CV:慶長佑香
概要
暗夜王国の王妃。作中では故人となっている。
暗夜王・ガロンの妻で、ヒロインであるアクアの母親。アクアに似た雰囲気を持つ美しい女性だったという。
ガロンの前妻であったエカテリーナ(マークスの母)の死後、妻を娶らないと言っていたガロン王が出会ったばかりのシェンメイの歌声に惹かれて一目惚れし、彼女を新しい妃として迎えた。
しかし、当時の貴族諸侯の間では亡きエカテリーナを支持する派閥が力を持っていた為、後妻のシェンメイは王の臣下や貴族たちから快く思われなかった。またガロンには既に多くの妾がいた為、その妾たちを差し置いて王妃となったシェンメイは妾たちからも疎まれており、娘のアクアと共に周囲から虐げられていた。
それでもアクアにとっては、どんなに辛い時でも優しい大好きな母親であったという。
しかし、アクアが幼い頃に謎の死を遂げる。それ以降ガロンの様子がおかしくなり、現在のような暴君になってしまった。
ガロンがおかしくなった上に、娘のアクアが白夜王国に誘拐されたこともあって、暗夜王城内ではシェンメイのことは話題に出さないようになったらしく、暗夜で暮らしていた主人公(カムイ)も名前すら聞いたことがなかった。
ネタバレ注意
「あなたがたはここで全員死ぬ。全ては透魔王ハイドラ様のご意志のままに。」
実は幻の王国である透魔王国の王妃。
主人公の母・ミコトの姉であり、主人公にとって伯母にあたる。
透魔竜ハイドラの暴走でアクアの実父である前透魔王・リュウレイが殺されてしまい、シェンメイは幼いアクアを連れて暗夜王国に逃れた。そしてガロンと出会い彼と結ばれ、暗夜の王妃となった。漫画版によれば王妃になるにあたって、身分を明かせなかった彼女は暗夜王国の公爵家の養女という肩書を貰ったとのこと。
その後、透魔王国のことを話した為に、透魔の呪いによって消滅してしまい、ガロンもまたハイドラに取り憑かれてしまった。アクアは母の行動を、暗夜王国と愛する人を守ろうとした母に、後悔はなかったと語っている。
彼女はハイドラの眷属として蘇らされ、生ける屍として生き続けている。透魔篇では透魔王国に乗り込んできた主人公たちの前に敵として何度も現れ、対峙する。クラスはストラテジスト。
生前の記憶も失われており、アクアのことも認識できないでいたが、アクアの姿を見ると頭痛に襲われ違和感を感じていた。
最終的には主人公たちにトドメを刺され、消滅の間際にアクアのことを思い出し、愛娘の腕に抱かれながら安らかに消滅していった。
余談であるが、DLC『見えざる史実』の後編ではリリスが率いている透魔兵の1人に彼女がいる(クラスも当然ストラテジスト)。
ただしこの時点では正体はぼかされており、対峙するときおよび撃破時にセリフはあるもののマップ上のユニット名も透魔兵としか出てこない。
DLC『泡沫の記憶』でも登場。仲間や母親を倒されながらも再びハイドラのもとへ向かうシグレと『白夜王国篇』『暗夜王国篇』終了後の世界から来た他の子供たちの前に立ちはだかりミコト、スメラギとともに透魔兵を率いて襲い掛かる。
孫にあたるシグレとは専用の会話があり、シグレの母アクア同様に彼の姿を見ると何故か頭が痛くなり、ずっと不愉快に思っていたと告げている。それに対してシグレは、その理由がわからないのならもう元には戻れないのだと告げ、仲間と世界を守るために戦う覚悟を決め、最後に小さく『さようなら、おばあさま』と言った。
倒すと記憶を取り戻して正気に返り、まだ間に合うのならとシグレたちに向けて道を開き、今はもういない愛娘アクアに向けて謝罪し消滅していった。
カードゲームファイアーエムブレム0ではロッドナイトのクラスで若い頃の姿、透魔王国王女としての彼女の姿が見られる。
このときの彼女はアクアが着ているものと同じ白い衣装を身にまとっている。
ヒーローズ
美哀の歌声 シェンメイ
(イラストの右側)
属性 | 赤 |
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兵種 | 魔法/騎馬 |
武器 | ラウアラビット+ |
奥義 | 氷華 |
A | 攻撃魔防の渾身3 |
C | 魔防の謀策3 |
2021年7月の大英雄戦でまさかの登場。原作では透魔限定の敵で操作は不可能だったがこれでガロンやアクアと共に戦える事が実現した。
「お知らせ」には「透魔王に操られた暗夜王妃」と書かれている。しかし、台詞ではアクアの記憶がある(記憶の一部があやふやな台詞もある一方で、「過去は話したくない」とも言っている)上に冷酷さが無く、生前の頃ではないかとも思われ、何処の時系列のシェンメイかは不明である。
ステータスは攻撃と魔防が高く、速さと守備が低い。
大英雄戦で初のラビット系武器が登場。大英雄戦の舞台は透魔ルート最後の3戦目の再現で、武器にラウアラビットを持つのは2戦目までの武器の「兎神・卯」に由来する。
関連タグ
ドラジェ…同シリーズの中の人繋がり