1.の概要
ミラノ公ガレアッツォ・スフォルツァの庶子。
11歳でイーモラおよびフォルリ領主のジローラモ・リアーリオと結婚して子を授かるが、後に夫は反乱によって暗殺される。この時彼女は子供と共に捕らえられた、籠城する城内の味方に投降するように説得すると偽りとつき、籠城した。
反乱の首魁が子供を殺すと脅したが、彼女は城壁でスカートをまくり上げると「馬鹿どもが!子供などここを使えばいくらでも作れる!」と挑発。仰天した反乱軍が子供の処遇を決めかね、援軍が来るまで持ちこたえた。これにより「イタリア第一の女(プリマ・ドンナ・ディタリア)」「イタリアの女傑(ヴィラゴ・ディタリア)」と称賛を受ける。
後年は愛人を暗殺された事に激昂して自ら剣を取って粛清を行うなど、苛烈な性格が強くなる。チェーザレ・ボルジアとの戦いに敗れて捕虜となり、彼によって凌辱されたと伝えられている。後にローマに移送されて修道院に入れられ、肺炎によって46歳で亡くなった。
鮮烈な逸話から後年にも多くの創作が作られた。
『アサシンクリード2』『アサシンクリードBH』にも登場。ここでは愚鈍な夫を殺して領主となったり、捕らわれの身でもチェーザレの妹ルクレツィアにビンタをかますなど、より苛烈な女傑としての姿が描かれる。
2.の概要
教皇庁国務聖省長官を務める、黄金色の縦ロールと剃刀色(灰色)の瞳をしたふつくしいの枢機卿。主人公アベル達Axの上司。
「薔薇十字騎士団」の存在を知る数少ない一人で、自身の復讐と世界を破滅させるため人類と吸血鬼(長生種)との間の争いを激化させようとする野望の阻止のためにAxを結成。また和平工作のため「帝国」上層部との接触を試みる。
原作ROM編および漫画版では表面上は優しく接しつつも、アベルと接近してゆくエステルに対する嫉妬心を募らせ苦悩する様子が見られた。また、原作では膠原病を患っており体は丈夫ではないという設定も存在するが、アニメではそうした描写は見られない。