概要
事ある毎に毒舌を吐く少女。非常に厭世的であり、そのために周囲から距離を置かれていた。人をまぜっかえして喜び、時折、頓狂な言動も多い。
南街区の貧民街の出身で星見の塔の寄宿生。怪我で働けなくなった職人の父親を持ち、兄弟は小さな弟二人と乳飲み子の妹がいる。母親は父親の代わりに仕事に就いており夜遅くまで働いている。アーエス自身もアンリに保護され星見の塔に入るまではアリエノール学園の近くで花売りの仕事をしていた。その花はサクノス家の花壇から無断で盗んでいた(後にショーンが事情を知り改めてアーエスに売るための花を選別して譲るようになる)ものであった。そのためベルおよびショーンとは星見の塔に入る以前からの知人でもある。
生活苦から両親によって奴隷として闇商人に売り飛ばされそうになったのをベルとショーン(と、アンリ)に助けられた。その際に父親から口減らしに「ウチの子じゃない」と拒絶されたために星見の塔に入ることとなった。厭世的で毒舌な性格は、この名残でもある。
実はかわいい物好きで、歌を好み、その腕前はかなりのもの。後に歌によって発動する魔法である「呪歌」を会得した。このことによって将来を吟遊詩人と位置付けて努力している。