ジムノペディ
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じむのぺでぃ
エリック・サティが1888年に発表したピアノ独奏曲。
- 2001年に小林殉一らによって結成されたロックバンド。クラシック界の異端児エリック・サティにあやかり命名した。2008年に解散。
フランスの作曲家エリック・サティが1888年に作曲したピアノ独奏曲。
第1番から第3番までの3曲で構成される。
3/4拍子のゆったりしたテンポと簡素な曲調、独特の愁いを帯びた旋律が特徴で、第1番はサティの代表作としても知られる。
題名は古代ギリシャの祭典「ギュムノバイディア」に由来し、サティはこの祭りの様子を描いた古代の壺に着想を得たといわれている。
1897年にドビュッシーにより第1番と第3番が管弦楽曲に編曲されたが、ドビュッシーは「少し退屈だから」という理由で第2番を省略し第3番と第1番の順序を逆転して編曲している。
日本では1951年に伊福部昭が著書で「人類が生みえたことを神に誇ってもよいほどの傑作」と絶賛していたが、当時はあまり日本で知られることはなかった。
1963年に公開されたフランス映画『鬼火』でフィーチャーされたことで世界的に有名になり、1975年に池袋に開館した西武美術館の館内で環境音楽として使用されたことで日本でも知られるようになった。
恩田陸の小説『六番目の小夜子』では学園祭のパフォーマンスのBGMとして使用されており、NHKで放送されたドラマ版でも再現されている。
映画『Wの悲劇』ではクライマックスのBGMとして第1番が使用された。
映画『涼宮ハルヒの消失』では終盤のBGMとして使用されている。
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