🛴概要
地面を蹴って進むハンドル付きの乗物の総称。元はスクーターと呼ばれていた。
1817年に製作された最初期の自転車「ドライジーネ」もキックスケーターの一種であったが、19世紀末にはローラースケートの車輪を流用した小型のキックスケーターが作られるようになった。
1974年、日本でペダル推進式の「ローラースルーGOGO」が発売され大流行。
1993年、スケートボードにハンドルを付けた三輪または四輪のキックスケーター「チロ・スケーター」が誕生。
各社が類似品を販売し、20世紀末には日本にも輸入されるようになり、K2 Inc.の製品名「キックボード」でキックスケーター全般を呼ぶようになった(英語でKickboardはビート板のこと)。
その一方、日本でのキックスケーターのイメージは、Micro Mobility Systemsが発売した折り畳み型で軽量なアルミ合金製二輪スケーター「Razor」に拠るところが大きい。
日本の道路運送車両法では軽車両に分類される。
しかし、道路交通法では軽車両ではなく遊具と看做され、「交通の頻繁な道路」での使用が禁止されている。