概要
「撃ち抜け!アクセルブラスト!!」
トリロジー版CV:小野賢章
『ブラスターマスターゼロ』『ゼロ2』『ゼロ3』の主人公。
遙かな未来世界における地球で、ロボット工学で名を馳せる天才青年。
ある日、謎の生物らしき存在・フレッドに出会ったことから、彼の運命が動き始める。
常に冷静だが、一度興味を持つと何にでも惹かれる強い好奇心と、それに並ぶ正義感、どんな逆境でも絶対に諦めず活路を見出そうとする不屈の精神と前向きさの持ち主。
彼の考え方や言動、諦めない心は、パートナーであるイヴや『ゼロ2』で出会うMAパイロットたちにも様々な影響を与えることになる。
本作ではトップビューとサイドビューの混成探索アクションとなっているだけあり、双方でジェイソンを操作できる……が、サイドビューではとにかく弱い。
具体的にどれくらい弱いかと言うと、被ダメが大きい・高所から落ちると水がなければダメージを受け、最悪即死する・高いところを登れない……など。ちなみに唯一しゃがみ移動ができるので、狭い通路を通りたい時だけはジェイソンでゆっくりほふく前進させる必要がある。
そもそもサイドビューはソフィアを駆使して戦う場所なので、人間である彼が弱いのは当たり前である。
トップビューであるダンジョン内では一転して彼の独壇場。
キーライフルやサブウェポンを操り、多彩なミュータントやギミックを突破していく。ゼロ2、3では後述のカウンター技が追加されたことで、より強力に立ち回れるようになった。
キーライフル
ソフィアを操作するための認証装置。
外して携行することで、ジェイソンの武器となる。
「ガンレベル」と呼ばれるシステムにより、ピンク色のアイテム「ガンエネルギー」を拾うことで射撃の性能が多段階に変化することができ、これを使い分けることが必須。
ガンレベルはダメージを受けると下がってしまうが、ダンジョンのどこかで手に入る「エネルギーガード」を装備することで、一度だけガンレベル低下を防ぐことができる。エネルギーガードは消滅後4秒程度経つと復活する。
ゼロ
メタファイトのリメイク的側面の強い本作ではほぼほぼ当時のケインそのもの。そのため、流石に次作・次々作と比べると爽快感に欠ける。
ただし、原作と比べるとメイン武装であるキーライフルの性能が大幅に上方修正されており、一回だけならレベルダウンを防ぐ「エネルギーガード」も登場した。
キーライフルはレベルを上げることで0〜8の9段階まで強化されるが、それぞれのレベルによって弱点になるミュータントや有効な場面などが異なる。
キーライフル
- ガンレベル0:ブラスター
威力も低く射程も短く連射もそこそこな初期状態。
貧弱なことこの上ないので、レベルを上げよう。
- ガンレベル1:ロングレンジ
画面端まで届くようになり、威力も若干向上。
3連射ができるようになる。実はこれが弱点の相手もいる。
ペネトレーターには連射数で勝っている。
- ガンレベル2:ペネトレーター
地形と敵を貫通する2連射の高速弾。
色々な場面でお世話になるが、威力はロングレンジとどっこいどっこいで連射では劣るため、敵の処理に使おうとすると硬い相手には途端に不利になる。
反面、弱点の相手には地形貫通も相まってボコボコにできる。
- ガンレベル3:ディフュージョン
いわゆるショットガン。扇形に拡散するショットを放つ。
至近距離であるほど、またヒット数が多いほど火力がアップする。
ただし発射間隔は広いため、連射には向かない。
- ガンレベル4:オート
ショットボタンを押している間、高速連射を行う。
連射に関しては随一だが、単発火力があまり高くなく、連射していると反動で弾が段々とバラけてしまう。
- ガンレベル5:リフレクター
瞬間的にジェイソンの正面にシールドを展開。
展開した際に敵弾があれば、地形も敵も貫通する強力なカウンター弾で反撃できる。展開した瞬間に反射できれば威力が増す。
弾を撃たないミュータントには無力だが、意外と有効な敵は多いので、ここぞという時に頼りになる。
- ガンレベル6:ストライカー
誰かさんを彷彿とさせる、複数の敵に連鎖する雷撃弾を放つ。ただし画面内に一発しか発射できない。
接射すればすぐさま連鎖してくれるので、弾をなるべく外さないように使おう。
- ガンレベル7:フレイム
広範囲に火炎弾を連射しながらばら撒く。一部エリアの氷や凍った床を溶かすことが可能。
燃焼により追加ダメージを与えられる。
ただし連射中は機動力が落ちること、方向転換すると連射が中断することには要注意。
- ガンレベル8:ウェーブ
射程無限&超連射&絶対貫通の最強万能武器。直線軌道と螺旋軌道2発の合計3発で構成される。
とりあえずこれを装備してボタン連打しておけば大抵のミュータントは塵芥と化す。ただしラスボスには効かない。
また、高難易度モードであるデストロイヤーモードでは効かない雑魚が大量にいるので注意。
サブウェポン
- グレネードボム
初期装備。前方にボムを投げる。ひび割れた壁を破壊可能。
火力を補いたいときの追撃などにも使える。
装弾数は10発。
- イグニッションボム
その場に仕掛けるタイプのボム。敵を感知すると自動で爆発する。
至近距離で連打すれば瞬間火力に秀でるので狙ってみよう。
