概要
2013年23号に読み切りが掲載され、2014年7~9号で短期集中連載。16号から本連載となり、2021年21号で完結した。
本編完結後、続編の「女神編」がザ花とゆめで2022年3月1日号から12月1日号まで連載された。
単行本は白泉社の花とゆめコミックスから発売されている。
巻数は無印20巻、女神編1巻。
あらすじ
村の薬師コレットは昼も夜もなく人々のために働き続け、心身ともに疲れはてていた。
そんな世界から逃げ出すため、井戸の底へと身を投げたコレットだが、命を落とすことはなくなんと冥府へとたどり着いてしまう。
そこで出会った冥王ハデスの治療に携わる内に、コレットは自分の薬師としてのあり方を見つめ直していく。
登場キャラクター
- コレット
独り立ちして数年、山間の村でただ一人の薬師をしている女性。徹夜も当たり前の激務で限界を迎え、井戸に身を投げた。
6歳の時に故郷の村が流行り病に襲われ、彼女以外は皆他界している。
- ハデス
冥府の神。威厳がありつつも、全うに生きてきた者には心優しい冥王。
長年地下で暮らしてきたため、太陽光に耐えられない体になっている。
- ガイコツ
ハデスの側近。4人おり、それぞれに個性もあるが、見分けるのは難しい。
- ケルベロス
ハデスが従える地獄の番犬。
お腹が空くとケル、ベロ、スーの3匹の子犬に分離してしまう。
- カロン
冥府の舟渡し。かつては天界で舟渡しをしていたが、ハデスにスカウトされて冥界に来た。
- ハリー
ハデスの針子を担当するガイコツ。コレットと仲が良い。
- デメテル
ハデスの姉。豊穣をつかさどる女神。ハデスを「ハーちゃん」と呼んで溺愛している。
- ゼウス
ハデスの弟。天界と空の王、世界の最高神。
とある事情からハデスとの関係がぎこちなくなっている。