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概要編集

芸術—―その中でも特に音楽を愛するという変わり者のメギド。

音楽は彼女にとってただの表現ではなく、「会話」であり「呼吸」。

卓越した演奏技術は多くの人々を感動させる力があり、フォトンを込めることで心を魅了することすらできるが、彼女にとって重要なのは演奏の成否のみであり、それ以外は全て不要なものである。

(ゲーム内テキストより抜粋)


プロフィール編集

メギドNo.真70
性別
スタイルラッシュ
クラストルーパー
CV岩井映美里

人物編集

イベント『忌まわしき「蒼の組曲」』で登場したテルミナスメギド。


音楽を愛する、メギドとしては極めて異端のメギド。その音楽好き具合は装いからして尋常ではなく、両手でギターを抱えており、背中にはホルン・トランペット・トロンボーン・チューバ等の多数の金管楽器とバスドラムを背負っており、華奢な少女の姿のヴィータ体に対して楽器の比重がとても大きい。


ただの音楽好きの域には収まらず、自分の感情の殆どを「音色」として表現する生粋の表現者。背中の楽器群はアスラフィルにとっては単なる演奏用の道具ではなく、自分の気持ちを表すために必要な、いわば第二の身体である。


楽器による感情表現を除けばアスラフィルは口数が少なく話し下手なメギドであるが、音楽に造詣の深い音楽家や一部の感受性に富む人物以外にとってはアスラフィルの奏でる音色から感情を読み取ることは難しく「何を考えているのかよくわからない」と思われがち。実際の性格は楽しいことが好きな明るい人物であり、音楽を通したコミュニケーションによって初対面の人とすぐに打ち解けることもある。


メギド体は左右にアコーディオンのような蛇腹が生えた車輪のような姿。車輪の外周には頭のほか、金管楽器のベルがいくつも突き出しており、見た目の印象はアスラフィルが背負った楽器群に近い。楽器でメギド体を再現しようとしたのだろうか。


経歴編集

初出はサタナイルのキャラストーリー。音楽に傾倒した罪で投獄されており、同じく芸術にのめり込んだことで投獄されたメギドたちと「アルテ・アウローラ」を結成。

その後牢から出され、シオハオというメギドと共にヴァイガルドに潜入。偶然出会ったヴィータの楽団長カナデルに演奏技能を見込まれ、メギドであることを隠して「アスラ」という偽名で楽団「トイフェル・オーケストラ」に加入する。

とある街に立ち寄った際、アスラフィルが幻獣の気配を察知して街の住人を近隣の森に避難させ、音楽を用いて幻獣を追い払ったことで、結果的に「他の軍団の作戦の妨害」という、明確な反逆行為を行ってしまった。アスラフィルの身を案じたシオハオは単身メギドラルに帰還。アスラフィルは死亡したと偽りの報告を行い、アスラフィルが「ヴィータのアスラ」としてヴァイガルドで自由に活動できるようにした(アスラフィルも気づいており、無言で楽団を去ったシオハオに人知れず感謝の意を向けている)。


その後イベント『忌まわしき「蒼の組曲」』で再登場。父の伝手を使ってグシオンが臨時加入した楽団「トイフェル・オーケストラ」の一員「アスラ」として登場し、伝説の魔曲「蒼の組曲」をめぐる事件に遭遇する。演奏に極めて高い技術が求められる「蒼の組曲」を演奏できる人物として、同行していたソロモンたちから事件の犯人容疑を掛けられたが、旅の中でグシオンとの交流を深め、メギド「アスラフィル」であることを看破される。容疑が晴れてからは魔曲「蒼の組曲」の暗く恐ろしい雰囲気を、明るい編曲によって打ち消すことで事件の解決に貢献する。


その時点ではソロモンが正式に召喚することを忘れていた(※1)ため本格的な軍団入りをしていなかったが、その後に軍団に加入。「蒼の組曲」イベントで親交を深めたグシオンとはその後も仲良くしているほか、かつて出会った「アルテ・アウローラ」の仲間たちとも再会し、揃って食事会を行うなど、旧交を温めている。


(※1)ゲームにおいても初回の『忌まわしき「蒼の組曲」』が開始された時点でアスラフィルが排出される魔宴召喚「調律上々!挨拶代わりのラスゲアード」は終了しており、イベントストーリーを読んでアスラフィルが欲しい!と思ったソロモン王がガチャを引いたとしてもアスラフィルがテルミナスメギドであるため絶対に排出されないという珍事が発生しており、事前にアスラフィルを召喚できなかったソロモン王たちが悲嘆に暮れていた。これは、7月2日のメギドの日の直前にこの魔宴召喚が開催されており、メギドの日の72時間限定イベントが間に挟まったことでサバト期間中にイベントが開始されなかったことに起因している。なお、翌2020年のメギドの日はメギドの日記念の魔宴召喚(既存のテルミナスメギド複数がピックアップされた)と新規メギドのアザゼル実装の魔宴召喚が別々に開催され、アザゼルの登場するイベントと同時に魔宴召喚が開催されたため、アザゼルがアスラフィルの二の舞になることは回避された。


ゲーム内の性能編集

「とっておきの楽器、見せるね・・・!」


楽器を扱って戦う戦術「協奏」に長けた性能をしている。スキル・覚醒スキル・奥義の全ての行動で音符を発生させられる上、特性により戦闘開始時から覚醒ゲージがMAXであり、協奏状態を開始しつつ音符を2個発生させる奥義を開幕から発動できる。奥義にはアタックダメージ軽減効果も付いており、HPと防御力の高い耐久寄りの性能をしているため、後列のメギドが多い協奏PTにおいては数少ない前列の盾役として活躍できる。

アスラフィル最大の特徴は覚醒スキルで発動できるライブであり、こちらも特性によって戦闘開始後すぐに発動可能。ライブ発動後に積み上げたフォトンをすべて音符に変換できるほか、積み上げたフォトンの種類によって、アタック・スキル・チャージでそれぞれ「覚醒0の敵に特効」「攻撃に攻・防・速デバフを付与」「HP吸収」の効果をパーティ全体に付与できる。

同じくライブを持つプロメテウスと比較すると、スキルで簡単に発動でき、直接的にダメージ量を左右するプロメテウスのライブ効果に対して、アスラフィルのライブ効果は発動が覚醒スキルであり、攻撃に付随して効果を発揮するため、少々癖が強く運用が難しいものの、うまく使えば相手のステータスを大きく下げ、協奏効果で味方を強化することで大きなステータス差を作り出して戦うことも可能。

協奏の始動やライブによる音符増加が可能なため、同じく音符を増やせる協奏メギドとの相性が良いのは言うまでもないが、ライブで手軽に複数の弱体効果を付与できることから、状態異常・弱体の数に応じてダメージ増えるアマイモンの奥義や、特殊状態「虚弱」によってダメージを大きく引き上げられる(専用霊宝「<剛>軽薄なナイフ」を装備した)バラムとの相性も良く、それぞれ「断罪ライブ」「陰険ライブ」等と呼ばれている。


余談だが、覚醒スキルによるライブ発動時にはBGMが「♯青の組曲」に切り替わる。モーションも非常に凝っており、必見。



関連タグ編集

メギド72 テルミナスメギド アルテ・アウローラ

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