概要
深海魚の一種で、イトヒキイワシ同様に「イワシとつくがイワシではない」魚。
イワシはニシンの仲間(ニシン目ニシン科)だがコイツはハダカイワシ目ハダカイワシ科、イトヒキイワシはヒメ目チョウチンハダカ科である。
魚なんだから裸なのは当然だが、これは皮膚の色素が少なくて身の色がほぼ透けている上にウロコが剥げやすい(これはイワシもそう)という特徴ゆえ。
世界的に広く分布し、マグロ等の大型魚やペンギン、クジラ等のエサとして生態系をささえている重要な魚で、昼間は深いところにいるが夜になると表層に浮上する。
食べられなくはないが商品価値が無いのか、市場に出回ることは少ない模様。種類によってはバラムツやアブラソコムツのようにワックスを含んでいて下痢になるので注意(大体のヤツは大丈夫だが、セッキハダカだのミカドハダカだのずっと深海にいるタイプがこのワックスを含んでいる)
関連
サーディニオイデス→恐竜時代のハダカイワシ