(※)当記事は、漫画「金色のガッシュ!!2」第26話のネタバレを含みます。単行本派かつネタバレを避けたい方はブラウザバックを推奨いたします。
概要
「雷の竜の卵」とは、第16話におけるガッシュとアシュロンとの会話で言及された謎の存在。
第26話である程度の詳細が明かされた。
竜族の一体である「長老ミラージュ」なる魔物が管理しているらしく、ダウワンはこの卵を受けてバオウ・ザケルガを生み出したとのこと。
結果的にバオウはダウワンでも制御できない呪文となってしまったが、ガッシュはそれを承知で魔界を救うために新たな竜の卵を受けることを選択した。
ミラージュによってガッシュは「印」を受ける。この印を受けた者を雷の竜が見つけ、気に入れば卵が生まれる、といったもの。
雷の竜についてはミラージュも詳しくは分かっていないようで、魔物でもない特殊な存在である模様。
その後、ガッシュは新呪文「ウィビラル・ザケル」を習得。特異な点の多い呪文であり、ガッシュ・清麿共に雷の竜との関係を疑っている。
考察
第16話時点では詳細は一切不明であり、「雷の竜」という言葉が含まれている以上、やはり「バオウ・ザケルガに関連した何かなのではないか?」と考察するファンが多い模様。
とはいえ、当然ながらバオウは「術」の一種であり「生物」ではないため、もし術に卵や幼体がいるとすれば特例的な理由があると思われるのだが……。
その後、上述の通り本当にバオウと深い関係があることが判明。「卵が生まれたとしてもコレは単なる術ではない」「命という重きものと運命を共にする そう考えよ」とのことであり、バオウ自体が非常に特殊な術であることが示される形となった。
また、「金色のガッシュ!!2」単行本1巻の表紙に描かれている雷の竜は、完全版1巻の表紙に描かれているバオウと比べてやや可愛げな顔(いわばデフォルメされたような顔)として描かれている。
これに対して違和感(疑問)を抱いていた一部のファンからは、「単行本1巻に描かれていた竜はバオウではなく、卵から生まれてくるバオウの子のような新呪文なのでは?」とも考察されている模様。
余談
ミラージュがガッシュに「印」を授ける際の詠唱のルビを逆から読んでいくと、どことなく聞き覚えのある単語がちらほらと見える。
実はこれ、アニメまんが日本昔ばなしのOP曲「にっぽん昔ばなし」の歌詞の一部を抜粋したものである。
ちょっとしたネタ的要素ではあるが、アニメのOP映像が「でんでん太鼓を持った子供が龍の背中に乗っている」というものなので、「雷の竜の卵」とはピッタリ。