまどきヤンキーなわけ? よくあんなヘッボいの、相手にできるよねえ~ちょっと尊敬~」
「まあ、そーね。こんななんにもないとこじゃ、せいぜいあんな程度しかいないわけだ。あ~あ、さ、い、あ、く~」
「なにが『亜美ちゃん』だよ! こええよ! 悪魔が乗り移ってるとしか思えねえ!」
(竹宮ゆゆこ『とらドラ!』2巻、電撃文庫、2006年、51-53ページ)
以上の最悪の出会いを経て、亜美はだんだん竜児とも大河とも親しくなり、大橋高校の中に溶け込んでいく。とはいえ、すでに竜児、大河、実乃梨の関係の基盤は出来上がった後だった。
「あたしのことも、一から入れてよ。出来上がった関係の『途中』から現れた異分子じゃなくて、スタートのそのときから、あたしも頭数に入れて」
(竹宮ゆゆこ『とらドラ!』7巻、電撃文庫、2008年、132ページ)
アニメ版オリジナルエピソードの第14話などでは、亜美は香椎奈々子に「落とせない男はいない」と言われて意味深な表情を浮かべたり、竜児に「子供っぽい」と言われて紅潮したり、彼女が竜児に何らかの感情を持っている描写が入れられている。ドラマCDでもそう思わせる描写が多い。
しかしながら、櫛枝実乃梨と異なり、原作(とアニメ)においては、彼女が「竜児が好き」とはっきり口にしたことは一度もない。