クラノ=キリハ
くらのきりは
CV:田澤茉純
ころな荘106号室を我が物にすべくやってきた侵略者の一人。
遥か昔、争いの果てに地底へと追い出された大地の民の長の娘であり、地上侵略作戦のリーダー。召使いとして埴輪型をした霊子力ロボット、カラマとコラマを連れている。
里見孝太郎の住む6畳間を狙う思惑は、そこにあったとされる祖先の祭壇を再建させ祭壇の能力により強力な霊子力兵器を量産し、地上を侵略する事。とは言え彼女自身は滅びゆく大地の民を争うことなく地上へと溶け込ませることを目指しており、武力で地上を支配することを目論む急進派の牽制のために武力の供給を容易にする祭壇の建造を遅らせようとしている(そのため六畳間をめぐる争いを敢えて長期化させている)。
しかし、明かされていない別の思惑もある様子。
美しい顔と抜群のスタイルを持ち、黒く長い髪を後ろでひとまとめにした少女。
巫女服に似た、地下帝国の民族衣装を纏い、多くの高価な装飾品を身に付けている。
思い出の品として、作中のヒーロー番組の主人公であるカブトンガーのカードを所持。
性格は冷静沈着であり、些細なトラブルには動じず、適正な処置をとる。しかし、茶目っ気もあり、時たま相手をからかって楽しむことも。
六畳間をめぐる争いの中で孝太郎とは唯一無二の親友となり、立ちはだかる困難から守りあう関係となる。また、海水浴で出会ったゴーストハンターから早苗の情報を得ており、その解決のために陰で尽力している。
普段は普通の少女の喋り方をするが、素性を知る人々の前では「我」と言う一人称を使い、堅苦しい喋り方をする。学業、運動ともに非常に優秀であり、人の心の動きを敏感に察する事が可能。また、家事全般をそつなくこなす。
※以下ネタバレ
実は以前に孝太郎と会ったことがある。
10年前、母親を病気で亡くした直後であり、それによる精神的な不安定から父親と喧嘩して家出をし、地上に出たところで孝太郎たちと遭遇。彼女は自分をキィと名乗り孝太郎たちと接していくが、孝太郎も母親を亡くしたばかりで妻を喪った父の悲しみを理解して帰還を決意するとともに孝太郎に好意を抱く。
その直前、急進派が依頼した悪の魔法少女(先代ダークネイビー)による暗殺未遂に合うも、過去から帰還する途中だった孝太郎とクランの力により無事生還を果たす。別れ際、母の形見である首飾りをお守り代わりに孝太郎に託し、彼女も孝太郎からカブトンガーのカードを貰って以来自分の宝物にした。
そこから10年経った現代、首飾りを孝太郎の部屋にて発見。初恋の人が発覚するとともに、生涯を孝太郎のために捧げることを決意する。