概要
チキタとラー・ラム・デラルの前に現れた少年。
金髪碧眼で、性格は見た目の割にかなり大人びている。
また「オルグ」という、イタチのようなものを連れて歩いている。
以下、ネタバレ
実はクリップはチキタと同じ”まずい人間”で、オルグはクリップと100をやった人喰いだった。そして、見た目はチキタと同じくらいだが人間にして数百年も生きている身だった。
しかも、人間でありながら人喰いだったのだ。
100年のきっかけはクリップが山奥に入りオルグと出会ったこと。クリップの住んでいた場所は常に戦いに敗れた人間の死体が沢山転がっているような場所で、ろくな食べ物もないクリップの家は、その転がっている人間を食べて生活していた。
クリップは年頃になり仲の良い女性も出来たのだが、その女性に食人がバレてしまい、情報は村全体へ広がり、クリップたちは追われる身となっていまう。逃亡中に母親は亡くなってしまい、死にたいと願って山を登った最中にオルグと出会う。
さらなるネタバレ
「ついに俺は人でなくなってしまったね」
時が経つにつれ、クリップに情を抱いてしまったオルグは「このまま人喰いをやめて、餓死しよう」と決断する。そして、ついにオルグが死にかけた時クリップはチキタ達の前から姿を消し、ひとつの村の人を大量に殺してオルグに人を食わせて生き延びさせる。
そうしてクリップはオルグに「ついに俺は人でなくなってしまったね」と言った。
オルグはクリップに人殺しをさせたことを後悔し、
「クリップが私のために人間の命をうばったのなら今度はそれと同じだけの人間をこれから私はクリップのために救ってみせよう」
と誓う
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