装弾数は10発。
- フラッシュボム
敵の視界を麻痺させることで動けなくさせる閃光弾。
暗いダンジョンで使うと、脱出までの間視界を確保できる。攻撃力はないので、実質ダンジョン攻略用。
装弾数は5発。
- タレット
その場にタレットを置く。
タレットはしばらく弾をばら撒くか、一定量ダメージを受けると自爆する。
起動中は囮になり、ジェイソンから注意が引かれるので、上手く活用しよう。
装弾数は5発。
- リモートブラスト
実質的なジェイソンの必殺技。
起動すると画面内時間が停止しロックオンカーソルを展開。10秒以内にAボタンで最大15箇所まで任意の目標を指示すると、ソフィアⅢからキャノンショットが発射され、ロックオンした箇所をまとめて砲撃する。
凄まじい制圧力と攻撃力を誇るが、一回限りなのでよく考えて使用すること。ロックオンした箇所はBボタンで一箇所ずつキャンセルできる。
集中砲火させてボスを瞬殺するもよし、弱点の多いボスをまとめて狙うもよし。
ゼロ2
本作から完全新作ストーリーということもあり、移動モーションと射撃モーションがより細かくシームレスになった。
自作したMAであるガイアソフィアでの活動に伴ってジェイソンのスーツも改良された。
ミュータント由来の素材を使った特殊なマントにより敵の攻撃に反応してカウンター攻撃を行うことができる強力な能力、『ブラストカウンター』が使用可能となり、カウンターを駆使した戦法でミュータントと対峙していく。カウンター発動時には緑色の部分が黄色く発光する。
他にもサブに属性がある場合、特定のレベルのキーライフルショットにも反映されるようになった。
また、フレッドのワームホール生成能力により、ダンジョンの最奥に辿り着いた際に彼のワームホールで即座に脱出できるようになっており、活動効率が大幅にアップ。サイドビューではフレッドの力で即座にソフィアへ帰れるようになっている。
ちなみに今作のキーライフルのレベルの中には、前作で追加コンテンツとしてコラボしたメンバーに色々影響されたものがあるようだ。
G-ライフル
ジェイソンが自分で作ったキーライフル。
宇宙での長期間の運用を考慮し、各レベルにはある程度の制限を設けている。そのため、使い分けがより重要。その代わりガンレベル0は廃止された。
イヴ曰くミュータントには「弱点」ガンレベルがあるらしいが、実質的な弱点として機能しているのはブラストカウンターであり、どちらかというと対処しやすいかどうかが肝となる。
- ガンレベル1:G-ブラスター
初期状態。前作のロングレンジと同等の性能。
今作では最弱だが、クセはない。
- ガンレベル2:スティンガー
地形貫通性能を持つ針状の弾を放つ。3連射可能。
敵も貫通するが、倒しきれなかった敵に突き刺さる性質がある。
サブのフラッシュストライカーとの合わせ技で真価を発揮する。
2人の会話から、どこかで見かけた彼の避雷針が元になっているようだ。
- ガンレベル3:スプラッシャー
前作のディフュージョンとオートを合体させたもの。
ショットボタンを押している間、前方に放射状に広がる弾を超高速でばら撒く。多段ヒットと範囲に優れる反面、しばらく撃っていると出力が下がってしまう。
下がった出力は時間経過かブラストカウンターの成功で回復する。
サブのトーチボムとの合わせ技で真価を発揮する。
- ガンレベル4:パーシスター
敵に当てるとしばらくその敵を追いかけて連続ヒットしてくれる、特殊なエネルギー誘導弾を放つ。3連射可能。
誘導中は地形に左右されず、周りのミュータントを巻き込める。
ただし、反撃してくるタイプの敵が相手の場合は逆効果。
サブのアブソリュートコメットとの合わせ技で真価を発揮する。
- ガンレベル5:アブソーバー
前作のリフレクターを、前方に発射できるようにしたもの。
敵の弾を受けるとCPに変換してくれるのが最大の特徴。大抵の弾は無力化&変換してくれるが、単発なため連射ができない。上手く活用しよう。
本体をぶつけてもダメージになるが、攻撃には向いていない。
- ガンレベル6:ウィップ
エネルギーを銃口に固定させ、ムチ状に変質させて近距離攻撃を行う。
射程が短く威力が高い近接武器。敵の弾を反射でき、特定の敵を弾き飛ばせる。
2人の会話から、彼女の髪の毛ムチ攻撃に影響されたようで、イヴによるとこれの完成には結構苦労したらしい。
- ガンレベル7:エクスチャージ
普通に撃つとG-ブラスターよりも貧弱な3連射攻撃。
これの真価はチャージショットと、サブの力を借りた属性攻撃にある。
チャージはブラストカウンター中も保持することができ、発射することで高威力のショットを放つ。チャージショットは装備中のサブに属性がある場合、地形を貫通する雷属性、一定距離飛ぶか着弾で爆発する炎属性、5方向に発射して敵を凍てつかせる氷属性の3種類に強化される。
- ガンレベル8:ワイドブラスター
連射と貫通力、威力に優れた強力なウェーブショットを放つ。
連射しすぎると段階的に出力が低下するが、一定時間経つと回復する。ブラストカウンターの成功で即座に最大まで回復する。
万能とまではいかないが、困ったらこれでゴリ押すのも一手。
サブウェポン
今作では特定のサブに属性を付与することができる。
