コピーアイリス
こぴーあいりす
『そう言って兄さんまで殺したくせにぃいいいいいいい!!』
『ドラえもんのび太の転生ロックマンX』の第七部『ロックマンX3 ブリキの迷宮』終盤に登場したアイリスのコピー。
ある人物が皇帝ナポギストラーの宮殿に設置した三次元立体コピーシステムにアイリスが入ったことで誕生した。
初登場時は、『ロックマンロックマン』の悪ロールちゃんのような会話をやり取りしていたがオリジナルの彼女とは違い、容赦のない攻撃を行うなど好戦的に見える一面が見られる。また、自分がコピーされた存在と自覚しているところがありながらもどことなくゼロに対して憎悪に似た感情を抱いている(対して、同様の方法で生み出された有賀版コピーロックマンは、誕生直後自分をオリジナルと誤認していた)。
基本はオリジナルのアイリスと同じ構造になっているがケインたちの手でゼロと共に体に移植した『パートナー回路』がコピーされていなかったり、失われたはずのイレギュラー形態に変身できるなど違いがみられる。また、それに反して素の状態ではあまり戦闘が得意ではない様子も見られる。
「私も・・・・・ほしかった・・・・・・」
これより先は重大なネタバレが含まれています。
彼女は、正確にはコピーではなく原作のX4で死亡した本作とは別世界のアイリス。
コピーシステムのバグなのかは不明だがコピー中に死亡直後の彼女の意識がインストールされたらしく、一部の機能が再現されていなかったことやイレギュラー形態に変身できるのはこれが原因。
兄であるカーネルや自分を殺したゼロへの憎悪。そして、自分とは別の道を進むことができた本作のアイリスへ嫉妬し、合流した二人の前で再びイレギュラー形態へとなって襲い掛かる。
激闘の末に手足が吹き飛ぶほどの重傷を負い、自分もまた彼と共に『レプリロイドだけの世界』で生きたかったと嘆くが、本作のアイリスに『レプリロイドも人間と同じ。時には争い、時には道を間違えることもある。その間違いを認めて手を取り合って行くからこそ本当の平和な世界へ近づくことができる。』と説かれる。その瞬間、最後のゼロとのやり取りを思い出したのか自分もまた間違っていたことを悟り、感謝の言葉を述べながら機能停止した。
奇跡の生還とその後
その後、場面転換して原作のX4のゼロが叫ぶシーンを終えた後に息を吹き返したことが明かされている。
ゼロに「ただいま」の言葉を送り、大戦終了後にイレギュラーハンターに転属。彼の専属オペレーターになったことが『X7』編で判明した。
いかなる時でもゼロの身を案じており、一時的に行方不明になった時も必ず生きていると信じ、原作エックスから「自分以上に頼りになる」言われるほどである。
周囲からも認められているほどのカップルだが、重傷を負って帰って来た際には完全に回復するまで訓練させないと言った頑固さを披露した(ちなみにこの時言った訓練とは射撃訓練でバスターの機能を失ったゼロとしては、体の機能をほとんど使わない訓練とも言える)。
ゼロ曰く「カーネルに似てきた」とのこと。