不思議も異変もない日常を、ハルヒとSOS団の「直観」が読み解く!
概要
前作『驚愕』から約9年振りの涼宮ハルヒシリーズの新作。第12巻。
2020年11月25日に発売された。
- 2013年4月26日発売の『いとうのいぢ画集 ハルヒ百花』に掲載された短編「あてずっぽナンバーズ」
- 2018年10月31日発売の『ザ・スニーカーLEGEND』(30周年を記念して1号限りの復活が決定したかつての掲載誌、『ザ・スニーカー』の特別号)に掲載された書き下ろし短編「七不思議オーバータイム」
の2編に加え、
- 250ページを超える完全書き下ろし「鶴屋さんの挑戦」
が収録されている。
前述のアオリ文(「不思議も異変もない日常を~」)が示す通り今作ではメインストーリーの進展はなく、いわゆる「日常回」。「あてずっぽナンバーズ」では数学、「七不思議オーバータイム」では古典、「鶴屋さんの挑戦」では推理小説が主要なテーマとなっている。
あらすじ
初詣で市内の寺と神社を全制覇するだとか、ありもしない北高の七不思議だとか、涼宮ハルヒの突然の思いつきは2年に進級しても健在だが、日々麻の苗木を飛び越える忍者の如き成長を見せる俺がただ振り回されるばかりだと思うなよ。
だがそんな俺の小手先なぞまるでお構い無しに、鶴屋さんから突如謎のメールが送られてきた。
ハイソな世界の旅の思い出話から、俺たちは一体何を読み解けばいいんだ?