概要
プロフィール
人物
岩隠れの忍で、次代の「がらんの画眉丸」候補(詳しくは画眉丸を参照)。しかし本人はその屋号を画眉丸に返すのを目的として島に追加上陸する。画眉丸や雲霧と同期の石隠れ衆一九九期生である。
シジャの名の由来は自身に支給された般若面の「真蛇」からきている。野菜と人間が嫌い。サラサラな長髪はそのしなやかさと強靭さを保つため獣油で手入れをしており、武器の一つとして扱っている。
性格
画眉丸に強い執着と憧憬を抱き、絶対的に崇拝する。幼少期より石隠れの苛烈な修行をくぐり抜きながらも五感の多くを失う中、画眉丸によって与えられた死の予感だけが確かな物となり、それ以来画眉丸に異常な執着を燃やすように。画眉丸に関わること以外はぞんざい且つ冷淡なため、雲霧ら仲間の忍ですら手を焼いているが画眉丸に対しては一途である。
画眉丸以外の者を男は“ジジイ”、女は“ババア”と呼び捨てにする。
戦闘能力
厳しい石隠れの修行を生き残っただけあり、その実力は画眉丸にも劣らない強さ。石隠れの教育と画眉丸の指導により徹底して弱点を卑怯悪辣に突くことを仕込まれており、何より相手の最大の弱点になり得る「愛=大切なもの」を理解し見抜く慧眼は凄まじい。
忍術
画眉丸と同じ石隠れ出身のため、基本は“火法師”など彼と同じ忍術を扱うが、シジャはさらに自身の強靭な長髪を使った技も巧みに扱う。
以下はシジャが長髪を使用して繰り出す忍術。
「髭打物」
→読み方は「ひげうちもの」。長髪の尖端をくないに変容させて飛ばす技。
「髪縛り」
→長髪を宙や地面の中に伸ばし、相手を縛って捉える。
ノベライズ
地獄楽の小説第二弾「波間の追憶」の第3話“愛の道行”では、シジャがある出来事をきっかけに、自身の画眉丸への想いをどう解釈し、昇華していくかが書かれている。石隠れ一九九期生が任務に携わる様子も読むことができるのでファン必見の小話である。