概要
100歳(1世紀)以上生きている長寿者のこと。かつては希少な存在だったが長寿化の進行により年々増え、日本では2012年に5万人を超え、2019年現在は全国に約7万人のセンテナリアンが存在する(9割が女性)110歳以上生きている人はスーパーセンテナリアンといい、 センテナリアン1000人に1人の割合で日本全国でも100人もおらず、現在でもかなり稀な存在と言える。
人類の限界寿命
なお、かつても日本並びに世界(男性)最高齢記録として鹿児島県の男性が120歳と半年の記録があったが、長寿研究団体は2011年以降この記録を認めていない(15歳年下の弟が兄の戸籍を使用していたという説がある)。
また、フランスの女性が122歳と164日で亡くなり世界最高齢記録とされているが、こちらも2018年頃から24歳年下の娘がその戸籍を使用していたという疑義が生じている。
どちらも疑いの通りであるならば、少なくとも確固たる記録の元に120歳以上生きた人間はいないということになる。少なくとも現時点でこのような疑義の生じていない人物での歴代最高齢は、日本人女性の119歳107日である。
人類の寿命は各方面で議論されているが、例えどれだけ健康に、豊かに、また運強く生きたとしても、染色体の関係などから120歳(あるいは126歳とか130歳とか言われている)以上長生き出来ないという説がある。この説を覆せるかは今後のスーパーセンテナリアンの方々に懸かっているとも言えよう。
なお、これらの疑義を無視すれば更なる長寿記録が世界各国で記録されている。例えば2021年現在ではナイジェリアの男性が170歳以上で存命とされ、日本では上述した記録の他、江戸時代に208歳という記録があり、また上古の天皇の中には110歳以上の長寿が何人かいる(仁徳天皇以前)。
関連項目
明治時代…平成24年(2012年)8月以降、全ての存命の明治生まれの人物はセンテナリアンであり、令和4年(2022年)同月以降は同じくスーパーセンテナリアンである。令和6年(2024年)4月、最後の明治生まれの日本人男性が死去し、更に同年6月には世界でも明治時代に生まれた男性は全て鬼籍に入ったとされる(記録が確かな者に限る)。