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NARUTOに登場する、奈良シカマル×うずまきナルトのカップリング。


二人はアカデミー時代の同期で、以来何かとよく連む仲である。シカマル曰くナルトは腐れ縁とのこと。

一部では二人が単行本12巻の表紙を粋に飾ったり、中忍試験中には他班にもかかわらず共に行動する場面が度々あったり、修行による過労のためナルトが病院で眠っていると傍らではシカマルが目覚めるまで付き添っていたり等と、燃料は地味に投下されていた。

そして二部ではペインとの戦闘で戦死した自来也をしのび意気消沈するナルトを、シカマルは彼の部屋まで訪ねてゆき、自身のアスマを喪った経験と夕日紅が宿したアスマとの子供に懸けた思いを語り、激励した。

一部と比較して、年を重ねて木の葉の里の未来を担う責任を自覚した二人の絆は、話の進行にともない格段に深まってゆく。ナルトは火影になる夢に向かって着実に成長し、シカマルは稀有な頭脳を持つ木の葉きっての戦略家として上層部からかなりの信頼を得ている。

これらから既に、彼らの将来を妄想した方もいるかもしれない。


だが遂に

公式649話にて妄想は確実となった…(※以下ネタバレ有り)







十尾の人柱力となったうちはオビトは無限月読を発動するべく十尾を最終形態・神樹に変化する。多くの忍達がチャクラを吸い取られてゆく中、シカマルもその例外ではなく奪われるチャクラに伴い衰弱していってしまう。そうして一時は死を覚悟したシカマルだが、彼を救いたいと心から強く願うナルトはその想いだけで無意識にシカマルに九尾のチャクラを送っていた。

それに気付いたシカマルの心情は以下の通り。


(……ナルト…まったくお前はいつもそうだ。無理ばっかしやがって…!!

 …オレ達の為にどこまで…

 今だってオレらの事となると手抜きも妥協もしねーから…)


(お前の前だとオレもめんどくさがったりできなくなっちまっただろ…)



「オヤジ悪ィ…オレはまだそっちに行くなって…ナルトがよ」



(オヤジ…

 ナルトは今まで1人で辛ェー事くさるほどやり抜いてきた事…

 オレは後で知った…)

(もう今は

 そんな思いをアイツにこれっぽちもさせたくねェ…

 とにかく、そう思いたくなんだよ

 あいつと一緒に居るとよ)


(昔一度、オヤジに言ったよな)



「あいつはこの里にとって大切な忍になる…

 ナルトといると…

 オレはあいつと一緒に歩いて行きてェ…

 そう思わされんだ」



(初代様と違って

 ナルトのあのバカヤローに相談役の二代目様のようなできる兄弟はいねーしな…)


(まあ…だから…だからこそ…

 あいつが火影になった時

 オレがあのバカヤローの隣に居てやらねーとよ!)


(悪ィーけどオヤジ

 オレはまだそっちには行けねーよ)


(ナルトの相談役にオレ以上の奴はいねーからよ!)





ちなみにこの時、戦場ではいのの心転身の術が発動されており、シカマルのモノローグは衆人すべてにダダ漏れである。

なんとも男前な公式プロポーズをありがとうございます!

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