アプリコット(apricot)は英語で杏のこと。
図鑑データ
「アプリコット、です。えっと、自己紹介しますね……?花言葉は「臆病な愛」「疑い」「疑惑」。はい、その通りな感じです。恋愛とか色んなことを疑っちゃって、もしかして気分、悪くさせちゃうかもしれませんけど……。その時は、ごめんなさい……。」
図鑑データ
「花言葉が「臆病な愛」「疑い」「疑惑」の、アプリコットです。自分にあまり自信が持てなくて……そういうところを変えたくて、思い切って、こんな衣装を着てみました。どうですか、似合ってますか? ……やっぱり、似合ってませんか……?」
概要
(通常)
緊急任務『桜戦線は突然に』にて実装された☆6の花騎士。漢方系の薬屋を営んでいる両親の元に生まれ、いつか「万能薬のような医者」になりたいと夢見ている少女。
2017/3/13に開花実装。
(クリスマス)
緊急任務『クリスマス・パーティー』にて☆5のクリスマスver.が実装された。
三色団子のような色をしたスライム風のオトモを連れており、戦闘はこの子たちを使役して戦う。
容姿
(通常)
瞳にアプリコットの花が咲いているのが特徴。背が低く、亜麻色の髪をショートボブにしてカチューシャを付けている。
進化前は和洋折衷、進化後は肩と胸元を露出したエプロンドレスを着用。どちらも所々に杏の花を模した飾りがあり、三色団子を手にしている。
貧乳を気にしているが、進化後を見る限りそれなりに膨らみはある。
開花後は服装は進化前準拠に。立ち絵のみだが、クリスマスバージョンで連れているオトモをこちらでも連れるようになる。
また、通常→クリスマスver→通常開花と、成長の兆しが一部分に大きく見受けられる。だがやはり彼女的には小さい方らしい。
(クリスマス)
お菓子をイメージしたカラフルな衣装を纏う。羊のイメージを取り入れたのか袖や裾にボアがあり、首にはベル、カチューシャ側部には巻き角がついている。臆病な自分を変えたくてイメチェンしたとのこと。
進化後は腰にジャムの瓶を吊るす。最近体重が気になる様子。
イラストを担当した暴力にゃ長氏によると心身共に成長中らしい。
6/5に先行開花、19日に正式開花した。
衣装は進化前ベースだが、庭園AのSDをモチーフにしたような浮いた姿勢である。
そのためスカートが大きくめくれあがっているのだが、ムチムチの太もも、そして足に絡みつくリボンが煽情的で、率直に言ってエロい。
性格
(通常)
花言葉の「疑い」、「臆病な愛」のとおり、疑い深い臆病な性格。冒頭の自己紹介文で既に謝っていることからその気苦労がうかがえる。
疑い深いのは過去に両親から「お尻の肉を胸に持ってくる薬がある」と嘘を教えられた為。両親は軽くからかうつもりだったのだろうが、鵜呑みにしたアプリコットは周囲にそのことを伝えた結果、薬を求め実家に大量の女性客が押し寄せパニックになってしまった。
それ以後疑り深い性格になってしまう程にアプリコットの受けたショックは大きかったようだ。ただし、台詞などから見るに、現在の両親との関係はそこまで悪くはなさそうである。
ジャムやお菓子作りが得意。それらばかりではなく、ヘザーたちの為につまみを作ったり、期間限定ボイスでは団長に手料理を振る舞ってくれることから基本的な料理の腕前も相当高いことがわかる。しかし、料理はジャムを使った独創的なものが多い模様。メシマズキャラではないので少なくとも味は保障してもいいだろう。
反面バターとマーガリンが大の苦手らしく、そのこだわりは「バターはダメ、マーガリンは敵。パンに塗るならジャムが一番」と発言するまでのもの。ケーキなどに使われているバターもアウトらしい。
団長に甘やかされるのが大好きな団長ラブ勢。疑心暗鬼故に団長に褒められてもなかなか素直に喜べないが、何度も褒められることが嬉しく甘やかされることに軽い中毒性を覚えているという。
(クリスマス)
基本は通常版と変わらないものの、前述の「後ろ向きな自分を変えたい」ということからか前向きな発言や行動が多い。そのため通常版と比べて積極的に甘えてくるようになった。
