クロメの骸人形
くろめのしかばねにんぎょう
クロメが操る様々な死体人形達で、人間の他に危険種も含まれている。大半はクロメ自身が暗殺した者で構成されており、クロメは人形達を「コレクション」「玩具」と呼んでいる一方で、幼い頃から一緒だったナタラのことは「大事な仲間だからこそ、いつまでも一緒にいたい」とも。切り捨てた者を呪いで骸人形にし操ることが出来る力を持ち、人形に自我は無く、能力は生前のままでクロメの命令に忠実に従い、行動する。また、死体のため、殆ど自我や痛覚はなく、首や腕を失っても敵に襲い掛かる。また、ヘンターのように強い念で動く者も存在する。クロメは 姉であるアカメもコレクションに加えたい模様。
ナタラ
クロメが操る骸人形の一体。かつてアカメやクロメと同じく暗殺部隊の人間で、骸人形の中でも特に高い戦闘能力を誇り、インクルシオを装着したタツミ相手に互角以上に戦うほどの実力者でもある。主に八房発動中のクロメの護衛を行う。武器は伸縮自在の薙刀状の帝具で、接近戦や遠距離攻撃、広範囲への攻撃も得意とする。
ナイトレイドとの戦闘では終始、八房発動中のクロメの護衛を行い、その後、クロメ命令で暗殺に失敗し逃げたチェルシーをドーヤと共に追跡し、ドーヤとの連携でチェルシーを追い詰めて殺害に成功する。
ドーヤ
クロメが操る骸人形の一体。元は北の異民族から送り込まれた女性の暗殺者で、骸人形になっても常に自信たっぷりな表情を浮かべているが、クロメ曰く「生前、殺される時は泣き叫んでいた」らしい。武器は2丁の拳銃で、ナタラの次に高い実力を有し、巧みな銃さばきをする銃使いでもある。
ナイトレイドとの戦闘ではマインと銃撃戦を繰り広げるも、実力は彼女の上であったために、谷底へ落とされる。その後、復帰して再びマインを襲うもスサノオに邪魔され、蹴り飛ばされる。
その後、クロメの暗殺に失敗し、ガイアファンデーションで変身して逃げろうとするチェルシーを左手四本諸共ガイアファンデーションを銃撃で吹き飛ばし、ナタラと共にチェルシーを追跡し、連携して殺害した。
デスタグール
クロメが操る骸人形の一体。外見がティラノサウルスの骨のような姿をしている。元は洞窟で冬眠していた帝具の素材にもなりえる超級危険種で、骸人形の中でも巨体を誇り、生半可な攻撃では傷1つつかず、口からは地形を一変させる程の破壊光線を放つなど強大な戦闘力を有する。
その巨体と力でナイトレイドを追い詰めるも、奥の手を解放したスサノオにより一刀両断にされ、倒された。
ロクゴウ
クロメが操る骸人形の一体。元帝国の将軍の男性で、かつてナジェンダの同僚でもあった。生前は帝国内でも数少ない良識派の将軍で、ナジェンダ同様、反乱軍に寝返ろうとした所、クロメに暗殺され、骸人形にされてしまった。武器はムチを使用し、獣化したレオーネでも見切れぬほどの巧みなムチさばきを発揮し、地面を陥落させて相手に攻撃する技「アースシェイカー」など、将軍に恥じぬ実力を持つ。
ナイトレイドとの戦闘ではナジェンダに首を蹴り飛ばされるもそのまま襲い掛かるも、最後は死者を冒涜する帝具に怒りを見せたナジェンダに殴り飛ばされ、デスタグールの破壊光線に巻き込まれて消滅した。
生前は陽気で明るい性格で、ナジェンダの事を「ナジェ」と呼んでおり、ナジェンダも彼の事も尊敬しており、稽古を付き合っていた模様。
エイプマン
クロメが操る骸人形の一体。ゴリラの様な姿をした特級危険種で、個体の中でも特に能力が高く、クロメからは脳筋だけど使いやすいと評されている。
ナイトレイドとの戦闘ではヘンターと連携してタツミを苦しめるもが、動きを見切られた挙句、ヘンターが倒されてしまい、一方的に圧倒され、死者を冒涜するクロメにキレたタツミに連打、最後は頭部を粉砕されて敗北する。
ヘンター
クロメが操る骸人形の一体。元は帝国に滅ぼされたバン族の生き残りで、トリッキーな動きと大型のバタフライナイフをそのままにしたような刃物を用いた攻撃で相手を翻弄して襲う。そのトリッキーな動きにクロメも殺すときにはでもかなり苦労した模様。また、骸人形の中でも強い念で動ており、不明瞭ながら言葉を発したり、チェルシーが変装したバン族を見て、仲間意識を見せるなど、感情らしい一面を持つ。
ナイトレイドとの戦闘ではエイプマンと連携してタツミを苦しめたが、帝具によりバン族に変装したチェルシーに気を取られ動きが止まり、正体を見せたチェルシーから真実を明かされ、ショックのあまり激情し、そのままタツミに叩き割られて倒された。
カイザーフロッグ
クロメが操る骸人形の一体。名前の通りカエルの姿をした危険種で、人間を一飲みにできるほどの巨体を誇り、丸呑みした獲物をお腹の中の溶解液で何でも溶かしてしまう。
クロメによればこの間、骸人形したばっかりの新人で、その際、損壊が激しく、クロメも気づかなかった模様。
ナイトレイドとの戦闘ではではマインを襲撃し飲み込む。しかし、身体の損壊により溶解液が漏れて十分な量が無かったために服だけ溶かされずに済んだマインの反撃で内部から撃ち抜かれて木端微塵に吹き飛ばされた。
ウォール
クロメが操る骸人形の一体。サングラスをかけたスキンヘッドの男性。生前は有名なガードマンで、クロメの標的を守った際に殺害され、骸人形にされた。武器は透明な盾と仕込み銛を使用し、味方の護衛する事を専念しながら戦う。
ナイトレイドとの戦闘ではボルスの護衛で参戦し、アカメを苦しめるも、レオーネの参戦で形勢が逆転され、アカメに両足を斬られるも、仕込み銛でボルスを援護するも、アカメに両腕を切り裂かれ行動不能になり、最後はボルスがルビカンテを破壊した際の爆発に巻き込まれて消滅した。
ボルスは自分を守ってくれた彼を感謝しており、脱出した際に爆発に巻き込まれた事を悔やんでいた。
ラン
クロメが操る骸人形の一体。
詳細はラン(アカメが斬る!)の記事を参照。