属性を持つサブの入手後、ポーズ画面で切り替えることで、装弾数の半減の代わりに強力な属性攻撃を行えるようになる。
- グレネードボム
初期装備。これと言って変更点はなし。
装弾数は10発。
- サーチボム
前作のイグニッションボムの発展版。
最大3つまで設置でき、敵を感知して爆発する。手動で爆発させることも可能。
装弾数は8発。
- トーチボム
サーチボムを切り替えて使用する炎属性のサブウェポン。
爆発すると一定範囲に炎を展開し、上に乗っている敵に継続ダメージを与える。展開中は囮になる。
炎の上でスプラッシャーを放つと炎属性になる。
装弾数は4発。
- フラッシュスクエア
発射後、再度サブボタンを押すか一定距離飛ぶことで、その場に留まる光球を生成する。
光球に触れている敵は連続ダメージを受けるので、あまり動かない敵に有効。
装弾数は6発。
- フラッシュストライカー
フラッシュスクエアを切り替えて使用する雷属性のサブウェポン。
光球が雷撃球に変化し、敵を痺れさせるようになる。
スティンガーが刺さった相手がいる時に使うと蒼き雷霆が迸る。
装弾数は3発。
- リアクティブコメット
シールドビットを展開し、4回までダメージを防ぐ。
また、ブラストカウンターが成功した際に追加攻撃を行う。
装弾数は8発。
- アブソリュートコメット
リアクティブコメットを切り替えて使用する氷属性のサブウェポン。
シールドビットが氷を纏う。ブラストカウンター成功時の追撃で敵を凍てつかせることが可能。
シールドビット展開中にパーシスターを放つと、ショットに氷属性が付与される。
装弾数は4発。
- アクセルチェンジャー
スーツに組み込む特殊な機構。今作での必殺技。
起動するとスーツのリミッターを一時的に解除し、身体能力を超次元的に引き上げ、各種攻撃能力を大幅に強化、ブラストカウンターの性能も常に成功状態のものになる。起動中はスーツの色が青くなる。
その気になればライプニッツすら瞬殺できてしまうほど。
装弾数は10発のように見えるが実際には秒間1ずつ消費するタイプで、活動限界は10秒。
ブラストカウンター
ミュータントが攻撃の瞬間や無防備になった時などにロックオンマーカーを出すことがある。この時に、スーツに搭載された機能を使って超反応による特殊な攻撃を仕掛けるのがブラストカウンターである。
カウンターにはCPを消費する。CPは時間経過やG-ライフルで攻撃することで回復し、レベルの高いショットであるほど多く回復する。他にもアブソーバーで敵弾を変換することでも回復する。
スプラッシャーやワイドブラスターは、出力低下をこれで即時回復させることが可能。リアクティブコメットやアブソリュートコメットを纏っていると追撃が発生する。
- リフレックスストライカー
初期装備。
発動すると高速で移動しながら、目標に完全貫通性能の強力なショットを発射する。発動中は周りより速く移動可能なため、敵弾を鮮やかに回避しながら反撃しよう。
発動中に複数カウンターできる目標があると、CPの追加消費をすること無く次々と撃ち込むことができる。
カウンター無しの場合はその場でくるっと回って普通のショットを放つ。
- シフトアップストライカー
発動すると、対象へ向かって超高速突撃を敢行し、ゼロ距離射撃を行う。
これで倒すことができた場合、次の目標へ追加消費ナシでカウンターできる。
カウンター無しの場合は普通に任意方向へ向かって素早く突進するだけだが、ある程度地形のギミックに左右されること無く移動できる。
- ベクターリフレクター
発動するとその場でバリアを展開。範囲内の敵弾を反射する。
ジェイソンに近いほど反射弾の威力が高くなる。敵弾が多い時にまとめて撃ち返すことが可能だが、CP消費は激しい。
ゼロ3
前作の決戦にて壊れたヘルメットを改修した際、イヴが新機能として『VRVシステム(Vision Reversal Visor System)』を仕込んでいた。
惑星ソフィアに発生している「次元の歪み」の近くで起動することで、バイザーを追加で被って次元を逆転させ、ミュータントの巣食う超次元空間へと転移することができる。次元の歪みから超次元空間へ向かうため空間が安定しておらず、アクセルチェンジャーの全ソースを生命維持に回すことでなんとか耐えている。
これを使って次元が崩れて通れない場所を超次元空間経由で移動したり、ソフィアフォースの警備の厳しいエリアをミュータントを突破する形でスルーしたりできる。
ただし、生身で超次元空間を移動したい場合、アクセルチェンジャーのシステムの都合上、超次元空間に長くいるとジェイソンに過大な負荷がかかってしまうため、超次元では活動限界がある。ソフィアの中でシステムを使っている間はアクセルチェンジャーがいらないので平気である。
また、キーライフルは最初から5種類のショットを選択可能となり、ガンレベルは性能強化へとシステムを変更された。これにより、攻略時の使い分けがかなり肝要となっている。前作ではカウンターでしか使えなかったダッシュ移動が、高速で移動する技「スピンダッシュ」となり、回避もしやすくなっている。
その他、サイドビューではホバリングが可能となり、ゆっくり滞空しながら高所を降りれるようになった。覚えていれば落下死の危険性を大幅に削減できる。
