概要
レベルファイブ原作の「ダンボール戦機」「ダンボール戦機W」に登場する海道ジン×山野バンのカップリング名。
関係性
シリーズを通してのライバル関係。永遠のライバル。
(以下大いに各シリーズのネタバレを含みます)
無印
- 物語初期~出会い
アニメやゲームは冒頭でアルテミスの様子が流れるが、その時点では対立関係であることしか分からない。事実物語中盤までジンはイノベーター側であるため、互いに敵同士という扱いになる。
実際に二人が直接出会うのは、ジンがイノベーターの任務としてバンのクラスに転校してきた時である。
戦闘機で。
(なお、このシーンはWのドラマCDやイナダンテレフォン音源までバンにネタにされ続ける)
- アングラビシダス~海道邸潜入
単なる敵という状態から、(主にジンの変化により)まだまだ柔らかい雰囲気とは程遠いが少しずつライバルらしくなってくる。
- アルテミス
アルテミスでは、形式上ジンはイノベーターの任務として(恐らく彼の気持ちの大部分は「バンと戦いたい」だと思われる)、バンはシーカーとしての参戦。
互いに順調にファイナルステージまで勝ち進み、バトルロワイヤル形式での決勝戦。
途中でサイコスキャニングモードを発動して危険な状態に陥った灰原ユウヤを止めるために、一時休戦、不謹慎ではあるが所謂初めての共同作業。
ジャッジを倒し、再開されたファイナルステージで文字通り二人だけの決勝戦。
白熱した戦いを制し、勝利したのはバン。
しかしジンに知らされず秘密裏に組み込まれていたエンペラーM2の自爆プログラム(デストロイ)に巻き込まれ、アキレスは破壊されプラチナカプセルも強奪されてしまう。
(一部では「心中」と呼ばれていたりする)
アルテミス後、ジンはイノベーターのやり方に疑問を覚えイノベーターを離脱。同時期にサイバーランス社のテストプレイヤーとなり「プロトゼノン」を手に入れる。
またバンは新たなLBX「オーディーン」を手にし、直後暴走したリニアモーターカーを止める為に出撃。しかしそれでも危ない状況となったところで、プロトゼノンを持ったジンが現れリニアモーターカーを止める。
そしてジンが仲間に入れてほしいと口にし、それを迷うことなく、躊躇うことなくバンは受け入れる。ここで漸く仲間という関係になる。
- アキハバラキングダム
アキハバラキングダムではチーム分けは別ではあったが、二人の関係性はしっかりと確認できる(そもそもジンが共に行動をするという時点で結構なものではある)。
アキハバラキングダム終了後一旦ジンは離脱し別行動をとる。
- タイニーオービット社襲撃事件
エターナルサイクラーのサンプルユニットを製造しているタイミングで、イノベーターが大量のLBXで襲撃してくる。
戦闘の途中にて要塞戦車が現れ状況は圧倒的に不利に。そこで調整を済ませ真の姿となった「ゼノン」を持ちジンが参戦。バンの手助けもあり、システムをハッキングし要塞戦車をシステムダウンさせ戦いを終わらせる。
戦いの直後二人だけで合流するが、その目の前で霧島平治を庇った宇崎悠介がトラックに轢かれ命を落としてしまう。これを目撃したことにより、バンは大きなショックを受け戦うことに恐怖を感じ一時部屋に籠ってしまう。
その状況から立ち直り再び戦いに向き合えたのは、母である真理絵の優しさとジンの言葉、意志、思いである。
(ファンの間ではどう見ても母親に挨拶しに来た彼氏の図にしか見えないとも言われている)
- 終盤
イノベーターの目的、真の黒幕が明かされシーカー全員が戦う中色々とコンビを組んで戦うことが多い、非常に多い(対カイザ、ルシファー等々)。
最後の戦いではバンが一人で挑むことになるが、ジンはそれでもバンを信じ彼が目的を果たして戻ってくることを信じた。
完全にデキている
W
前作から一年経ち、二人とも心身共に成長、そして少なからず色気も出ている。
なお、ジンは同年代の仲間の名を呼ぶときバンのこと以外呼び捨てである。
(無印では男子は全員「~君」、女子は「~さん」と呼んでいた)
- 序盤
ディテクター事件が発生し、バンは新たなLBX「エルシオン」を手にし新たな仲間大空ヒロ、花咲ランと行動を共にする。
ジンが合流するのはA国Nシティでの指令コンピューターを止めた直後。
新LBX「トリトーン」と共に仲間に加わる(既にこの時点で割とバンしか見ていない感が凄い)。
アニメでのジンの初めての台詞は「バン君」。安定の海道ジン。
- 中盤
バンはヒロと、ジンはユウヤとコンビとして主に扱われるため完璧に二人だけの空間を作りだすのがなかなか存在しない。