それ自体はいいのだが、ノーマルガチャを引く際の「ジャム好きなら仲間に、バター好きならジャム好きにしてあげましょう」といった風に、前向きさが変な方向に向かっていないか多少不安が残る。
なお、酒好き花騎士たちと交流がありながらアプリコット自身酒が飲めるのかは長らく謎だったが、2019年に追加されたバレンタインのボイスにおいて、酒入りチョコレート(ホップとヘザーからもらったもの)を食べて泥酔するレベルで弱いと判明した。ちなみに酔うと普段以上にストレートに甘えてくるようになるようである。
性能
(通常)
☆6として平均的なステータス。スキル『散華・プレヌフロレゾン』の演出の美しさはトップクラスだが、敵全体に2.8倍のダメージと威力は標準的。アビリティは味方全体に攻撃力15%上昇。進化後は攻撃を受けた際、100%の確率で相手に自身の防御力の3.5倍ダメージを与える反撃を習得する。
移動力は700とやや高めで目立った部分はないが、どの部隊にも配属し易い。
開花後はアビリティが「パーティ全体の攻撃力20%アップし、ボスに対して与えるダメージが12%増加」、「攻撃を受けた際に100%の確率で防御力の3.75倍で反撃」、「パーティ全体のスキル発動率が好感度に応じて最大1.2倍」、「パーティ全体がそれぞれダメージを一回限り無効化」にそれぞれ変化する。
新アビリティの「無効化」は、1回限りとはいえパーティの生存率を上げる効果を持っている。また、無効化が発動するのは最初に被ダメージを受ける時なので、回避・命中低下アビリティの効果が発動してダメージを受けなかった場合は、次回攻撃を受ける際に無効化が発動するようになるため、それらのアビリティ持ちと組ませると生存率が更に上昇する。
最も注意すべき点は、同じ無効化アビリティを持つキャラを同じ編成に入れても効果は重複しないことである。理論上最大5回も攻撃を無効にできてはバランスもなにもないので是非もないか。
なお、現状アプリコット以外で無効化を持つ者は、クコ、ハブランサス、フォックスフェイス、シクラメン、トリトニアである。
基本的に相性の良し悪しは小さいが、「無効化」アビリティの関係上、2ターン以上生かしておく旨みの少ない「1ターン限定」アビリティ持ちや、受けて耐えることが大前提の攻撃低下アビリティは無効化との折り合いが悪いためそれ以外での運用が望ましい。ただ1ターンキルパーティの場合、敵を倒しきれなかった時の保険として組ませるのはあり。
開花当初は初の攻撃無効化アビリティ持ちということで注目されたが、その後増えた同アビリティ持ちの他キャラはいずれも無効化以外にも強力なアビリティを持っているのに無効化以外のアビリティが厳しい(特に反撃は、ただでさえ効果が低すぎる上に現状の1ターンで殺し切るかできなければ殺されるというバランスに合っておらず実質アビリティ1枠を無駄にしているのと同じ)ため、どうしても無効化アビリティだけが欲しいというあまりない場合以外には起用する意味合いが薄くやや厳しい立ち位置にある。
とはいえこれは「PTを全て強キャラの☆6で埋められるほど戦力が充実している団長」から見た「現状エンドコンテンツである任務での使い勝手の評価」であり、未だ戦力が整わない団長やエンドコンテンツ以外の任務では強力なキャラであることには変わりはなく決してハズレキャラではない。
進化後専用装備は「臆病な愛のカチューシャ」。装備固有アビリティとして「戦闘中、同じ属性のパーティメンバーの攻撃力・防御力が2%アップ」を持つ。
(クリスマス)
ステータスは通常版に劣るが、☆5として平均的なステータス。防御がやや低め。
スキルはオトモたちが魔方陣を潜りつつ交差するように二回突進した後、足元からの一撃でフィニッシュする『セイントクロスコンボ』。威力変動式で敵全体に、敵が残り1体の場合2.4倍、2体の場合1.8倍、3体以上の場合1.4倍のダメージを与えるが、倍率を見れば判るようにかなり癖が強く扱い辛い。
アビリティは『敵3体の攻撃力を10%低下』と『戦闘中、パーティメンバーの攻撃力が10%上昇』の2つ。☆5の攻撃低下10%アビリティ所持キャラの内で吸収を持たないのはアプリコットのみであり、防御も低いため長時間の耐久は不向きである。