G-ライフル
さらなる改良で左肩に常に滞空しており、グレネードボムに相当するブラストランチャーなどを発射可能。また、複数のビットを操れるようになった。
前述の通り最初から5種類のショットを選択可能。
レベルを上げることで真価を発揮するので、ブラストカウンターも使って被弾を防ごう。
逆に言うと5種類しかないため、局面に応じてしっかり使い分けることが重要となる。
- RG-ブラスター
初期状態。普通のショットを放つ。
レベルが高いほど使い勝手が増す、安定した武器。エクスチャージからチャージ機能を受け継いでおり、火力の低さはこれで補うことができる万能なショットである。
- ハイディフュージョン
ディフュージョンの改良型。連射問題を改善したため、前方を広く狙う際にはうってつけ。
レベルが高くなると射程と拡散範囲が広くなるが、しばらく撃つとリロードタイムが要る。
- ラッシュウィップ
レベルアップによりウィップを3連撃できるようになった。
他にも敵の弾を相殺したり、敵を麻痺させることも可能。
- ロックオンストライカー
一定範囲内のミュータントをロックオンして、雷撃を放つ。ロックオンは地形を無視して行える。
レベルが上がるとロックオン可能数と範囲が広くなる。
ただの雷撃鱗とかいわない。
- クロスウェーブ
ワイドブラスターの改良型。
軌跡にもダメージ判定が残る他、レベルが高くないと威力が落ちる。逆にレベルさえ保っていれば強力なこと請け合い。
困ったらとりあえずこれで立て直そう。
サブウェポン
- ブラストランチャー
いわゆるグレネードボム。
今作では左肩に浮いているランチャーから放つ。
- アンチェインエフェクト
特殊なフィールドを展開し、中にいる間はミュータントに対して強制的にカウンターを発動可能になる。
また、超次元空間内でのアクセルチェンジャーの負荷を軽減し、活動限界を伸ばすこともできる。
時間経過で残弾を消費するので注意。
- イクスラッガー
ソードビットを展開し、一定範囲内のミュータントを切り刻むサブ。
ラッシングアタッカーなどの近距離攻撃に合わせると良い。
ライプニッツがこの名前に反応しており、おそらくは前作DLCだった彼のこと。
「こう…突然歌が流れ出して、人の精神にジワジワとダメージを与えてきそうで気持ちが悪い」らしい。……確信犯である。
- グラビトンイレイザー
小型ブラックホールを発射するサブ。
敵弾や倒した敵などをもれなく飲み込む。強力な反面弾数は少なく、ボスにはあまり効かない。
- エレメンタルブラスター
HPとSPを限界まで注ぎ込んで発射する、最後の切り札。
使用できるポイントは実質的に限られている。
大抵の敵を葬り去る必殺火力を誇るが、少しでもミスすると全能力を注ぎ込むために即死する危険性がある。発動の際には万全の態勢を整えて使うこと。
これの本当の使い道は、イヴへの想いを込めて発射し、彼女からミュータントの呪縛を解くことなのだが……
ブラストカウンター
切り替えの必要がなくなった。
具体的には、敵の弾を撃たれた時にリフレックスストライカーが使えるのは相変わらずで、追加で入手する2つがジェイソンの状況に応じて自動で変更される仕組み。
どんな状況でも最適なカウンターを仕掛けられる。
- リフレックスストライカー
今作では3発ほど速射する連射式に強化された。
ライプニッツと会話すると、散々使われたことを嫌がられる。
- ラッシングアタッカー
敵の本体にぶつかった際に発動する。目標へ瞬間移動し、2方向から分身ゼロ距離射撃を放つ。一撃で倒せれば、複数目標に連発可能。
- スピニングリフレクター
スピンダッシュ中に敵の弾に触れると、それを反射する。
反射できないものもあるので注意。あくまで追加能力と思っておこう。
ソフィアシリーズ
超惑星間万能戦闘車両の正式名称を持つ、四輪駆動の自立稼働式対ミュータント用戦車型車両。
最大の特徴は多彩なモジュールを搭載可能な拡張性と、跳ねることができる=ジャンプ機能。万能戦闘車両の名の通り多種多様な装備によってあらゆる局面に柔軟に対応できる他、ジャンプにより立体機動もお手の物。
各シリーズにて様々なソフィアが登場している。以下、微ネタバレ含む。
ソフィア-Ⅲ(スリー)
正式名称は超惑星間万能戦闘車両 NORA MA-01「SOPHIA-Ⅲ」。
惑星ソフィアの名を冠する、最初に開発されたメタルアタッカーシリーズ。
ピンク色に近い赤色のボディと特徴的な四輪、正面向かって左側の砲身が目を引く。キャノピーは緑色。
フレッドを追いかけて地底世界に降りたジェイソンが発見したもので、サポートロイドはイヴ、サポートアニマルはフレッド。
その性能はかつて惑星ソフィアを救った、ケインのメタル・アタッカーの発展機と称することのできるもので、より強化された拡張性と汎用性でジェイソンの戦いを支える。
当初は水中移動に弱い弱点があったが、ダイブモジュールの搭載で克服。さらに地形に沿って移動可能なウォールモジュールによりあらゆる場所へ進むことができるようになった。
ちなみにドット絵は原作『メタファイト』の主人公・ケインが操縦する、SOPHIA The 3rd. NORA MA-01「メタル・アタッカー」のほぼそのまんまである。
