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概要編集

『ぼくは麻理のなか』は、押見修造による漫画。

漫画アクション』にて2012年6号(3月20日号)から2016年18号(9月20日号)まで連載された。当初は月1回連載で、2014年14号より毎号連載に変更された。単行本は全9巻。2017年に実写ドラマ化され、FODで配信。後に地上波放送された。主演は池田エライザ


あらすじ編集


上京後、友人作りに失敗したことが原因でまともに大学にも行けず、部屋に引きこもりがちな青年・小森功。唯一の楽しみは行きつけのコンビニで見かける、とある女子高生を尾行すること。だがある日、いつものように彼女の後をつけていると異変が起こる。女子高生は足を止め、後ろを振り返り、小森の方を見た。その時少女は、わずかに微笑んでいた。小森の意識はそこで途切れた。


翌朝、気付くと小森は見知らぬ部屋にいた。そして鏡に映っていたのは1人の女の子、彼がひそかに「コンビニの天使」と呼んでいた女子高生・吉崎麻理だった。突然の出来事に困惑しながら「麻理」の姿のまま女子高生として過ごす小森だったが、やがて彼は「本物の麻理はどこへ行ってしまったのか?」と気付く。



登場人物編集

群馬県から上京してきた大学3年生。1991年3月21日生まれの21歳。当初は楽しい学生生活を夢見て期待に胸を膨らませていたが、生来の内向的かつ受身な性格が災いして友達作りに失敗し、それでも大学には通っていたが2年生になったころから大学へは行かなくなり、ゲームとパソコンとオナニーで時間を潰す日々を過ごしている。実家の親から仕送りを貰っている手前、不登校になっていることは言えず「順調な学生生活を送っている」と嘘をついている。不登校になってからは夜にコンビニに買い物に行く程度しか外出しなくなったが、そのコンビニでよく見かける女子高生(麻理)に恋をする。しかし、声をかけることも出来ず、名前も知らなかったため「コンビニの天使」とひそかに呼んでいた。ある日の夜、麻理の後をつけていた途中で意識を失い、気がついた時には麻理の姿になっていた。


小森が定期的にコンビニで見かける女子高生。高校2年生。平成7年(1995年)8月18日生まれ。夜9時ごろにチョコレートと飲み物を買う。小森からはひそかに「コンビニの天使」と呼ばれて片思いされていた。学校では友人も多く、男子生徒にも人気がある。元の小森のことを「小森」と呼ぶ。小森が麻理になかに入った後の麻理の消息は不明。


麻理のクラスメイト。眼鏡をかけた少女。過去に保健室のベッドの上で麻理に抱きしめられて以来、麻理のことを信奉している。普段は麻理が絶対に使わない「カワイイ」という言葉を口にしたことで本当の麻理ではないと気付き、小森(姿は麻理)に女の子らしい身だしなみなどを教える。



関連タグ編集

押見修造 漫画アクション

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