クレアクレアクレアクレア……馬鹿みたい
よくぞいってくださった
クレア、クレアはどこだ?
クレア……
クレア……!どこも痛くないか?気分は?
ダメだ!行くなクレア!
貴様ら、クレアはどこだ!
クレアを……クレアを返せ!
クレアッ!!
クレア……クレアッ!!
クレアアアアアアッ!!
クレアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!
カレギア城にてヴェイグ一行が王の盾の軍勢との対決時、ボスとしてトーマと共に立ちはだかったサレが戦闘中の掛け合いでヴェイグに言い放ったセリフ。
一連の流れは以下の通り。
ヴェイグ「サレ!クレアを返せ!」
サレ「クレアクレアクレアクレア……馬鹿みたい」
ヴェイグ「ふざけるなあああ!!!!」
サレ「ふふふ、楽しいねえ!」
このセリフは「さらわれたヒロインを取り返そうとする主人公の前に立ちはだかる極悪非道の敵がここぞとばかりに主人公を煽る」という場面で出てくるものであり、本来ならばネタ要素は皆無である。至って真剣なシーンのはずなのだ。
しかし、実際ヴェイグは作中においてもプレイヤーの耳にタコができるレベルでクレアの名前を口にしており、本編中で発言した回数を数えると、なんと281回も発言している(ちなみに本記事のタイトルでもある上記セリフが飛び出すまでに発言した回数は105回)。
しかもヴェイグの担当声優である檜山修之氏の暑苦しさ全開のボイスでクレアクレアと聞かされるのだから、ゲームをプレイする人達からすれば「もう勘弁してくれ」と感じる事間違いなしである。
そして、上記の事情と相まったせいでサレが放ったこのセリフが本来とは全く違う意味に聞こえてしまい、結果として「自分達の心の声をそっくりそのまま代弁してくれた」「よくぞ言ってくれた」とプレイヤー達から捉えられるようになり、心からサレという悪役に賞賛の意を送る人が続出するという事態が発生したのである。