概要
作品中に登場する空想上の友人『イマジナリーフレンド』の1人。全身が赤く、蟹のような頭と胴体の数倍もある長い四肢が特徴で、NBAで活躍した大選手ウィルト・チェンバレンを名前の由来とする。
声優はフィル・ラマール(原版)、阪口周平(日本語吹替版)。
身長:244cm
体重:75kg
来歴
後にプロバスケットボール選手となるジョーダン少年の空想から生み出される。
ジョーダンの兄と彼のIFから挑戦を申し込まれたバスケットボール対決に臨んだ際、兄のIFが繰り出した意図的なファウルからジョーダンを守るべく身を挺して左腕欠損、左眼失明の重症を負い、これが対決の敗因となると自責の念からジョーダンの下を去る。
この後、何らかの理由によって創造主から離れたIFを預かる待機施設『フォスターズ・ホーム』に身を寄せ、同じくホームに居住するIFたちと共に暮らすようになる。
以後、ホームで5年に1度開催される創造主との面会の場『同窓会』にすら出席しないなど、責任の呵責から徹底してジョーダンとの面会を拒絶していたが、ホームメイトなどの尽力によって30年振りに再会を果たす。なお、かつてウィルトが左腕に着用していたリストバンドをジョーダンが今も大事に着用している事実をこの時に明かし、変わらぬ友情を確認して抱擁を交わす。
人物
ホームの総務を担当するミスター・ヘリマンに次いで大人びた雰囲気を持ち、思考の幼いIFたちの面倒を見る。
楽観的でありながら他者を第一として行動し、誰かが困っていると何を置いても助けに入る世話焼きだが、それが行き過ぎて余計なお節介となる場合も多々ある。