概要
オクバデとは、『チ。-地球の運動について-』に登場するオクジー×バデーニのBLカップリング。
バデーニは天才的な頭脳を持つ修道士であり、代闘士だったオクジーは彼の雑用係となり共に研究を行う。オクジーとバデーニは、地動説の研究を進める中で絆を深めていく。彼らの関係は互いに補完し合うものであり、特に卑屈だったオクジーの成長や他者を拒んでいたバデーニの心の変化は物語の見所の一つ。
プロフィール
名前 | オクジー | バデーニ |
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CV | 小西克幸 | 中村悠一 |
特技 | 剣術、力仕事、遠くを見ること | 天文学、ラテン語、哲学、代数、幾何学 |
苦手 | 夜空を見上げること | 細かい文字を読むこと |
所属 | 代闘士→バデーニの雑用係 | M修道院の修道士→田舎村の副助祭 |
結末
二人の間には知識や信仰に関する深い対話が繰り返される。バデーニが最初は他者の意見を必要としない姿勢を持っていたのに対し、オクジーはその視点を批判し、研究における「反論」や「他者の介在」の重要性を説く。この対話を通じて、オクジーとバデーニは相手への感情を育んでいく。
(以下ネタバレ注意)
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異端審問官ノヴァクの手が迫り、オクジーは一人残って時間を稼ぐと申し出る。バデーニは聖職者を殺せば地獄に堕ちると反対するが、オクジーは「今はこの地球を守るために地獄に行ける」「俺は地動説を信仰してる」と応える。彼の意志を覆せないと悟ったバデーニは、オクジーに【終油の秘跡】を執り行う。
結局彼らは捕らえられ、拷問の末バデーニの完成させた論文は教会に奪われ、二人は絞首刑に処される。しかし、彼らは地動説から得た「感動」を次の世代に伝える「予防策」に望みを託し、希望を抱いて死に臨む。