概要
「警察」(刑事、警官)と「泥棒」の二組に分かれ、警察が泥棒を捕まえて「牢屋」に入れるという設定であり、牢屋に入れられた泥棒も仲間に助けられて再び逃げることができることから、「助け鬼」に分類される。
日本では、昭和以前から行われていた伝承遊びの一つであり、地域によってさまざまな名称で呼ばれている。
また、アルゼンチン、オーストリア、タイ、ブルガリアといった海外においても同様の遊びがみられる。
基本ルール
- じゃんけんなどで警察と泥棒のチーム分けを行う。
- 牢屋の場所を決める(地面に描いた円や三角コーンで囲った部分を牢屋とするほか、サッカーゴールなどが使われることも多い。)
- 他の鬼ごっこと同じように警察(鬼)が指定の数を数えている間に泥棒側が逃げる。数え終わった後は警察が動き始めて泥棒を探し始める。捕まった泥棒は牢屋に連行されるが、捕まってない泥棒にタッチさせると復活できる。
- 泥棒が全員捕まったらその時点でゲーム終了。すなわちゲームを終了できるのは鬼(警察)の側だけであるのが特徴といえるが、あらかじめ制限時間を決めて制限時間終了時点で一人でも泥棒が残ってた場合は泥棒側の勝ちとする場合もある。
ルール補足
地域や人によっては警察は泥棒をタッチするだけでは捕まえたことにならないとする場合もあり、「捕まえて10数える(10数えられる前なら泥棒は警察を振り切って逃げることができる)」、「背中を5回たたく」、「牢屋まで連行する」など地域によってさまざまなルールが存在する。
その他呼称一覧
どろじゅん・じゅんどろ - 「泥棒と巡査」から
ぬすたん・ぬけたん - 「盗っ人と探偵」から
どろたん・たんどろ
悪漢探偵
探偵ごっこ
ギャンポリ
題材にした作品
関連項目
逃走中…ケイドロの進化版と評されることがある。