ケインのメタル・アタッカーはゼロ3で出てくるが、こちらはよりピンク色でキャノピーが水色、各種攻撃の見た目が原作通り、などの差異がある。
また、ケインのメタルアタッカーをベースに開発されたのがMAシリーズで、ソフィアとアンドレイアはオリジナルが持つ「万能戦闘車両」という特性を受け継ぎ発展させたものであることが設定にて明かされている。
ソフィアゼロ
とある経緯で乗り換えた、新たなジェイソンの乗機。
ソフィア-Ⅲの後継機にして試作機であり、ほとんどの機能がソフィアから大幅に強化されている。見た目も戦車というよりは武骨に各ユニットを合体させたようなフォルムで、青と金のボディカラーが映える。
機体に託されたメッセージと共に、ジェイソンは決戦に臨む。
ガイアソフィア
正式名称は超惑星間万能戦闘車両 EARTH MA-001「GAIA-SOPHIA」。
略称表記はG-ソフィア。
地球で開発したジェイソンとイヴによる全く新しいソフィアである。機体色もより鮮明な赤色となり、角張ったデザインに。
基礎設計はソフィアやゼロのものを踏襲し、ホバーモジュールやダイブモジュールを標準搭載、無重力飛行能力を新たに装備。さらに自力でエネルギーを補給できるよう、衝撃吸収変換機構「ガイアシステム」を搭載している。
ガイアシステムは、高所からの着地時やダメージなど、ソフィアが受けた衝撃をSPに変換することで機体の動力とし、かつてのソフィアでは成し得なかった自力でのエネルギー回復を実現したシステムで、理論上は定期的に補給すれば無限に稼働できる。システム設計はイヴが担当している。
ただしSPが切れるとシステムダウン状態になり、機体色がグレーになってサブウェポンやホバーが使用できず、主砲火力が大幅に低下してしまう。また、ホバー後の着地は変換効率が悪くなる(のでホバーで高さを稼ぐことはできない)。その代わりシステム復旧が完了すると短距離に衝撃波を放ちつつ即座にSPゲージを使えるようになる。
本来はソフィアゼロから様々な装備を移植する予定だったが、(メタ的にははじめから強すぎるのを防ぐためだろうが)複雑な事情から主砲のクラッシャーショットしかまともに移植できなかった。その代わり、多弾頭ミサイルを当てやすく改修した多弾頭波状ミサイルを搭載している。
背中合わせだったコックピットはどちらも正面を向くようになり、後部座席には相変わらずイヴが座るが、ミュータントの侵食を抑えるためにコードなどが繋がれており、ソフィアの動力の一部を彼女へ回している。
また、コックピットの周りには剥き出しの配線があることから、惑星ソフィアとジェイソンたちとの技術力の差が垣間見える(それでも実質的にソフィアと同等以上の性能のMAを作っているのだが)。
ガイアソフィアSV
正式名称は超惑星間万能戦闘車両 EARTH MA-001 SV「GAIA-SOPHIA SV」。
修復不可能となってしまったMA-02「アンドレイア」のパーツを流用した、G-ソフィアの改修仕様。サイドパーツの水色の部分がアンドレイアのものになっている。
SVはスプリームビークルの略で、「智勇双全の万能機体」と称される。
ガイアシステムも改修が行われており、メイン(主砲)SPゲージとサブ(サブウェポン)SPゲージが独立したことで、双方を両立した戦闘が可能に。仮に片方がシステムダウンしても、もう片方で戦闘継続ができる(メイン切れの場合は威力は低いが主砲は使用可能で、復旧時に砲撃していると一直線上をビームで反撃する。サブは今まで通り)。しかしその反面、オールシステムダウン時には何もできなくなるので注意が必要。メインが落ちると赤色が、サブが落ちるとアンドレイア部分の水色がそれぞれグレーになり点滅する。
道中勝手に乗り込んできたライプニッツを伴い、惑星ソフィアを次元を超えて奔走するのだが……
ソフィア-J1
ジェイソンとイヴの集大成。
ゼロ3やトリロジーのパッケージに写ってはいるが、その正体とは……?
余談
- 海外版メタファイト『Blaster Master』での主人公の名前でもある。本作のタイトルから察するにオマージュを兼ねているのだろう。
- ちなみにこの事を知っていると、後述の展開で思わずニヤリとする要素がある。
- ゼロ3にて彼の出生について語られており、遺伝子操作で生み出されたデザイナーベイビーであることが明かされた。そのため家族が存在せず、作られた才能を褒められても素直に喜べない日々が続いていたという。
- フレッドやイヴを追って地下世界を冒険したり、イヴのために躊躇う事なく故郷の地球を旅立ったり、ソフィアを乗りこなし生身でミュータントと渡り合える飲み込みの速さだったりなど、さほど故郷への執着が強すぎない点にも頷ける。
- 公式に人付き合いがヘタと言われている。
- 上記の生い立ちもあるだろうが、微妙に常人とズレていたり、ライプニッツとの会話がロクに続かなかったり(まれにイヴとの会話でも困惑されることがある)など、意外と枚挙に暇がない。
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各作品での活躍(ネタバレ注意!)
