キラーメイル
きらーめいる
ファントムオブキル地上編に登場する男性ユニットの総称
キラープリンセスの更に前段階に於いて大樹ユグドラシルの根元で魔獣と悪魔によって存亡の危機に立たされていた人類が生み出した超常の戦士。
人間に魔獣の血肉を埋め込む事でその力を獲得した半人半魔の戦士であり、彼らが神器から抽出精製されたキラーズを埋め込まれる事でキラーメイルとなる。
本来、キラーズに存在する狂気因子は女性の肉体にしか受け止める事は出来ないが魔獣の血肉が代わりに受け止める事で男であってもキラーズの所持が可能となっている。
そしてキラーメイルの後により強力で安定した戦力として生み出されたのがキラープリンセスである。
ただし、キラープリンセスも抽出されたキラーズが不完全でありしかも完全なキラーズを生み出す前にキラーズの元となる神器がラグナロク上層部の独断の結果、天上界へ強奪されてしまったために戦力増強がこれ以上出来ない状態に陥ってしまった。
つまり、如何に魔獣と悪魔の侵攻を防ぎつつ、天上界への道を開き、如何にして神器を奪還するのか―――それが人類存続のカギである。
なお、天上編中盤に登場するリべリオンもキラーメイルの一体である。
魔獣の血肉の力を解放する事でより強大な力を発揮する事が可能。代償として魔獣の血肉に侵食され何時暴走し魔獣へと変じてしまうか分からないという欠点を持っている。
20%の解放で口が横に裂け、歯が鋭利になり瞳や耳の形状が変化するなどの肉体的変化を生じる。
CLAYMOREの男戦士と概ね同じ存在だと言え、獣血解放=妖力解放のようなものである。
魔獣化が進行してゆくに従い、精神が削ぎ落されてゆくためその記憶も失われていく。
ただし、神器とマナを合成して生成した武器;キラーズを埋め込むことで魔獣化を抑止出来るため人類存亡の危機であったこともあり、相当数のキラーメイルが生み出され尚且つ健在していた。
またキラープリンセスの実験が成功した後もキラーメイル製造は続けられており、中にはキラープリンセスよりも後にキラーメイルとなった人間もいる。
しかし、キラーズの狂気因子はキラープリンセスと同じく健在でありその狂気が彼らを必要以上に戦いに駆り立てる為、結果として獣血の解放を強いり魔獣化を進行させてしまうという悪循環を生じさせてしまっている。
つまり、如何にしてキラーズの狂気因子を抑制し獣血解放を抑えながら効率よく戦うのか、がキラーメイルの宿題と言える。
その為、キラーズを安定させる事の出来るマスターの存在は彼らにとって命綱も同然である。
他、イミテーションに類する存在とそれとの淘汰などキラープリンセスと特徴を概ね同じくする。
端的に言って、比較にならないほど貧弱である。
安定性の点に関して言えばキラーズの狂気因子だけでも危なっかしい上に魔獣化のリスクも上乗せであり両手に時限爆弾を括りつけられてるようなものである。
更に、元々キラーズと適用できない男性ベースであるため、キラーズの戦闘能力を完全に引き出すことも出来ない。
しかも、所持しているキラーズは抽出が不完全であり天上編の物と比べると数段劣るというオマケ付き
その設定を反映してか、ユニットのレアリティは男女問わずほぼ☆1、最終レアリティも☆3とステータス面でも兎に角貧弱である。この為、プレイヤーの戦術が鍵となるゲームバランスとなっている。(しかも戦闘不能となったユニットは永久離脱になる)
地上編ではキラーメイルが先行であった事もあり、キラーメイルのほうが武具名で呼ばれキラープリンセスは概ね人間であった頃の本名で呼ばれる。(ユニット表記は天上編と同じ)
キラーメイルにも人間だったころの本名が存在するが、その出自があまりに様々であることも含めてか本名を名乗るものは殆どいない。
ただし、主人公のゼロだけは実験体零号由来の通称で呼ばれ本名は不明。またディルフィングもそのままであり、本名等は出ない。
例
レーヴァティン→アマネ(ゼロとは実の兄妹)
ロンギヌス→ヤクモ
アスカロン→シオリ
ヴァナルガンド→ウルリカ
シユウ→リンファ
フォルカス→アオイ
ムラマサ→チトセ(マサムネ♂とは実の兄弟)
魔獣化状態でキラープリンセスのファントムと同じく徘徊している。ただしマスターが再び現れるまでは目撃例すら皆無であった為、認知度は皆無。
しかし、戦闘力は別格に向上しており斬ル姫に圧倒的に劣るはずのキラーメイルが霊装支配・妖精結合によって戦闘力を格段に向上させた斬ル姫を圧倒している。
その体内には神器を有しており、彼らは―――その最期全ての想いを神器に託し消えてゆく。
そのキラーズを手に取った斬ル姫は霊装支配の楔を打ち破り、在りし日の記憶を取り戻す。