愛などわからぬ!愛などいらぬ!
概要
『GX』にて、シンフォギアの前に立ち塞がった敵勢力の首魁・キャロル・マールス・ディーンハイム。
世界を分解すべく、周到な計画と圧倒的な戦力を以って立ち上がる彼女だったが、彼女がこのような暴挙をしでかすに至った根底には、父親を失った悲しみがあった。
父への愛の深さゆえに、理不尽に喪った悲しみもまた深く、その反動で父からの命題である「世界を識れ」の解釈を大いに歪めてしまい、あわや世界をぶっ潰しかける大被害をもたらした。
この点が事実上の養父であった師匠のオウガイを喪った悲しみから暴君と化したサウザーを彷彿とさせるということで、視聴者の間ではこう呼ばれるようになった。
さらにキャロルの歌う「殲琴・ダウルダブラ」の歌詞には
愛など見えない 愛などわからぬ 愛など終わらせる
という、これまたサウザーの「こんなに苦しいのなら悲しいのなら……愛などいらぬ!!」 という台詞を思い起こさせるフレーズがあった。