概要
カーダ・スモルト(Kurda Smahlt)とは、小説「ダレン・シャン」に登場するバンパイア将軍である。120歳。
金髪碧眼で左頬に3本の小さなひっかき傷がある(バンパニーズとの信頼の証)。
平和主義者であり、バンパニーズとも仲が良く、バンパニーズとの和解を目指している。
教官のバネズ・ブレーン曰く、「いつでも優秀だったが武器に関しては凄まじくできの悪い生徒だった」「素早くて結構タフなくせに血を見るのが苦手」。ちなみに棺も苦手。
だが、「槍の名手になれた」とも言われているので、戦闘力は見た目にそぐわず高い様子(実際、エラ・セイルズを負かしている)。
趣味はバンパイア・マウンテンの地図を作ること。
弟子が3人おり、1人はサイラッシュという名前である。漫画版では弟子が二人になっている(サイラッシュとスキンヘッドの瘦せ型の男)。
スピンオフ小説である「クレプスリー伝説」では「金髪で、繊細な顔だちの、きゃしゃな男」と描写された。要するに公式のイケメンである。漫画版では長髪だった。
※ネタバレ注意※
「死してなお、勝利の栄冠に輝かんことを!」
バンパニーズに和解を持ちかけた功績が認められ、史上最年少でのバンパイア元帥就任を目前にしていた。しかし、バンパニーズ大王の誕生を知り、バンパイア一族が皆殺しにされる前にバンパニーズ一族に吸収させようと考える。彼と同じく平和を望むバンパニーズ達をバンパイア・マウンテンへ入れ、血の石を奪う計画だった。だが、力量の試練に失敗したダレンを逃がす際に、バンパニーズの侵入を知られ、ダレンを追ってきたため一緒にいたガブナーを口封じに殺害してしまう(ダレンはその後、逃げる途中で水路に落ち、バンパイア・マウンテンの外に出た)。叙任式の最中にダレンによって裏切りを暴かれ、自身の弟子や、仲間のバンパニーズを皆殺しにされた。その後、裏切り者として死の間で杭の上に落とされ処刑される。
死後、ミスター・タイニーと取引をし、リトル・ピープルのハーキャット・マルズとしてダレンを守るため、再び生きることになった。
「ハーキャット・マルズ(HARKAT MULDS)」は「カーダ・スモルト(KURDA SMAHLT)」のアナグラム。
10巻ではハーキャットの正体として再登場する。