総評としてはやや低めなバランス型の性能と言えるだろう。
アビリティとスキルの嚙み合わせが悪く、火力、耐久力共に他の攻撃低下アビリティ所持キャラの中では一歩劣っているのが難点。
同じ攻撃低下10%アビリティ持ちの中では単体吸収スキル持ちしかいないため、レイドボスではそれらに劣る分、通常任務や極限任務では単体スキルより多少使える。
しかしインフレしつつある敵火力、そしてサフランやシャボンソウといった開花虹が実装されたことによって「攻撃低下アビリティ15%持ち4人+その他開花虹1人」といった編成が主力となっている現状では、生半可なバランス型の性能故率先して編成に加える長所を持たないアプリコットはレイド以外でも使いどころが限られつつある。
要約すると目に見える大きな短所こそないものの、それ以上に長所がないので実用的な運用は難しい。
趣味で使うか、攻撃低下アビリティ所持キャラが足りない分を補うために使うことになるだろう。
6/5のメンテナンスで先行開花実装によって、攻撃アビリティが全体12%に、「自身は80%の確率で防御力の3倍を攻撃力に変換してダメージを与える」が追加された。
しかし前述したように、アプリコットは素で防御力が低めで、尚且つスキルが吸収ではないために攻撃低下アビリティ持ちの中では割と脆く、防御力が低いということは反撃のダメージにも影響するため非常に扱いづらい。
総じて、ステータス・スキル・アビリティと全てが何一つとして噛み合っていない結果、器用貧乏な点ばかりで数少ない長所を潰しているのが非常に惜しい残念な仕上がりになってしまっている。
今後の上方修正に期待したいところである。
2019/1/15のメンテナンスにて昇華が実装。アビリティは、
「敵3体の攻撃力を20%低下させる」
「戦闘中、パーティメンバーの攻撃力が23%上昇」
「攻撃を受けた時、100%の確率で防御力の4倍を攻撃力に変換し反撃する」
「戦闘中、自身は2ターンまで80%、以降は50%の確率で敵の攻撃を回避する」
に変化する。
全体的に虹レアリティ相応の数値に上昇こそしているものの、上記のアビリティ構成に対してのスキル、ステータスの噛み合わせの悪さ自体は相変わらず。特にパーティ全体の攻撃力に直結するアビリティが攻撃力アップ23%しかないのは厳しいところである。
専用装備は「聖夜の愛のステッキ」。アビリティは通常バージョン同様「戦闘中、同じ属性のパーティメンバーの攻撃力・防御力が2%アップ」。
また、それら以外に第3回人気投票イベント『光華祭・トロピカルプリンセス』にて10位入賞として専用装備「光華祭総合10位の胸章」が実装。進化して「臆病な愛の胸章」にすると「戦闘中、自身の攻撃力・防御力が5%上昇」の効果を持つようになる。「カチューシャ」と比べるとやや能力は低いが、パーティの属性を合わせる手間がかからない分扱いやすい。
ちなみにこの装備は通常・別バージョン兼用である。
書籍関連
コミッククリアで連載中の『フラワーナイトガール-prequel-』第3話の主役。第1話時点で背景にモブとして出演している。
3話は温泉回なため見事なサービスシーンを披露してくれる。
その他、2017年10月末に刊行予定の小説版『フラワーナイトガール ―ヤクノヒナホシと嵐を呼ぶボートレース― 』ではメインキャラの一人に抜擢されている。
他の花騎士との関係
「ヨモギちゃん」と呼んでおり、薬草のことで話し合ったり、一緒に団子を作ったりしている仲の良い友達。上記の公式漫画では馴れ初めが描かれる。
ヨモギ共々、彼女たちからはしょっちゅう酒のつまみをねだられている。「甘いものは酒に合わないはずじゃ……?」と疑問を抱きつつも作ってあげている。
現役の医者であるナンテンには憧れを抱いており、弟子入りを望んでいるが、恥ずかしくてなかなか切り出せずにいる。
上記の『プリクエル』ではルームメイト。
クリスマスイベントでも共演したが、その際の展開があまりに強引でシナリオの評判はお世辞にもよくない。
小説版での相棒ポジションであり、優勝賞品を目指してボートレースに出場する。