データ
製造国 | 中国 |
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発掘地 | 鶏野遺跡 |
動力機関 | スチームエンジン |
燃料 | 石炭 |
特徴 | 低コスト |
出撃費用 | 25億円 |
概要
リモートコントロールダンディに登場する巨大ロボ。
主人公である王座守が操縦する第二のロボであり、鶏野警備隊第二のロボである。
名前の由来はアーサー王伝説に登場する円卓の騎士であるガレス。
造形
暗めの赤色(ゲーム中では紅色に見えるが)をベースにした機体。両肩に煙突が付いており、動かすたびにそこから蒸気が出てくる。
胴体に黄色の半輪が付いており、上半身と下半身で合わせて一つの円となる。脚の外側には後述の車輪「大戦輪」を装備している。
性能
鶏野警備隊所属のロボットの中でキックを使うことができる唯一の機体。低燃費で鶏野警備隊のロボットの中では最も出撃費用が安い。
ただし、全体的なパワーおよび歩行速度はヴォーダンに劣り、中盤まで移動技を持たないのでスピードが求められるミッションでは苦戦を強いられる。
必殺技は両足に付けられた大戦輪を相手に叩きつけることで敵を粉砕する「大戦輪キック」。
また、スチームカタパルトの機能も兼ねた煙突からミサイルを射出する「スチーム・ミサイル」も持つ。
プレイヤーの開発次第では、腕にスチームクレーンアームを取り付けることでパンチの腕を伸ばすことができ、更にアームを最大限まで伸ばして相手を殴り飛ばす「クレーン・ストレート」が使えるようになり牽制能力が大幅に増す。また、両側の大戦輪をフルパワー稼働させて飛び膝蹴りを行う「ハルマゲドン・ニーキック」が使えるようになる。
ストーリー後半でようやく大戦輪を機関車の車輪のようにして走らせる走行形態が追加。どのロボットよりも早く移動できるようになるが、前進するためにはガレスを操縦する必要がある(その間守を動かせない)ため、使い勝手はそこまでよろしくない。その後、開発メニューに走行形態のまま相手に突っ込む「ガレスブレイク」と大戦輪を投げ飛ばす「大戦斬」が追加される。特にガレスブレイクの攻撃力は桁違いで、ストーリーに出てくるありとあらゆるロボを無傷の状態から一撃のもとに粉砕するほどである。
ストーリーでの活躍
中国からやってきた輸送船(モードルに襲われていたがヴォーダンに救出された)に載ってたロボ。
その後、メンテナンス(ストーリーによっては修理)によって動けないヴォーダンの代わりに鶏野ベイエリアにやってきたモードルを迎え撃ち、撃破する。
初出動の後、守の同級生である魚山ミサの相談を受けて、彼女の家である魚屋「うおいち」の宣伝旗をガレスに搭載、旧市街で訓練しながらうおいちの宣伝をしていた(なお、うおいちのライバル店であるスーパーマーケットを壊すことも可能。訓練終了後ミサが赤らめて感謝してくれるが・・・)
強化されてやってきたキャメロン号の攻撃の前に大破してしまったヴォーダンを見て、ガレスに希望を託す守に対し、柳博士は「ガレスの勝てる相手ではない」と宣言。このことが守が直接キャメロン号と戦うきっかけにもなる。
(ちなみに対戦モードではキャメロン砲にさえ気を付ければガレスでも余裕で勝てる。)
ストーリー中盤、柳博士により、巨大ロボットは古代文明によって発明されたものであり、怪ロボットは北極の古代遺跡にあった「なぜか」動力機関のないロボット達に王座財閥の調査グループが動力機関を積んだところ暴走してしまったことにより生まれたことが判明。
それに対抗すべく見つけ出されたもう一つの遺跡こそが鶏野遺跡であり、ガレスのみならず最初に守のパートナーとなったヴォーダン、ヴォーダンを大破させガレスでは歯が立たないキャメロン号を倒すべく出撃し鶏野を守ったライオネルもそこで「動力機関なし」の状態で発掘されたことが判明した。
(博士の口からは語られていないが、本来鶏野警備隊のロボになるはずだったサハリン2、語られたのちに初めて登場するペルスヴァルも鶏野遺跡で発掘されたと推測できる)
ストーリー後半、鶏野から遠く離れた東京の新宿に現れたガラハッドを迎撃しに行くため、ガレスに走行形態が追加された。機関車となったガレスは新宿へ急行。ガラハッドの迎撃と都庁の防衛に成功した。
関連イラスト
関連タグ
クリムゾン・タイフーン 中国製造の巨大ロボットつながり。両者ともに他のロボとは異なる戦闘スタイルを取る上、作中で唯一キックを出せるという点でも共通している。
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以下リモートコントロールダンディ終盤のガレスに関する重大なネタバレ
終盤、「破壊神」を感知した古代文明の守護神「ディオニシオス」が敵対組織北領軍の本拠地である北極基地を自分の意志で破壊・脱出し鶏野遺跡に向けて襲撃。プレイヤーの手によってディオニシオスは破壊されるが、鶏野遺跡に存在した「動力機関付き」のロボット、「アスモデウス」が破壊神ではないかと守と柳博士によって疑われる。
その後、北領軍の残党がアスモデウスを強奪、起動させてしまう。何とかアスモデウスを撃破するも、アスモデウスの動力機関「D機関」により天変地異と共に異次元から来た破壊神「ミゴス」が襲来。
ガレス(別のロボでも出撃可)はミゴスを一時的に退けたが、すぐに完全に再生されてしまう。
それを感知したヴォーダン・ライオネル・ペルスヴァル(ガレス以外で出撃した場合はそのロボの代わりにガレスとなる)が勝手に起動して鶏野警備隊の出撃基地を飛び出し出撃。ガレスも自律して動き、4機でそろって雷のような封印をミゴスに施し、異次元へと封じる。
しかし、エネルギー切れとなり機能を停止した彼らもまた次々と異次元へと吸い込まれ姿を消してしまう。最後に残ったガレス(最後に出撃したロボ)は自分の意思で抵抗するものの、抗いきれず機能を停止、異次元へと消えてしまう。
戦いの後、柳博士は「古代文明人に与えられた使命だった」と解釈しているが、先述の行動からも分かるように実際は守と共に戦い、鶏野を防衛してきた、自我を持つ鋼鉄の兵士と言えるだろう。