ひるね姫

ひるねひめ

「ひるね姫」とは2017年に公開された神山健治監督のオリジナルアニメーション映画である。

概要

「ひるね姫」とは2017年に公開された神山健治監督のオリジナルアニメーション映画である。正式タイトルは「ひるね姫 〜知らないワタシの物語〜」。

主演は高畑充希。主題歌も高畑が担当し、モンキーズの「デイ・ドリーム・ビリーバー」をカバーしている。

あらすじ

東京オリンピックを目前に控えた2020年、瀬戸大橋のお膝元あたりのお話。

主人公の森川ココネは学校だろうと自宅だろうととにかくよく居眠りする高校3年の娘。日がなぼんやりぽやぽやと高校最後の年を送っていた彼女だったが、オリンピック開幕を3日前に控えたある日、突如父親が警察に逮捕されてしまう。

無実を信じる彼女は手がかりを求めて奔走を始めるのだが、その手がかりは彼女が居眠りの最中に頻繁に見るようになった「夢」に隠されているようで…?

登場人物

• 森川心羽(CV:高畑充希)

本作の主人公。倉敷市児島の下津井に住む高校3年生の女子。

高校最後の夏休みを前に進路について漠然とした悩みを持つが、イマイチ自身でも悩みの実態や自身の希望・展望をつかみ取れていない、良くも悪くものほほんとした田舎の女子高生。家は零細の自動車修理工場「森川自動車」で、父は同自動車工場を一人で切り盛りしている森川モモタロー。母親のイクミはココネが幼い頃に亡くなっており、母の形見である青犬のぬいぐるみのジョイを宝物として大事にしている。父と二人暮らしのため料理が得意。勉強は苦手で難しい漢字は読めない。

とかく、よく眠気に襲われる事が多く、友人たちからは特技とまで言われるほど昼寝に興じ夢を見る。夢の内容は幼い頃に父より聞かされた童話である「エンシェンと魔法のタブレット」の内容に準じている。また本騒動に巻き込まれた後においては、昼寝時に見る夢と現実とが微妙にリンクするようになっていく。

普段はのほほんとしているが、父母譲りのたぐいまれな行動力を持つ。自身の行動力をもってモリオを巻き込み、警察に無実の罪で逮捕された父を助けるためにタブレットを持ってシジマ自動車と直接交渉を行おうとする。

• 佐渡モリオ(CV:満島真之介)

ココネの幼馴染で、現在は東京の大学に通っているが、夏休みに入り下津井に帰省している。ココネの父であるモモタローのバイク仲間である佐渡の息子。父に言われてココネの様子を見に森川自動車へやってきたことから、騒動に巻き込まれる。

自称、リアリスト。状況に対処するために情報を検索し、ココネに彼女の両親の過去について最低限の情報を提供している。またココネを守るため知恵を出し奮闘する。幼いココネと共にモモタローから「エンシェンと魔法のタブレット」の物語を聞かされている一人でもある。

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