ウォレス(グローランサー)
うぉれす
年齢 | 36歳 |
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身長 | 194cm |
CV | 玄田哲章 |
パーティ内の年長者で実戦経験豊富かつ冷静沈着な性格。主人公(カーマイン)たちの保護者的存在。
固定メンバーでありパーティメンバーの中で唯一一度も離脱しない。ルイセも固定メンバーの一人だがイベントやルートによっては一時的に抜けてしまう場面がある。
物語開始の2年前に謎の仮面騎士達に襲われ両目の視力と右腕を失ってしまう。
主人公の義母であり宮廷魔術師であるサンドラに義手とバイザーのような義眼を作ってもらい、僅かだが視力が回復する(といっても人影が見える程度で容姿などははっきり見えない)。
礼も兼ねて主人公たちの任務(加入時は盗難されたサンドラの研究書の捜索)を手伝うのをきっかけにパーティに加入する。
続編『Ⅱ』でも登場し、ローランディア王国の将軍となっている。ただしサブキャラクターに格落ちしておりパーティーには入らない。
年相応に落ち着いており、傭兵として各地で戦ったことから博識。主人公たちの知恵袋でもある。主人公とルイセがある人物から恨みを買われた時は、冷静に指摘して考えを改めさせている。
騎士となった主人公のサポート役を任されていたが、最終的には一国の将軍(治安維持担当)にまで昇格するなど主人公よりも上の立場になった(戦争によって将軍たちが死亡したということも大きいと思われる)。
一方で軽蔑に値する相手に対しては皮肉や怒りを込めた言動を見せることも。
ある場面では怒鳴った姿をルイセから「怖かった……」と言われ、傷付くというナイーブな面も見せた。
元ベルガー傭兵団の副団長のうちの一人だったが、20年前の水晶鉱山の任務で謎の怪物に襲われて以来行方不明となったベルガー隊長を探すため傭兵団を脱退し放浪の旅をしていた。作中ではベルガ―に関する手掛かりが彼の身近に幾つかあったものの義眼が災いしてか物語終盤まで気づけなかった。
義手と義眼になる前の全盛期では闘技大会のエキスパート部門で何度も優勝したり、当時のインペリアル・ナイトとは「いつまで経っても決着がつかなかった」と語ったり、ナイトに勧誘されたりと凄まじい戦闘力だった。
現在もハンデを感じさせない程の強さだが、本人によれば全盛期の半分も実力を出せてないとの事。
見た目通りの重戦士タイプ。
武器はナックルと投擲剣でHPとSTRが高いが非常に鈍足で魔法は一切習得しない。しかし射程と威力が高い投擲剣でカバーできるため非常に使い勝手が良いキャラクターである。
ナックルはターンの周りが速いが、投擲剣は逆に遅いという欠点がある。
移動速度を上げるアクセサリーも存在するためナックルを使用したい場合はそちらと併用すると良い。
※以下はグローランサー中盤以降のネタバレを含みます! 主人公の正体に関するものなので閲覧注意!
水晶鉱山で掘り起こされた怪物の名はゲヴェル。かつてフェザリアンが開発した対グローシアン用の生物兵器である。そしてグローシアン側に奪われ改造されたのが本作の黒幕であるゲヴェルとなる。
ゲヴェルはグローシアンに逆らえないように魔法に弱くなるように改造されていた。ところがゲヴェルは正義のグローシアンたちの犠牲によって水晶に封じられてしまう。この時に水晶鉱山に封印されていたが、掘り起こされたことで目覚めたというのが真相だった。
そしてゲヴェルは傭兵団を壊滅させるも団長ベルガーと壮絶な一騎討ちを繰り広げ撃退された。その時に残されたベルガーの血液からクローンたちを生み出し、手駒として従え始める。
ウォレスを襲った仮面騎士がそのクローンである。実はウォレスが調べていた周辺にはゲヴェルクローンの巣があり、村人たちを拉致しては餌にしていたのだ。
ここまで話せばお察しの通り、主人公の正体はベルガーのクローンである。主人公はローランディア王城の前に捨て子という体で送り込まれたスパイであった。
ウォレスは視力が悪いため主人公の素顔も記憶を失ったベルガーの姿も見ることが出来ず、これだけのヒントに気づかなかったのだ。
ウォレスは主人公の正体を知った後も変わらず接していたが、クローンたちはゲヴェルの波動を受けていないと生きていられない運命にあった。ゲヴェルの死後は選択肢次第で落ち込んでしまい、ウォレスが失言を謝罪するという一幕が見られる。
続編グローランサー2では将軍になっており、サンドラを主人公にしたミニゲーム内で主人公と一緒に出勤する様子が描かれている。
またこのゲームでは、若き日のサンドラの夫候補にウォレスの名前が挙がっている。実際に結婚はしなかったが、主人公を通してサンドラと対面する機会はあるので将来的には……?