概要
ラ・ギアスに存在するヴォルクルス教団の大司教ルオゾール・ゾラン・ロイエルが操る機動兵器。
分類は咒霊機(じゅれいき)。魔術を使う際の咒印を切るため半人型となっており、主に魔術や怨霊を操る攻撃を用いて戦う。機体の半身をアストラル界に属させることで物理攻撃を無効化する「アストラルシフト」を使うのが最大の特徴。
咒霊機とは
咒霊機とは、魔術師が咒文を詠唱する際に身を守り魔術の補助をするための機体を指す。
魔装機神シリーズでは現在の所ナグツァートしか登場していないが、他にもこれを用いる人間は存在すると思われる。なお、ヴォルクルス教団が独自の技術で開発した「靈装機」と呼ばれる機種も存在するが、量産されている靈装機と違い咒霊機は独自開発のワンオフ機である。
データ
全高 | 33.5 m |
---|---|
重量 | 35.0 t |
開発者 | ルオゾール |
装甲 | 賢者の石・エクトプラズム |
動力 | 魔力・プラーナ及び残留思念 |
その他
ナグツァートを改造した「ナグツァート改」、ヴォルクルスと融合した「真ナグツァート」も存在する。
予備機や後継機の有無は不明だが、ルオゾールは盟友のサルティスに同型機を譲っているため存在する可能性は否定できない。
スーパーロボット大戦EXでは
「EX」作中敵対するリューネの章およびマサキの章では、前述の「アストラルシフト」を再現して「無敵モード」と呼ばれる状態となり、一見倒せないようになってる。
が、実はこの無敵モードはHP65000をHP回復大にしているだけであり、火力さえあれば倒せる(当時のスパロボは10000超えのHPは????と伏せられ、さらにこの頃は10000未満になるまでゲージも減らないため、プレイヤーに「ダメージを与えているかわからない」という形でボスの強さを表現していた)。
…とはいってもあくまで理論上の話であり、交戦するのはどちらも10話にも満たない序盤(リューネの章8話、マサキの章5話)であるため、撃破するのはやり込み要素でしかない。
なお、シュウの章では味方であるためこの「無敵モード」は再現されていない。
そしてPS移植の「コンプリートボックス」版ではHPゲージが常に表示されるようになったが、HP60000、装甲6400、運動性300(補足すると「EX」は装甲3桁、運動性2桁が普通)、さらに間接攻撃・MAP兵器無効、ビーム吸収と、「相手にするだけ無駄」ということをふざけた性能でプレイヤーに示している。
前述通りこの状態のナグツァートと交戦するのは序盤もいいところであるため、長年撃破するのは無理だと考えられていた。
しかし、2023年にリューネの章で、2024年にはマサキの章で撃破した動画が公開された。撃破した際にはルオゾールのセリフがちゃんとあることも確認された。
入念な下準備をした上で2%をひたすらリセットしながら当てていくという苦行を10時間にも及びながら繰り返しており、動画製作者の苦労が偲ばれる。