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概要編集

声:高橋広樹(ドラマCD版)


火の部族長兼将軍であるカン・スジンの長男。厳しく時として冷酷だが、非常に生真面目で高潔な人物でもある。かねてより火の部族の全ての兵士を束ねる護衛大将を務めており、次期将軍としても期待されていた。


城を追われたヨナ姫を自身が殺したのだと思い込み、彩火城で抜け殻のようになっていた弟カン・テジュンに、税の徴収を邪魔する賊『暗黒龍とゆかいな腹へり達』の討伐を命じた。その結果、ヨナとの再会を果たしたテジュンは、無知で傲慢なお坊ちゃんから、民の為に尽力する真の指導者への道を歩み始めることになる。


父スジンが戒帝国千州の豪族であるリ・ハザラと結託し、反乱を起こした際には何も知らされていなかった。当初、スジンは千州軍の侵攻を演出しており、援軍を乞う振りをして空都の国王スウォンを討つ腹積もりであった。騒動の最中はスジンの命を受け、将軍不在の彩火城を守るべく、攻めてくる筈のない千州軍の一部と睨み合っていた。

スジンの反乱が鎮圧された後、キョウガは尊敬していた父が国を裏切ったという事実に大変な衝撃を受けた。戦死した父に代わって自らの命を以て罪を贖うことを決意したが、スウォンにその優秀さと人望の厚さを買われ、新たな部族長兼将軍に任命される。


以降は汚名返上の為に邁進している。部族長兼将軍に就任した直後は空都にて部族の統治について学び、高華王国が戒帝国金州へ進軍した際にはスウォンに先鋒を任されている。また、キョウガが空都に滞在している間は、テジュンが部族長代理として彩火を守っていた。


ヨナ一行がテジュンの計らいで彩火城に滞在した際には、風呂場でキジャによって気絶させられ、ギャグ要員として扱われ散々な目に遭った。


余談編集

能天気かつ自由に行動する弟テジュンを叱るのは、今も昔もキョウガの役目である。テジュンの側近・フクチは、キョウガが一番生き生きしているのはテジュンを叱っている時だと語る。

また、テジュンのことを「愚弟」と見下していたが、スジンが謀反を起こした直後は自身の母とテジュンの助命を願い出ていることから、本心では家族として大切に想っていることがうかがえる。作中に登場する時は大抵一言目に「テジュンはどこだ?」と発言している。彩火城に戻ってきてからは、テジュンに食事を共にするよう命じているらしい。


慎ましい母・イグニのことを敬愛している。以前は緋龍王として火の部族の兵士たちから絶大な支持を誇るヨナと四龍を警戒していたが、イグニから火の部族の恩人であるヨナ一行を軽んじないよう諭されてからは、彼らへの態度が軟化している。


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