しかし、アニメではBCエクストラスやアングラテキサスではコスプレに抵抗を示したり、先輩としての立場で似た者同士感を匂わせる。
アルテミスでは前回ファイナリストとして出場権を持っており、それを利用し本来の目的である大統領暗殺阻止に臨む。
尚、同じチームである。
前作では敵同士であった為、余計に心に響くものがある。
アルテミス後、イギリスにてバンの父である山野淳一郎博士の手によりバン、ヒロ、ランのLBXがΣオービスに合体可能となる。
アニメでは直後なかなか三人の息が合わず、それぞれ思い悩む。
その際、バンの傍にいて相談に乗っていたのはジンである。ナチュラルに隣にいる。
- 終盤
アニメでは宇宙へ行く際マスドライバー施設に大量のLBXが襲い掛かる。それにバンとヒロが飛び出し、敵を倒していく。しかし数が非常に多いため二人のLBXはダメージを受けピンチに陥ってしまう。
そんな状況でライディングソーサでバンを助けにきたジン(因みにヒロの方はユウヤが行った)。
ナチュラルに助けにくる姿がだいぶ夫婦感を醸し出している。
ミゼル編では、アニメで非常に嬉しいシーンが複数存在する。
一度ミソラタウンに戻ってきた際に、仲間全員でバンの家にお邪魔し一泊するのだが皆が寝てしまった中、寝付けないバンに対してジンが「眠れないのか?」と(状況的に)問題発言。
客観的に見れば何もやましいことなどないのだが、此方側のファンから見るとそういう状況に発展してしまうのではないかと不安基期待をしてしまう。
その後、オーレギオンがミゼルに強奪され、アキレスD9、オーディーンMk-2が新たな機体として作られる。
物語が加速していく中、タイニーオービット社の前でジン、ユウヤ、ジェシカが10000機以上のベクターを相手にしている中トリトーンとリュウビがブレイクオーバーしてしまう。
戦えない状況となってしまったところに、緊急事態ということでイカロス・ゼロとイカロス・フォースを一時的に使用する。
言わずもがな、イカロス・ゼロというかつてのバンの愛機を使用したのはジンである。
- ドラマCD~戦士たちの休息~
大バトルロワイヤルでは相変わらず二人でいいバトルを繰り広げている。
しかしこのドラマCDで非常に残念なのが、「ジンが一度もバンの名前を呼ばなかった」ことである。
……寧ろ、呼ぶ必要がないくらい親密だということだろうか。
因みに、バンはジンのことを一番呼んでいる。
ウォーズ
バン本人が本編には登場しない為、絡みはゼロ。
だがしかし、web配信されたスペシャルアニメ(現在ではウォーズDVDBOX下巻、又はイナズマイレブン超次元ドリームマッチに収録されている為、見たことがない方や見てみたい方は其方を探すと良い)ではバンも18歳の姿になって登場。
バンとバトルがしたいと言ったアラタの発言によりバンとジン、アラタとムラクというタッグバトルを行う。久々のバトルでも息がぴったりとあった攻撃で勝利している。
彼らに離れていたブランクなんて殆ど無いに等しい。
LBX烈伝
歴代主人公たちが紡ぐ外伝ではあるが、ここで一つ引っかかるのが歴代主人公の中にジンも含まれているらしい(LBX烈伝帯にて確認できる)。恐らくダンボール戦機外伝がある為だと思われる。
そして本当に相変わらずジンはバンのことをよく呼ぶ。そして相変わらず息ぴったりである。
物語自体がそこまで長いとは言えない為要素的なものは少なめだが、興味のある方は是非読んでいただきたい。
漫画版
コミカライズ担当が藤異秀明先生のためゲーム、アニメから入った方は少し絵柄や性格の違いに驚くかもしれない。しかしジンバン好きである方々なら恐らく問題はなく読めると思うので、読んだことがない方は一読をお勧めする。
こちらでも非常に仲良し。
ダンボール戦機外伝
ジンを主人公とした外伝。
その外伝の中でも「BOOST外伝」では少しの会話をしていただけで敵から「イチャついてんじゃねー!!!」と言われる始末。流石である。
最後には仲良くコンビニで買ったおでんも食べる。実際に見ていただければ分かるが、
貰った箸は一膳。
「WARS外伝」のラストでは仲良くLBXバトル、実に幸せそう。
二次創作
原作の雰囲気をそのまま発展させたようなほのぼのしたもの、ジンの纏う雰囲気から一歩先を行きバンをリードするもの、バンの包容力に少し依存したようなジン、W以降は大人っぽくなったり、…と種類は様々。
ファンの間で語呂合わせで2月8日、4月8日はジンバンの日と扱われている。