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ピロロ

ぴろろ

ダイの大冒険に登場する魔王軍きっての殺し屋・キルバーンにつかえる使い魔(画像左側)。

CV/江森浩子(1991年版)

概要

キルバーンと常に行動を共にする一つ目ピエロ使い魔
子憎たらしい性格の持ち主で常に相手を小馬鹿にした態度を取っており、自身が見た情景をキルバーンに伝えたり、不思議な粉をかけて彼の傷を治癒など、主に彼のサポートを行っている。
(一度だけ、負傷したハドラーに回復呪文を使ったことがある)

ただの一つ目ピエロとは思えないような高度な呪文が使えたり、時折邪悪な本性を垣間見せるなど、ただの使い魔とは思えない行動を垣間見せる。

だが、純粋に『キルバーンを助けて欲しい』とアバンに懇願したことがあるが それを利用してアバンを始末しようとするも失敗に終わってしまい最愛の友を失い落胆してしまった。



関連タグ

ダイの大冒険 キルバーン 使い魔




















































































    【警告】これより先、この道化師の正体が記載されているため閲覧に注意されたし




























正体
























ピロロ


「そう・・・僕が、本当のキルバーンさ・・・」





「キルバーン」をいくら攻撃しても死なないのは当然で、実際にキルバーンと思われていた死神(人形)を動かしていたのはピロロであった。わかりやすく説明すると「腹話術師の逆バージョン」である。人形が本物を演じ、本物が使い魔を演じていたのだ
ピロロは周囲からただの弱い使い魔と思われていたが故にダイたちの標的になる事なく、本体だとは誰も気が付かなかったのである。

正体を明かすときのシーンは、一見すると最後の最後で取ってつけたかのように見えるのだが、正体を知った上で読み返してみるとそれらしい伏線がちらほらとあったりする。この伏線の張り方だが、異なる解釈ができる余地を残しているため、伏線と断定できないのが巧妙。
登場人物はもとより、読者にすら正体を悟られないあたりは相当な演技派である。あるいは、人工的な人格によって擬似的に自我をある程度持たせていたのかもしれない。

もちろん魔王軍のメンバーたちにも一切正体は気づかれておらず、親友となっていたミストバーンを完全に騙していたことを考えると、死神としての活動などほんの序の口と言えるほどの策略家である。大魔王バーンも「キルは死んだぞ」とヴェルザーに言い放っているので、バーンをも騙していたわけである。

おまけに、いくら「キルバーン」の方が多少の攻撃を受けても死なないとはいえ、使い魔のふりをしている自分まで巻き込みかねない一撃を繰り出せる猛者が何名も登場する今作で、ふてぶてしく演技をし続ける精神力まで持ち合わせている。
下記のように、支障が出そうになった際に対処した時の行動も、あくまで使い魔が咄嗟に行った応急手当に見えてしまう辺り、なかなかの曲者といえる。


当然、死神ボディは人形なので損傷してもまったく平気なのは当前で、壊れても換えの四肢で修復すれば何度でも使える上、戦闘力も高いザボエラ超魔ゾンビも真っ青の「傷ついても痛くもかゆくもない」兵器である。
アバンが「対等の相手と戦ったときに必殺の気迫が感じられない」と思うのも生物じゃないのだから当前と言える。

だが、死神ボディもまた、これまで挙げた戦闘・暗殺能力以外に、本当の恐ろしい能力を隠し持っていた。それがハドラーにも埋め込まれ、ピラァ・オブ・バーンにも仕掛けられていた、魔力で作動する破壊爆弾黒の核晶である。
もしもの時はこれを使いバーンを始末するつもりであり、「キルバーン」という名前はジョークでも脅しでもなかったわけである。

あのバーンをして「さしもの余も残酷さだけはお前には及ばん」と言わしめた更なる本性であった。通常の「核晶」と異なり体内に流れるマグマが冷気をはじく為、凍結させて停止させられない。
余談だが、このマグマが血液というのも生物じゃないのだから真っ赤な嘘なのだが、動力源であることは事実でありマシンである死神ボディにとっては実質的な血液(オイル)に相当している。


こうした活動をするためにやってきたそもそもの理由は、彼が仕えていた冥竜王ヴェルザーの本心によるもの。大魔王が「地上を消滅させて魔界に太陽の光を照らす」のを目的としていたのに対し、ヴェルザーは「魔界も地上も欲していた」
キルバーン曰く「ドラゴンらしくない、まるで人間のように欲深い」とのことで、バーンが地上を壊滅させることを知ったことでそれを阻止して地上をも手に入れようと動き出した。
ヴェルザーは結果的に封印されたが、それでも諦めることなく、地上入手の敵であるバーンを監視するために刺客を送りこんだのが、キルバーンなのである。

「キルバーン」はあくまで暗号名であり、ピロロはそのまま彼の本名である可能性が高い(残酷さと知略からヴェルザーに刺客として見込まれたとはいえ、肉体そのものは脆弱な一つ目ピエロが偽名を必要とする程注目されているとは思えない)。


そんな「真・キルバーン」とも言うべきピロロにも、完全に騙しきることができなかった相手がいる。
そう、ダイ達である。何故か? 簡単だ。

すでに書かれている通り、自らペラペラと正体を明かし、目的まで白状したからだ。

それは、暗殺者にとって最もやってはならないことであり、相手に止めを刺していないのに勝利を確信してしまうわかりやすい死亡フラグを立ててしまったことを意味する。
しかも真相まで洗いざらい話してしまい、今度こそ自身が標的にされる。その結果は···あまりにもあっけない瞬殺。「使い魔ピロロとしての戦闘力の弱さ」だけは、演技ではなかったのである。
黒の核晶を作動させて逃げ帰る刹那、アバンが投げたフェザーによって動きを封じられ、マァムに裂光拳を喰らい即死という呆気ない最期であった。

作動させた「黒の核晶」もダイの自己犠牲により、彼一人だけを道連れにするという結末を迎える。


ただ自身の計画を命ごと台無しにだけの無意味な行動に見えるこのネタ晴らしだが、その一方でこの暴露がダイ達に大きな絶望感を与えたことは事実である。
彼がその気であれば、密かに「黒の核晶」を作動させてダイたちを殺すことは容易だった。あえてしなかったのは、勇者達を絶望させることを望んでいたからだ。

「相手を罠にはめる死神」としての嗜虐心が、皮肉にも「相手に自分の存在を悟らせず暗殺する死神」としての矜恃を裏切ってしまったわけである。





【如何にして正体が伏せられていたのか?】
物語終盤で正体が明かされているが、初登場時からその伏線は原作者三条陸氏の手によって巧妙に組まれていた。 中でもバーンパレスでのアバンとの決闘後に帰還してきた彼を回復させようとするが回復しないことを知った時の『ダメだ・・・・もう【直らない!!】』という台詞が大きな鍵となっている。

ジャンプ連載当時「誤字じゃないんですか?」という質問が多くよせられたことがあり、その時に三条氏は『いえ、これでいいんですよ。大事な意味があるんです、最後まで楽しみにしていてくださいね!』とコメントしたという・・・※しかし、文庫版では「直す」が「治す」に変換されてしまっている。(なんということだ

【真関連タグ】

百地乱破こちらも同じ少年ジャンプで連載された 手下が本体繋がり なお、乱破が使う人形は彼と違ってほとんど武器みたいな人形である。

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