はじまりの物語 『ゼロ』
ある日、たまたまフレッドに遭遇。
好奇心から色々調べようとした矢先、ふとした拍子に逃げられてしまい、フレッドの作ったワームホールへと追いかけるも、見失ってしまう。
その代わり、迷い込んだ洞窟内で停止していたソフィア-Ⅲを発見。これでミュータントに対抗しつつ、フレッドを追いかける。
エリアの各地にあるモジュールでソフィアと自分の装備を強化しつつ進む中、市街地エリアでのボス戦の後、奥の部屋で謎の少女・イヴと出会う。
記憶をなくしているのにソフィアの整備ができる彼女を不思議に思いながらも、ジェイソンは諸々の危険性も考慮し、ソフィアに乗せて2人でミュータントに対峙していくことになる。
戦いの中で少しずつ距離を縮めていく2人。
氷河エリアでようやくフレッドを回収する中、前のエリアで偶然にも記憶を取り戻していたイヴから、自分たちが人間ではなくソフィアを使って地球を守るように作られた人工生命体「ガイノイド」であることを知る。
それでも、ジェイソンはイヴやフレッドと共にミュータントを倒す道を選び、2人の結束は確かなものとなった。
……はずだった。
終盤、ミュータント・ロードことゴウズを撃破し、地球のミュータントを撃滅することに成功したジェイソン。
地上へ帰ってきた3人だったが……
ジェイソンが決戦を繰り広げている中、イヴはソフィアでミュータント・ロードとは別の強大なミュータントの存在を確認していた。
その名もミュータント・コア。
イヴはこれ以上ジェイソンを巻き込みたくないと、彼を気絶させ、たった一人でソフィアⅢに乗り込み、超次元空間へと向かってしまったのだ。
覚醒したジェイソンは、イヴが一人で地球を守ろうとしていることを察知し無力感に囚われそうになるが、フレッドに呼ばれ、初めてフレッドと出会った場所までついていくことに。
そこでフレッドが呼び出したのは……イヴの故郷、惑星ソフィアから送られてきた試作型のソフィア、ソフィアゼロ。
ジェイソンはソフィアゼロの中に残されていたメッセージ──イヴの実質的な両親であり、かつて惑星ソフィアを救った英雄・ケインとジェニファーからの伝言を確認し、意を決して超次元空間へ突入。ソフィアⅢの完全上位互換である圧倒的な性能でミュータントたちを突破していき、ようやくイヴのもとへと追いついた。
だが、そこでジェイソンが目にしたのは、ミュータント・コアにイヴごと侵食され、破壊兵器と化したソフィア──超惑星間万能侵略車両「インベムソフィア」だった。
激しい戦いの末、一時的に怯んだ隙を突いてイヴを助け出したジェイソンは、アクセルブラストを発射してコアごとソフィアを破壊。地球での戦いに完全決着をつけた。
再び地上へ帰ってきたジェイソンとイヴ、フレッド。
ソフィアゼロの上で平穏を噛みしめる中、ジェイソンはイヴに想いを伝える──
──しかし、その平穏は長くは続かなかった。
絆の力で立ち向かえ!『ゼロ2』
なんと、イヴの中にコアの細胞が僅かに残っていたらしく、彼女の身体を再侵食し始めた。
ジェイソンは必死に治療法を探すが、ソフィアゼロが壊れるまで探索したにもかかわらず結果は得られなかった。
ジェイソンはイヴの故郷である惑星ソフィアへ救いの手を求め、ソフィアⅢのデータやソフィアゼロの一部装備を流用して地球で製造した新型のメタルアタッカー、ガイアソフィアで、地球を発った。
G-ソフィアのガイアシステムで衝撃をエネルギー変換し、理論上補給無制限の宇宙の旅をするジェイソン。しかし彼の後部座席では、そのエネルギーを回して侵食を右半身に抑えた状態で繋がれた、痛々しい姿のイヴが座っていた。
フレッドのワームホールを使って様々な宇宙を旅し、時にミュータントと戦い、時にそれぞれの宇宙で奮闘するメタルアタッカーとそのパイロットやサポートロイドたちと邂逅しながら、少しずつソフィアへ近づいていく一行。
だが、惑星型超巨大ミュータント・プラネイド・Gが引き起こした自壊による歪みに囚われた結果、イヴやフレッドと離れ離れになってしまう。
イヴがミュータント浄化能力に目覚め、エルフィに託されたメタルアタッカーのアンドレイアでジェイソンのところへ辿り着いた頃には……ミュータント・コクーン「ゼオグ」に敗北し石化させられてしまっていた。
ライプニッツによって集まったMAたちの援護もあって、一発限りのアクセルブラストを放ったイヴは、それに込めた浄化の力が作用したことでジェイソンの復活に成功。ジェイソンはG-ソフィアの最後の力をふんだんに使って、ゼオグを完全に撃破したのだった。
傷ついたソフィアをアンドレイアの残骸を受け継ぎガイアソフィアSVへ改修し、超次元空間を脱したジェイソンとイヴ。
彼女に想いを伝えられながら、一行は旅の目的地──惑星ソフィアへと降りていくのだった。
……が、彼らに訪れるはずだった幸せは、無慈悲にも壊されることとなる。
選択と決断の先で選んだ未来 『ゼロ3』
突然、惑星ソフィアを守る軍隊「ソフィアフォース(SF)」に攻撃され、ジェイソンたちは捕まってしまう。
それだけでなく、イヴだけは何故か厳重に捕獲されてしまうのだった。
成す術無く牢に入れられていたジェイソンだったが、突如惑星ソフィアに大量のミュータントが襲来、イヴを超次元へ連れ去ってしまった。SF基地内の混乱を好機と見た彼はなんとか脱獄し、G-ソフィアSVと自分の装備を取り返して基地からの脱出を試みる。
しかしほとんどの武装を取られており、フレッドはどうにか回収したものの、基地の奥で待ち構えていたケインのメタル・アタッカーに迎撃されてしまう。
ところが、最初からケインはジェイソンを逃がすつもりでいた。
