ジュノー(ユニオン)
じゅのー
じゅ、巡洋艦......ジュノーです......
痛いのは怖い......うぅ! 指揮官さんも怖いです...!
スロット配分は軽巡・駆逐主砲1(改造で2)/魚雷2/対空砲1。
アトランタ級特有の火力・雷装控えめで対空が高い配分だが、ジュノーは改造後なら主砲砲座2となるためそれなりのダメージソースとなるだろう。
目玉となるのは固有スキル。自身がやられた際に他の艦の耐久力を大幅に回復するというもので、このようなスキルは2024年現在に至るまで代わりが出ていない。
通常の海域では撃沈者が出ると評価が下がるため活用が難しいが、真価を発揮するのは評価の下がらない演習。相手の猛攻をしのいだ後に彼女が倒れることで味方全体の態勢を立て直すことができるため非常に人気が高く、特に同様の効果を持つ設備「真珠の涙」を持たせた「真珠ジュノー」は強力なコンボとして有名。
...もっとも、シンプルに一人倒れると単純に戦力が減ること、何よりそもそも怖がりな彼女に撃沈前提の運用を強いるのは心情的に申し訳ないということで使わない指揮官もいる。このあたりは裁量に任せられるだろう。
改造
改修項目がたくさんありましたけど、か、改修終了まで頑張れました!
まだ痛いのは怖いですけど、ジュノー、指揮官さんのために勇気振り絞ってみせます…!
2022年9月15日のアップデートで改造が追加された。
長所の耐久面と対空火力はリノを追い抜いてサンディエゴ改に匹敵するほどに成長。さらにサンディエゴ改同様主砲砲座が+1されたことでネックだった火力面も改善し、固有スキルもすさまじい強化を得ている。
戦闘不能を組み込まない際でも「低コストのサンディエゴ改」とみなすことができ、海域攻略・演習の双方に積極的に組み込めるようになった。
立ち絵は逆光のため顔に影が落ちてはいるものの、より勇気を出した積極的な発言が増えている。SDもすぐに眉をハの字にしていた改造前とは異なり、いい笑顔を見せてくれる。
ちなみに、改造後は他のアトランタ級姉妹同様スカートが青色に変わった(元の赤色は裏地で残っている)。
スキル
- 戦争の悲劇(防御)
戦闘不能になった時、他の艦の耐久を15.0%(最大25.0%)回復する |
他の艦を回復できる前衛艦は今でこそ増えているが、自身が倒れるデメリットを差し引いても破格の回復量を持つ。
この状態でも十分強力だが、できれば次の改造状態で使いたい。
- 戦争の悲劇・改(防御) ※要改造
1 | 戦闘開始時に一度、また戦闘中に自身がダメージを受けた場合に40.0%(MAX70.0%)で発動、特殊弾幕Lv.1(10)を展開し味方前衛艦隊の耐久を上限の1%回復する(特殊弾幕の威力はスキルレベルによる・この効果は18秒に一度しか発動できない)。 | |
---|---|---|
2 | 自身が戦闘不能になる場合、下記の効果を発動する。「精鋭ダメコン饅頭(ユニオン)」を同時に装備している場合、このスキルの効果が先に発揮される | |
A | その戦闘が演習でない場合、ほかの艦船の耐久が上限の15.0%(MAX25.0%)回復する | |
B | その戦闘が演習である場合、その戦闘で一度だけ自分の戦闘不能を無効にし、味方全員の耐久が上限の15.0%(MAX25.0%)回復する |
改造を完了すると「戦争の悲劇」から強化される。弾幕は魚雷3発を前方にまっすぐ2回発射する。
倒れずとも回復できるようになり、前衛を保護する能力に磨きがかかった。さらに演習限定だが自身の戦闘不能を踏み倒し、ある程度まで回復して復活する能力まで追加される。
設備「精鋭ダメコン饅頭(ユニオン)」と合わせれば異常なまでの延命が可能。
- 対空配置(防御)
対空射撃時25%で発動。3秒間自身の対空値が20.0%(最大40.0%)アップし、火力値が40.0%(最大レベルで20.0%)ダウンする |
おなじみの汎用スキル。
- 全弾発射-アトランタ級 ※IIIは要改造
自身の主砲で12回(IIで8回、IIIで16回)攻撃する度に、全弾発射-アトランタ級I(II/III)を行う |
全弾発射。IIIは一見劣化しているように見えるが、改造で砲座数が増えるため実質IIと条件は同じ。
モチーフになったのは、アメリカ海軍のアトランタ級軽巡洋艦2番艦「ジュノー」(USS Juneau, CL-52)。
1940年5月27日起工、1941年10月25日進水、1942年2月14日就役。
艦名はアラスカ州の州都・ジュノーにちなむ。
就役後カリブ海でしばらく活動したのち太平洋戦線に移動、10月末の南太平洋海戦に参加する。
その後11月の第三次ソロモン海戦に参加したが、損傷を受け退避するところを潜水艦「伊26」に撃沈された。
「5人」について
ジュノーはたびたび「夢に5人の人たちが出てくる」という話をするが、これは史実でジュノーに乗り組んでいたサリヴァン兄弟という5兄弟のこと。
彼らはジュノーが撃沈された際に全員が命を落としており、このことから戦後アメリカはきょうだい全員が戦死する事態を避けるため「ソール・サバイバー・ポリシ-」(ある人が戦死した場合、その兄弟は軍役を解かれる)というルールを導入した。
また、サリヴァン兄弟を顕彰するため、フレッチャー級駆逐艦の57番艦は「ザ・サリヴァンズ」(USS The Sullivans, DD-537)と命名された(ちなみにこちらは第二次大戦を無事に戦い抜き、現在はニューヨーク州バッファローで博物館船として展示されている)。
伊26:史実でジュノーを撃沈した。
ジュノー(ロイヤル):「船は『2隻』あったッ!」と言いたくなる艦。史実での関連は一切ない。
- アトランタ級のKAN-SEN
艦番号 | 艦名 | 備考 |
---|---|---|
1番艦 | アトランタ | |
2番艦 | ジュノー | |
3番艦 | サンディエゴ | |
4番艦 | サンフアン | |
6番艦 | リノ | オークランド級2番艦 |
?? | リトル・サンディエゴ |