概要
時計のような頭部が特徴的な謎の人物。
警備の厳重具合ではこの宇宙で最高とも言われるボンバー刑務所を破壊したのち、服役していた凶悪ボンバー軍団を世界征服の目標を打ち立てて従えさせた人物。のちにターゲットをボンバー星とし、自身が支配する「テロリンワールド」で覆いつくした。その光景はこれまでのシリーズ作品の舞台となった光景によく似ているが、同一のものかどうかはわかっていない。
ただしテロリンワールドの本拠地は主に時計をモチーフとした地形で構成された専用マップになっており、単にこれまでの世界を乗っ取った・もしくは模倣しただけの世界ではないことがわかっている。
また、本拠地そのものをまるごとコピーした偽物の空間も作り出しており、道を間違えるとボンバーマンは本拠地に攻め込んだつもりが何の解決にもなっていない徒労に終わることとなる。これだけ大規模なフェイクの本拠地を設けた悪役はシリーズでも類を見ない。
戦闘では、時計型の巨大メカである「ジリリンガー」に搭乗する。破壊されても中心部のパーツだけを切り離して機動力をアップさせた「ベルローラー」として戦闘継続が可能など抜かりのなさを発揮。
真の本拠地に攻め込むことに成功した場合、メカを完全破壊するとテロリン本人が戦闘に躍り出る。
非常に速いスピードから繰り出されるパワーグローブのボム投げ連打はかなりカオスであり、さらに最大の特技は時間停止。ストーリーモードであれば稀に出現する「タイマー」のアイテムを出現させ、それを自ら入手することでボンバーマンの時間を止め、その間に爆破を狙ってくる。
ただ、このタイマーは通常のアイテムであるため、ボンバーマン側が取ることで逆にテロリンの動きを止めることが可能。「時間停止の取り合い」という、フィクションでも非常に珍しいシーンと言えるのではないだろうか。
テロリンワールドは非常に広い支配地域を持っていたのだが、戦いの末に首が吹っ飛んだため、以降のシリーズには登場できていない(最も肉体が無くなったバグラーのようにテロリン以上のダメージを負った敵はいる事いるのだが)。