概要
銃を持ったキャラクターが、銃口をカメラ側、つまり観客に向けているイラストに付けられるタグ。
射撃競技での的側から見た描写、警告、静止・制圧する際の相手側からの描写、とどめを刺す瞬間 など、さまざまなシチュエーションがある。
少し引き金を引けば実弾が発射される、いわゆる生殺与奪を握っている状態。
死ぬ直前に見る光景とも言える。
完全にカメラ側に銃口を向けているものから
少し銃口をズラして立体的に銃を描いているもの等、多少差異がある。
ただし…
ちなみに、実物の銃を人に向ける行為はマナー上タブーとなっている。
銃大国アメリカに限らず日本国内であっても、銃口を向ける=殺意があるとみなされ、人間関係から司法関係まで色々と厄介な問題を起こしてしまうので、注意が必要である。
実銃に触れる機会があっても絶対真似しないでださい。
また銃がひどい場合、「こんなひどい銃で…撃たれる奴の気持ちを考えたことはあるか?」と、怒られる可能性があります。ひどい銃を恥ずかしげもなく持たないようにしましょう。
フィクションにおいても
上記のように「撃たれる側の視点」なら「あり」ですが、銃の扱いに慣れている設定の人物が、
撃つ意図無くカメラ(もしくはそれに準ずる誰か)に銃口を向けるポーズは、
「そんな最低限のマナーすら知らない」という、キャラ崩壊になりかねないので、
とくに警察関係者や職業軍人を描く場合は注意しましょう。
安全装置掛けているから、弾を装填してないから、という問題ではない。
フィクションにおける自主規制
ガールズ&パンツァーのコメンタリー内で、「銃」によるこの構図は(TV?)業界の自主規制により(撃たれる側視点だろうがなんだろうが)描くこと自体かなりハードルが高い旨が語られた事がある。一方「砲」によるものなら問題がないようで、同作内でも真っ直ぐ画面に砲口が向けられたシーンが存在する。コメンタリーで語っていたスタッフ曰く「自主規制なんてそんなもの(要約」らしい。
民放各社が用いている「番組放送基準」の第一章の頭に【人命を軽視するような取り扱いはしない】という項目があり、暴力表現により実際にオンエアされなかった作品もあり、コンプライアンス遵守の昨今からすると、地上波で扱いづらかったり、鼻から自主規制されたりすると推測される。万人に届いてしまう放送より、エンターティメントを重視できるネット配信のほうに期待したい。
関連タグ
カメラ目線:語源?