ケインは戦闘記録を上手く使ってジェイソンを秘密裏に逃がす選択を取り、ジェイソンは彼に背中を押されてSF基地を脱出する。
道中、ガルーダを撃墜されていたライプニッツが、ジェイソンがダンジョン内でイヴィルイヴに手こずっている間に勝手にソフィアに乗車しており、仕方なく成り行きで2人で進むことになり、ついでにガルーダのホーミングレーザーを勝手にインストールされて引き継ぐ。
彼にイヤミを言われたり座席を蹴られたり勝手にイヴのメッセージを再生されたりetc……ながらも邪魔自体はしてこなかった(そんなことをしてもライプニッツ自体にメリットが無いのもあるが…ただのツンの激しいデレである)ので、なんやかんや気にせず進むことに。……ことあるごとに「イヤな奴だなぁ…」と心の中でボヤくことになるのだが。
その後、イヴの途切れ途切れの通信から彼女が「答え」を探していることを知る。
ケインの助言でマスドライバー施設を使いジェニファーの協力を得ることになり、なんとかマスドライバーを使ってG-ソフィアSVを月面へ打ち上げ、研究所のジェニファーと出会う。
彼女からイヴに関する情報を得た後、外宇宙のエリアEにいるカンナにも手伝ってもらいつつ、必死にイヴの行方を追いかけ続ける。
その中でイヴからミュータントの反応が出ていること、イヴがDNAを獲得した結果身体が成長したこと、超次元空間に身体が順応して「超次元生命体」になっているかもしれないこと、ミュータント・クイーンとなったイヴを護るために、ミュータントによる攻撃が始まった可能性があることを知り、彼女をミュータントの呪縛から浄化するために文字通り命を削ってイヴへの想いを放つ切り札『エレメンタルブラスター』を得る。
SFはイヴをコア・ミュータント「インベムクイーン」と断定してしまうが、攻撃開始の前にイヴを助けるべく、ジェイソンは禁断区域を降り、ケインやジェニファーの叱咤激励を受けながら彼女のもとへ急ぐ。
その後、機体限界を超えて大破したG-ソフィアSVの犠牲を超えて、イヴを捕えていたプラネイド・Gの成れの果て・プラネイド-Gティミドローを文字通り死力を尽くしたエレメンタルブラスターで撃破することに成功。
VRVシステムの要であるヘルメットも破損するほどの反動を受けてまで、ようやくイヴのもとへ辿り着いたジェイソンだったが、エレメンタルブラスターを受けたはずのイヴはミュータントのことを思っているような発言をする。
エレメンタルブラスターが…ジェイソンの想いが届かなかったのか?と皆が疑問に思う中、ライプニッツはずっと感じていた違和感から一つの結論を見出す。
それは、イヴ自身がミュータント・クイーンから戻る気は無い、イヴがジェイソンと“逆”の方向を見ていた……ということ。
ジェイソンは激しく非難するが……イヴはこれ以上戦いを起こさせないようにするため、ミュータントたちがこれ以上暴走して宇宙を滅ぼしてしまわないようにするため、自らクイーンとして君臨し、彼らを連れて永久に超次元空間に留まって現実との繋がりを断つことを決意しており、ジェイソンと別れようとするのだった。
想いを伝え合ったはずのジェイソンとはもう永遠に会えないことを、受け入れたように。
だが、ジェイソンはそれでも諦めなかった。
本当にこれでいいのか。
目に見える姿、耳にする言葉がすべて現実なのだろうか。
イヴの心に、裏はないのか?
そして、ジェイソンも覚悟を決める。
ケインはその覚悟に気付いたのか制止しようとするが、今まで突き進んできた彼の想いは、今更止められるようなものではなかった。
『イヴが遠ざかる。超次元へ消えてしまう。
“逆転”させる最後のチャンスは、今しかない……!』
次の瞬間、ジェイソンはVRVシステムを起動した。
要であるはずのヘルメットを必要とせず、イヴへと手を伸ばす強い想いだけで、運命を逆転させた。
髪色を白く逆転させ、頬に電子線が走る。
彼の肉体が、人間のそれではなくなった瞬間だった。
すべては、想いを通わせ、愛し合った存在。
かけがえのない、イヴのために……
そして、ジェイソンはイヴの心の“裏”、彼女が隠していた本音を聞いた。
「ジェイソン、大好きだよ」
そうして、イヴは超次元空間へと消えていった。
ジェイソンと、絶対にまた会う約束を交わして。
ジェイソンもまた、必ず追いつくことを約束した。
今は見送ることしかできなくても、いつかまた隣に行けるように……
月日が流れ、ケインはVRVシステムを搭載したメタルアタッカーで、アクセルチェンジャーのいらない地球の超次元空間へ向かう。
突然、地球に開けられるはずのない歪みが開いたからだ。
試練として立ちはだかったMAパイロットたちを退け、強い決意と覚悟を背負ったライプニッツのライジングガルーダも退けたケインは、超次元空間の深淵で、青いジェイソンと邂逅する。
そして、ジェイソンからヘルメット抜きでVRVシステムを使えた理由が明かされた。
VRVシステムを酷使して超次元空間も探し続けた末に、ジェイソン自身にも変化が訪れていた。
それは、アクセルチェンジャーに体が慣れる……超次元空間の環境にも、ジェイソンが適応してきていたのである。事実、使うたびに少しずつシステム稼働限界が伸びており、いつの間にか制限を気にすることなく戦えるようになっていた。このことは、実はライプニッツとこまめに会話していると一定回数使用後に彼から指摘されている。
これは同時にイヴ同様ジェイソンが超次元でしか生きられなくなったことも意味しており、彼はしばらく前に姿を消していたのである。
ちなみにこれもライプニッツに指摘されているがだんだんヘルメット越しに聞こえる彼の声がノイズ混じりになってきており、もしかしたらこれも暗喩だったのかもしれない。
