概要
一般的には、海岸に見られるコンクリート製の護岸ブロックの総称。釣り人などの間では「テトラ」とも略称される。
ただし、「テトラポッド」はあの四つ足の護岸ブロックのみを指し、ゼネコンの(株)不動テトラの登録商標でもある。
これもいわば、普通名称化した商標の一種でもある。
商標関連で問題になることを避けるためか、「テトラポット」と言い換えている場合も多い、
sihkとは関係ない。
商標でない呼び方の「消波ブロック」「消波根固ブロック」「波消しブロック」からわかるように、岸側にくる水の力を弱めるためのもの。
間にできる隙間に波を吸い込み、ここで水流の向きを分散させ、別方向からの流れとぶつけて相殺する。
テトラポッドは同じ場所に大量に集まった形で設置されるが、前述の通り、その構造の組み合わせにより、水中においては複雑な水流を生む。そこに巻き込まれたらガチで死ぬ。
テトラポッド間は狭く、救助どころか遺体の回収すら困難である。
そのため水中でテトラポッドに接近するのは極めて危険である。
陸側からでも落ちる危険があるため油断は禁物。アスレチックがわりにしたり、テトラポッドの上で釣り、というのはもっての外である。
2020年にはエレコムから販売・施工元の不動テトラからの公認を受けた
テトラポッド型Bluetoothスピーカーが発売される。