概要
『Axis Powers ヘタリア』関連の作品の中で、
イヴァン・ブラギンスキ×ギルベルト・バイルシュミットのBLカップリングが描かれた作品に付けられるタグ。
同じ意味のタグに露普があるが、国名なので使用は推奨しない。
関係性
幼少期
幼い頃からお互い面識があり、幼少期はプロイセン(当時はドイツ騎士団)がロシアを一方的に追いかけ回していじめていた。
あるときプロイセンは大量の兵士を連れてロシアに戦いを仕掛けるが、戦場が凍った湖の上であったことや、ロシアの忠告をろくに聞き入れなかったために、二人揃って割れた湖の中へ落ちてしまう。
ロシアは自分の忠告を聞かなかったプロイセンに対し、彼を救出した後に説教の意として首を絞めるが、以降も「次会えるときは友達としてだったらいいなって思う」といった友好的な姿勢を見せた。
対するプロイセンは、(この出来事がきっかけであるのかどうかは不明だが)以降ロシアに苦手意識のようなものを感じており、近付かれると吐血まではいかなくとも睫毛が4本抜けるレベルで嫌っているようだ。
(AxisPowers4巻『ロシアとおともだち』より)
18世紀
ロシアを見るなり絶叫し出すプロイセンと、フランスに見つかってしまうという懸念から再びプロイセンの首を絞めるロシアの姿が確認できる。
しかし、お互いの軍服を褒め合ったり、二人並んでフランスを訪れるなど、作中でロシアが「友達みたい」と述べたようにこの時代の二人の関係性は比較的良好である。
「なんだか僕とプロイセン君友達みたいだね」「え…?」「…」
(ヘタリア World☆Stars 5巻 第156話 もしくはジャンプ+295〜300話より)
20世紀(冷戦期)
プロイセンはドイツ分断時に東ドイツで過ごしていたことが判明している。
(プロイセン=東ドイツであるという設定はあくまでヘタリアという作品のみに通用するものであり、本来は二国に歴史上の直接的な関連性はないので注意)
作者のブログや設定集などで、度々ロシアの支配下で旧ソ連のメンバーと共に儲からない仕事に精を出すプロイセンの姿が確認できるほか、ロシアがプロイセンに対し「ロシアさんと僕は一番の親友です」と復唱させようとする姿も描かれている。
この時代における二人は「宗主国」と「衛星国」といった間柄であり、幼少期の「いじめられっ子」と「いじめっ子」といった関係性と対照的になっている。
また、作者ブログでは「オスタルギー※値が高くなると兄貴(ここではプロイセンのことを指している)がロシアさんに付け込まれる」と表記されている。
※オスタルギーとは、東ドイツの存在した時代、および当時の事物への郷愁のこと。
余談だが、旅の会話ブックロシア編では、ロシアの食について言及するドイツのセリフの注釈として「ドイツさんは分裂時に東側がロシアさんと付き合っていたので、他の面々より事情を知っています」という記述がある。
現代
プロイセンのブログ(俺様ブログ)にロシアが1日3回コメントを送る程度には交流がある。
「個人的にロシア(からのコメント)は見なかったふりをしたい」「どっかいけー!!」など、突き放すような言動が多いものの、毎回律儀にコメントを返しているようだ。
また、AxisPowers3巻でのプロイセンの紹介文に「今はロシアの飛び地※になったりしている」といった記述があり、現代においても二人の間には不思議な縁があることが窺える。
※公式で明記されていないが、恐らく旧・東プロイセン領である現・ロシア領カリーニングラードを指している
その他
2013年のキタユメハロウィンでは、クマ耳を着けたロシアと小さなウサギの姿をしているプロイセンの姿が描かれている。プロイセンがロシアに喜んでもらうことを想定してにんじんをあげるなど、本編よりも仲の良い二人の姿を見ることができる。
新シリーズである「ヘタリア World☆Stars Gangsta」では、「(ロシア地区について)俺は昔から知ってる」などといった発言から、本編同様に二人の間に長い付き合いがあることが確認できる。
(ジャンプ+533話より)