登場人物や用語については涼宮ハルヒの憂鬱を参照。
京都アニメーションにより2010年映画化、2021年1月3日12:00よりBS11で放送された。
概要
原作のライトノベルでは第4巻。2004年8月1日初版発行。
時系列では12月18日~12月25日、アニメオリジナルの「サムデイ・イン・ザ・レイン」と原作の「ヒトメボレLOVER」の間のストーリーになる。
12月18日、キョンが朝登校するとハルヒがいない。
不思議に思ったキョンの目の前に信じられない人物が現れる。その人物とは半年以上前に消えたはずの朝倉涼子、さらに追い討ちをかけるかのようにキョンに驚愕の事実が告げられる。
「涼宮ハルヒ?そんな人このクラスにはいないよ」
あらすじ
クリスマス目前の、あの日の朝、何かがおかしい感じがしたんだ。いつもの教室、いつもの席。だけど俺の後ろの席にハルヒはいなかった――。
映画化に際して
原作で1番人気のエピソードであったため、2006年の放送終了以来、テレビアニメか映画化などなんらかのメディアで制作されると予想されていた『涼宮ハルヒの消失』が映画として2010年2月6日に全国公開された。
改めて放送された涼宮ハルヒの憂鬱(新アニメーション)でエンドレスエイトを8回繰り返すなどして、TVではやらず映画で消失はやるのか、ハルヒは終わった、でも観てみたい…などとファンの間でも意見が分かれており、賛否両論である。元々放送当時から、消失はTVアニメ派、劇場版派で争いが出来ていたが、エンドレスエイトの影響により冷めた意見もある。
また、消失単体での公開と言う事で、「TVアニメを見ていない人に話の内容が理解出来るのか」との指摘もあった。
ただし当時はまだTVアニメの続編や特定のエピソードを単体で劇場版として公開するケースが非常に少なかった時代であり、現在ではもはや珍しくないというかむしろそちらが主流となっていると言っても過言ではない。
スタッフ
企画 | 安田猛、嵐智史、八田陽子、酒匂暢彦、井上俊次 |
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原作・脚本協力 | 谷川流 |
原作イラスト・キャラクター原案 | いとうのいぢ |
総監督 | 石原立也 |
監督 | 武本康弘 |
脚本 | 志茂文彦 |
絵コンテ | 石原立也、武本康弘、高雄統子 |
演出 | 北之原孝将、米田光良、坂本一也、高雄統子、山田尚子、内海紘子 |
レイアウト監修 | 木上益治 |
キャラクターデザイン・超総作画監督 | 池田晶子 |
総作画監督 | 西屋太志 |
作画監督 | 植野千世子、秋竹斉一、池田和美、高橋真梨子、門脇未来、堀口悠紀子、高橋博行 |
美術監督 | 田村せいき |
撮影監督 | 中上竜太 |
設定 | 高橋博行 |
色彩設計 | 石田奈央美 |
編集 | 重村建吾(スタジオごんぐ) |
音響監督 | 鶴岡陽太(楽音舎) |
音響効果 | 森川永子(ちゅらサウンド) |
録音 | 矢野さとし |
音響制作担当 | 杉山好美(楽音舎) |
音響制作 | 楽音舎 |
音楽 | 神前暁、高田龍一、帆足圭吾、石濱翔、エリック・サティ |
音楽プロデューサー | 斎藤滋(ランティス) |
音楽制作 | ランティス |
制作プロデューサー | 大橋永晴 |
プロデューサー | 伊藤敦、八田英明 |
アシスタントプロデューサー | 山口真由美 |
アニメーション制作 | 京都アニメーション |
配給・宣伝 | 角川書店 |
製作 | SOS団(角川書店、角川映画、京都アニメーション、クロックワークス、ランティス) |
大きな変化(ネタバレ注意)
シリーズ初期と同様に眼鏡を着用。表情は豊かになり、「ただの人間の女の子」になっている。
北高生では無く、光陽園学院在籍となっており、制服も異なっている。
派生作品
- この作品を原作として、本来の『涼宮ハルヒ』世界とは異なったストーリーを描く、連続話形式のラブ&ギャグコメディ作品。全10巻。
関連タグ
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