CV:久川綾
概要
右目の泣き黒子が特徴的なレイモンドの礼拝堂に勤めているしっかり者のシスター。
落ち着いた雰囲気と慈愛に満ち溢れた大人の女性という正にシスターの鏡ともいうべき人物で、幼いころから彼女を知っているエレナとチェスターからは実の姉のように慕われている。
その一方で何かしらの憂いを抱えているような素振りを見せるといった影を落とす様な事もあり、何かを隠ししている様にも見えるが………?
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以下ネタバレにつき閲覧注意‼
その正体はアドルの行く手を幾度も阻んだ魔導師デュラーンその人。
ニコラス司教に密かに思いを寄せているらしく、彼がガルバランと邂逅し精神を支配され、人外と成り果ててしまったのと同じく、彼女もまた彼を追いかける様にガルバランの力により人外と成り果てており、司教の命を受けてガルバラン復活の妨げとなるアドルを排除しようとしていた。
ただし完全に心も魂もガルバランに捧げているニコラスと違い、あくまでも自身の私情で動いているというのが実情であるらしく、心の底では自分たちが犯した罪に悩み苦しんでおり、幾度もアドルと戦う内に彼になら自分たちを止めてくれるのではないかという期待が次第に芽生え始めたのか、次第に彼の力を試すかのような素振りを見せようになって行く。
アドルとの最後の戦いで敗れた際に滅び行く彼女が最後に見せた表情は、使命を果たせなかった悲壮感を見せる一方でようやく苦しみから解放された安堵感が入り混じった複雑なものであった………。
ニコラスとは違って最後の最後でようやく彼女の魂は救われたのである………。