概要
炭鉱族の少女。学園編(書籍版8巻)から登場。
ルーデウスの無詠唱土魔術による人形制作技術を伝授された、ザノバ専属の人形職人。
人物
オレンジ色の癖っ毛が特徴的な少女。
両親はミリス大陸にある炭鉱族の集落から離れ、旅をしながら工芸品を作って売るという生活をしていたが、商売がうまくいかず借金を重ねた結果、一家揃って奴隷となった。鍛冶師としての技術を持っていた両親はすぐに売れたが、能力もなく幼いジュリは売れ残り、餓死を待つだけの日々を送っていた。
そのため、ジュリを購入し、厚待遇で迎えてくれたザノバとルーデウスに深く感謝しており、精力的に人形制作やザノバの身辺の世話をしている。
ジュリというのは愛称で、正式な名前はジュリエット。炭鉱族は7歳になるまで名前を付けないという風習があり、購入時(6歳)には名前が無かったため、購入に際してザノバの弟ジュリアスにあやかって名付けられた。
関連人物
主人。ザノバ本人の命令で「マスター」と呼んでいる。人形に関する知識や技術を教え込まれ、洗脳…もとい人形職人としての英才教育を受ける。ルーデウスの意向というのもあるが、奴隷としてではなく使用人や弟弟子のように丁寧に扱われ、根気強くジュリに向き合ってくれたことから恋慕の情を抱くようになる。