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概要

『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』は、押見修造氏の漫画作品。2018年に実写映画化され、主人公の志乃を南沙良が演じた。また、音痴の女子高生・加代を蒔田彩珠、お調子者の菊池を萩原利久が演じた。

あらすじ

大島志乃はうまく話せない病気に悩む少女。高校に入学してまもなくのクラスでの自己紹介もうまくいかず、彼女の学園生活は最初から躓いてしまう。しかし、同級生の岡崎加代と出会ったことで音楽を知り、一緒に遊ぶようになっていった。しかし、その2人を面白がった菊池が2人の間に入ったことで、志乃と加代の間に不和が生じてしまう…。

登場人物

高校1年生の女子。突然、人前で、特定の言葉、とりわけ母音で始まる言葉が発しにくくなる吃音のような疾病を抱えている。ただし原作、映画でも明確な症状名は明かされていない。これは「症状を持つゆえの特有の問題」と捉えてほしくないという作者の意向である。

ただひとり、名前が言えない志乃を笑わずに接してくれたクラスメイト。音楽好きだが、歌が下手な音痴。志乃と共に音楽ユニットを組み、文化祭に出ようと計画する。

志乃と加代のクラスメイトの男子。お調子者でやらかす癖がある。2人の計画を聞き協力していくものの、それが志乃と加代の間に蟠りを生んでしまうことになる。

余談

  • 菊池を演じた萩原氏は、映画『十二人の死にたい子どもたち』で吃音の青年・タカヒロ役を演じた際には、本作で志乃を演じた南女史の演技を参考にしたとのこと。

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