イヴは身体を失ってもなおコクーンとして新たな命を育んでおり、ジェイソンはそれを守るため、超次元空間で作り出した新型MA・超次元間万能戦闘車両 EARTH MA-J1「ソフィアJ1」でケインと対峙する。
ケインもまた、歪みを開けてしまったジェイソンたちを止めるために、“ブラスターマスター”と戦う。
この時メタファイト=ケインとしてジェイソンを止めるか、ブラスターマスター=ジェイソンとしてケインに立ち向かうかを選択する、ファン感激必至の激アツ展開になる。どちらで勝ってもストーリーに影響はないが、一応言っておくと圧倒的にケインの方が不利。
- ケインとして戦う場合
ソフィア-J1はワームホールを駆使して瞬間移動しつつ、メインとサブを切り替えて攻撃してくる。何を装備しているかはボスライフゲージ左に表示されている。
一番気をつけなければならないのはアンチSFバレット。文字通りメタルアタッカーにとって甚大なダメージになりかねない上に弾速が凄まじいため、何度も戦って弾道を覚えよう。
基本的には相手の出鼻をくじくように戦うこと。多弾頭波状ミサイルはこちらの多弾頭ミサイルで早めに潰せば相殺でき、イグナイトスパークを使われたらホバーで避けつつダメージを稼ぐといい。
粘っているとシステムダウンを起こすことがあるのでその隙に可能な限り攻撃を叩き込むこと。
残りライフが僅かになるとイヴの力でバリアを展開し、ファイナルアクセルブラストの発動をするために超次元から通常空間へ移動するので、こちらもそれを追って転移。地球をバックにライフをゲージ総量のうち半分まで回復しつつG-クラッシャーショット+で牽制後、3回連続でファイナルアクセルブラストを使ってくる。1回目と2回目はテレポートした側の反対側には届かないので、1回目を避けたら即座に反対側へ移動してかわしたあと、ウォールドライブでそのまま壁を駆け上がれば3回目も回避できる。
3回目が終わると超次元へ戻り、リコイルジャンプでガイアシステム回復をしようとする。この間に、すぐさまアクセルブラストをフルチャージすればそのまま撃破できるので、ケリをつけてやろう。といかアクセルブラストをしないとバリアごと削りきれない。
ちなみにシステム復旧後は再び通常パターンに戻る。
- ジェイソンとして立ち向かう場合
操作するのは新型ソフィアの「ソフィア-J1」。あらゆる操作はG-ソフィアと全く同じなので気にすることはない。
戦闘パターンは、最初のエリアでのメタルアタッカーとほぼ同じ。かわしにくいクラッシャーショット連射やサブウェポンの波状攻撃をしかけてくる。
しかし、ソフィア-J1にはかつてのG-ソフィアSVの装備がそのまま引き継がれている。フル活用して戦おう。
当然ながらSFなのでアンチSFバレットが弱点。これを軸に攻撃しつつ、サブウェポンにはこちらもサブウェポンで対抗し迎撃しよう。アクアシフトでとっさの回避もできる。
ちなみにここでファイナルアクセルブラストを使うと、専用カットインがしっかり地球になっている限定演出を見れる。トドメの一撃を飾ろう。
激しい戦いの末……コクーンが発光し、イヴはケインにあるものを見せる。
それは、ジェイソンとイヴが人間として生んだ、双子の子供であった。コクーンの正体はイヴが子供を育むため、そして2人が人間として生きた証を残すための希望の揺籠だったのである。
普通の人間である子供たちは超次元では生きられないため、ライプニッツが引き受けることになったといい、歪みはそのためのものだった。
そして、超次元で生きる道を選んだ2人は、異文明生命体「ライトニングビーイング」を倒さなければならないらしい。
だが、離れていても、親子の心はひとつ。
子どもたちの生きる宇宙を守ること、危機が訪れれば必ず帰ってくることを伝えた。
最終的にケインは2人の選択と決断を受け入れ、戦士としても、父としても、2人の未来を信じるのだった。
苦難と困難と試練を乗り越え、次元も運命も超越した末に、お互いに変わってしまったが、変わらない想いを見事昇華させたジェイソンとイヴ。
エンドロールの最後、どこまでも走り続けた先で……見つめ合う2人。
もう離れることはないということを暗示するように、しっかりと抱きしめ合いながら、2人は未来を想う。
そんな2人の想いを乗せて、ソフィアJ1は旅立つ。
未来を守るための、ブラスターマスターの新たな戦いへと。
宇宙も次元も超えたボーイ・ミーツ・ガールのトリロジーは、これにて終幕する。
2人の未来に幸あらんことを……。
裏・余談
- 一部そのまま設定を引き継ぐことはできないものの、ゼロ3によってPS版ブラスターマスターに繋がるようなエンディングになっている。
- ライトニングビーイングはNES版ブラスターマスターの続編にしてエンディングのその先に位置するであろうPS版ブラスターマスターにてプロローグで語られている敵である。
- ソフィアJ1の名前は、『ブラスターマスター(PS版)』の主役機「ソフィアJ7」から取ったものと思われる。
- エルフィとロディも『ブラスターマスター(PS版)』の主人公。双子の弟のロディがソフィアJ7のパイロットで、姉のエルフィはサポートを担う。
- そして双子の両親はジェイソンとイヴ。
- そのまま引き継げない点は、ジェイソンが双子を直接育てていること、ライプニッツが出てこないことなど。
裏・関連タグ
白き鋼鉄のX2:追加コンテンツにて、ゼロ3真エンド後の時間軸から次元を超えてソフィアJ-1と共に登場。今作のアキュラの武器「ブレイクホイール」の元になったキーライフルについても触れている。