「ゼリィ よくお聞き」
「この紙に描いてある男を探すんだ」
「その男はヒト 名前はキヨマロ」
「絶望から希望を生む 王様のパートナーだ」
概要
漫画「金色のガッシュ!!」の続編「金色のガッシュ!!2」で初登場したキャラクター。
公式からプロフィールが明かされていないため、人間換算年齢や好物等は不明。
活躍こそ短めなものの、後述の通り今作において非常に重要な役回りを担ったキャラクターでもある。
人物像
容姿
腹部が見えるほどに短いジャケットや、同じく短めのズボン(タイツ?)、両目の上に描かれた十字架のような模様が特徴的。
右目の上下には顔をツギハギしたかのような線があり、魔物の中でも珍しく左右の目の描かれ方が異なっている(左目は普通の瞳として描かれている一方、右目は白目で描かれている)。
性格
活躍自体が短めなので、正確な人物像を解説するにはやや情報不足な面もある。
とはいえ、絶体絶命の危機に追い込まれた中でも決して希望を捨てず、自身の命を賭けてでも僅かな可能性を残すために迷わず行動しているため、ガッシュの補佐を務めるに相応しい人格者であったことは間違いないだろう。
術
作中ではジギー自身の術を使用しておらず、公式情報として術に関するデータ等も明かされていないため、術属性や得意とする系統は一切不明。
第1話では特殊な「瓶」を介し、以下の術を使用した。
ガンズ・コファル
前作で登場した魔物・チェリッシュの術。
詳細は「チェリッシュ(金色のガッシュ!!)」の記事を参照。
活躍
結論から先に述べると、第1話冒頭から登場し、そのまま第1話にて死亡してしまったという珍しい描かれ方をされたキャラクターとなる。
ゼリィ達と共に『カード』の資格であるワイグ&ギルから逃げており、辛くも転送装置のある施設へ逃げ込む。
そこでワイグに瓶を介してガンズ・コファルを放つも、ワイグも瓶によるラシルドで応戦したことで逆に重傷を負わされてしまう。
だが、それでもジギーは、
「ここで僕は 賭けをする」
「この子達を生かす 命をかけた最後の賭けだ」
と力強く言い放ち、ワイグの攻撃を(一瞬の隙を作るためにあえて受けて)両腕と胴体を切断される。
そして切断された両腕を遠隔で操り、素早く転送装置を起動。ゼリィ達と共に人間界への移動を成功させた。
……のだが、残念ながらジギー自身は既に力尽きてしまっており、泣き叫ぶゼリィ達によって川の傍にある木の近くへ埋葬された。
確かに活躍こそ数ページに留まったものの、そもそもとしてジギーが手紙を託し、その上でゼリィ達を人間界へ送り届けなければガッシュの復活は絶対に実現しなかった(※)ため、影ながら非常に大きな役目を全うしたと言えるだろう。
(※)第4話や第18話の描写を見るに、魔物の復活には「術の力」「命の欠片」「魔本」という3つを揃えなければならないため、もし「手紙=術の力」「ゼリィとオルモ=分割した命の欠片」が無ければ間違いなくガッシュは復活できなかった。
その後、第7話にてガッシュもゼリィ達と共に墓に手を合わせ、「ジギー 辛い役目をよく全うしてくれた」と涙ながらに賞賛した。
復活したガッシュと直接顔を合わせることこそ叶わなかったものの、ガッシュの言葉によってジギーも報われたのではないだろうか。
関連タグ
ガッシュ・ベル……親愛なる王。
アース(金色のガッシュ!!)……こちらは「外伝:友」にてガッシュの補佐をしている様子が描かれた魔物(※)。
(※)「外伝:友」は公式ファンブック「金色のガッシュ!! 20周年ありがとうなのだ!ブック」に再録されているため、現在でも閲覧可能。