「高嶺清麿教授!」
「考古学という古い歴史を研究している先生さ」
「私はその助手をしている」
「ここまで気合いの入ったこと言われちゃ 助けるしかないじゃない」
概要
漫画「金色のガッシュ!!」の続編「金色のガッシュ!!2」で初登場したキャラクター。
公式からプロフィールが明かされていないため、年齢や好物等は不明。
一応、国籍に関しては作中の描写からエジプトと考えるのが自然だと思われる。
「金色のガッシュ!!2」において「人間」の主要人物として最初に登場したキャラクターとなる。
人物像
容姿
ターバンや三つ編みにした髪、厚めの唇が特徴的な女性。
第20話時点ではカラーページに登場していないため、服や髪の色は不明(当記事トップ画はあくまでファンアートである)。
考古学者らしいというべきか、袖を捲ったシャツにホットパンツ・腰に付けたホルダーケース……等、服装も全体的にアクティブな印象で統一されている。
性格
前作の「王を決める戦い」には関わっていない正真正銘の「一般人」なため、戦い慣れしている清麿に対する常識人ポジション&リアクション要員のような描き方をされている。
清麿と共に学校兼孤児院を運営しているだけに、面倒みの良い面や子ども想いな面も随所で描かれている(第3話でオルモの身体を洗ってあげたり、第5話でワイグが「ワイグメイス」を振り下ろしてきた時にもゼリィ達を庇おうとしている等)。
他、やはり考古学者らしく神秘やロマンに感動を覚える性格をしており、第4話で初めて大量の魔本やミイラを見た時はゼリィ達と共に「凄え! 凄え!!! スゲエー!!!」と感激を露わにしていた。
語学堪能?
ちなみに、第3話にて木の枝で地面に字を書く際、「高嶺清麿教授」と非常に読みやすい日本語(漢字)を書いているため、日本語の読み書きにも通じているのだと思われる。
一応、前作終了時点でも「なんでみんな言葉が通じているのですか?」という質問が作者ブログ「雷句誠の今日このごろ。」に届いており、これに関して作者の雷句先生は、
「世界中の人々が会話できている点ですが、これはガッシュの世界をいわゆる『そういう世界』、『世界中の言語はあるけれど、会話は普通にみんなできる世界』に設定しているからです」
と回答している(※)。
(※)この質問と回答は公式ファンブック「金色のガッシュ!! 20周年ありがとうなのだ!ブック」にも再録されているため、そちらでも確認可能。
なので、メタ的な面から見ればザハラが「日本語を流暢に喋れるほどに勉強した」とまでは言い切れないものの、「日本語(しかも漢字)をきちんと書ける」ことはザハラが語学をしっかりと学んでいる証だろう。
活躍
エジプト編のメインキャラクターとして、第1話から登場。
魔界から転送されてきたゼリィ達と偶然エジプトの街で出会うも、その際には清麿の事を知らないフリをして冷たくあしらってしまう。
だが、清麿から「何としても会わせろ」と言われたことで共に捜索を開始し、人売りのアジトでワイグに殺されかけていたゼリィ達の元へ駆け付ける。
清麿が単身でワイグを引き付けている間にゼリィとオルモを車に乗せ、全速力で離脱。
第3話で清麿が(何とか)無事に戻ってきてからは、ゼリィ達(と読者)に清麿の活動や孤児院の状況を解説し、ザハラ自身も子ども達の世話をしている姿が描かれた。
そして清麿が遺跡を公開することを決断したため、第4話にて同行。
遺跡の奥で大量の魔本やミイラを発見して感激するも、すぐさま追いかけてきたワイグ&ギルにより危機に立たされる。
さすがに超常の存在である魔物vs『カード』の戦闘では力になれなかったものの、清麿の指示を的確に守り、脱出後には速やかにゼリィ達と共に退避するといった堅実な立ち回りを見せた。
そうしてガッシュと清麿が激戦の末ワイグを倒した後は、改めて遺跡の奥へ赴き、復活した幾つかの魔本が世界各地へ飛んでいく様子を見届けた。
同時に、清麿はガッシュと共に新たな戦いへ旅立つことになったため、ザハラを遺跡の責任者に任命。
ザハラ当人も「コレで私も名誉職に高給取りさ」「教授はこういうところ信頼できるんだよなー。着いてってよかったよ」と嬉しそうな表情を見せた。
そして同シーンでは「もうあの化け物との戦いはゴメンだけどね」と笑顔で冗談を言っていたのだが、ザハラの部屋にはいつの間にか有色の魔本が置かれており……。
余談
新たな本の持ち主になる?
前述の通り、第7話にてザハラの部屋に有色の魔本(※)が置かれているため、今後のストーリーにおいて魔物のパートナーとなる可能性が非常に高い。
(※)カラーページではないのだが、本にトーンが貼られているため、メタ的な点から真っ白な本ではないと断言できる。
該当シーンはカラーページではないので、具体的に何色の本なのかは不明であり、現状では本の色から既存の魔物か否かを判別することもできない。
もっとも、(ゴルドーやアルヴィンといった高齢者はやや危ういが)前作でのパートナー同士が再会する流れの方が自然だと思われるので、ザハラは同じく新キャラであるゼリィの本の持ち主になるのではないか?と予想されている。
関連タグ
高嶺清麿……同じ考古学者として共に働き、「教授」と呼び慕っている。
高嶺清太郎……清麿の父。「考古学者のキャラクター」「1話目から登場して魔物と邂逅する」「清麿と親しい仲である」といった共通点も。